「福利厚生日本一」を目指す働きやすい環境で、企業の課題を解決するコンサルタント集団
＜３つの特徴＞
●事業内容：保険を核に企業・個人をコンサルティング
●働く環境：社員のために充実した福利厚生制度を導入
●育成制度：新卒者は入社時研修とOJTでじっくりと育成
保険及び未上場会社の自社株コンサルタントとして、2,500社と取引
1990年設立のビジコンネクストは、保険の自由化が始まった1990年代後半から他社に先駆けて保険コンサルティング業をスタートさせた。
近年では、複数の保険会社の商品の中から、最適なものを選んで提案し、個人向けや企業向けにコンサルティング業を展開している企業は多いが、同社はその草分け的存在といえる。その後、同社は未上場会社の自社株コンサルティングも手掛けはじめ、現在は主力事業に成長しているという。
例えば、ある未上場企業のオーナー社長が代替わりをする際、上場企業とは異なり証券取引所を通した株の売買ができないことから、莫大な相続税などが発生する場合がある。そうした問題を解決し、未上場会社がスムーズに事業承継できるようにコンサルティングしていく。この分野にも同業他社は存在するが、保険と未上場会社コンサルティングの両方を展開しているのが同社の特徴であり、それが大きな強みとなっている。
「現在では全体売上げの８割以上が法人のお客様です。おかげで関東エリアを中心に、2,500社とお取引させていただいています」（根本社長）
未上場会社の株の取扱いは、事業承継に直結するため課題とする経営者は多い。そこで、同社は自社のセミナールームを使い、月１回の頻度で企業向けの無料セミナーを開催している。経営者の関心は高く、募集を開始するとすぐに満席になるという。
そんな同社には、様々な経営課題についての相談があり、最近はM&A（企業の合併・買収）に関する話題が増えてきているという。
「保険と未上場会社の株のコンサルティングを２本の柱に事業展開しており、その柱を強固なものにしていくのが基本的方針です。ただ、お客様からの要望に応えるというのも、当社のモットーですので、今後、M&Aコンサルティングを手掛けていくための準備を進めています」（根本社長）
社員は家族同様。生涯幸せでいられるような福利厚生制度を導入
「福利厚生日本一企業」を目指す同社は、社員の幸せを何より大切に考えている。それを端的に表す制度が、会社負担で全社員が加入する「長期所得補償保険」。病気などで就労不可能になった場合にも月収の８割を65歳まで支払うもので、安心して業務に取り組める。
また、住宅手当制度があり、30歳までの世帯主には家賃の30％（上限３万円）を支給するほか、初回入居時の引っ越し費用を最大10万円補助している。
「地方出身なので制度を利用していますが、とても助かっています」（入社３年目、企業コンサルティングチーム事業承継担当の石川さん）
さらに、年齢・性別関係なく能力を重視する同社では、社員の約４割が女性。部長以上の管理職は半数以上が女性であり、役員も５割を女性が占めている。産前産後休業・育児休業の利用者も多く、復職率は100％。本人の意向に沿って柔軟な働き方が可能という。
「私は、産前産後休業・育児休業を２回利用しています。子どもの成長に合わせて、勤務時間を徐々に延長してきました。制度はどんどん活用するという考えが浸透しており、ストレスなく仕事をしています」（入社19年目、営業サポート部の渡邊課長）
保険や経営課題など コンサルティング知識をじっくりと学べる体制
同社の新卒社員は、様々な研修を通し１年以上かけてじっくりと成長していくことができる。１年目には、オリジナルコンテンツやｅラーニングによる研修を受講しつつ、保険募集人の資格を全員が取得。その後は、先輩社員に付いてOJTで実践的に仕事を学んでいく。
また、営業系に配属された社員は毎月１回「成功事例発表」に参加する。諸先輩たちの案件事例から様々な知識を学ぶとともに、顧客の課題解決を目指す姿勢を身に付けていくという。
さらに、資格取得も奨励しており、取得時には支援金が付与される。
「今までに２級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格などを取得しています。現在は企業の事業承継を担当しているため、今後は簿記１級の取得を目指して勉強を続けていきます」（石川さん）
当社の自己PR
中小企業でコンサルタントとして働く魅力は、お客様である様々な経営者と直に接することができることです。多くの経営者や当社の先輩社員に教えを受けながら、日々仕事をしています。そして、当社の魅力は何といっても豊富な福利厚生制度です。これだけ社員のことを考えている会社は、なかなかないと思います。（石川さん）
●第28号 (2022年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。
