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キャスレーコンサルティング株式会社

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柔軟な働き方で社員を後押し。社会を支える システム開発で「社会課題」の解決に挑む

柔軟な働き方で社員を後押し。社会を支える システム開発で「社会課題」の解決に挑む

社会のインフラを支える情報システムから、アプリ、海外向けウェブサイトの開発までを手掛けるキャスレーコンサルティング。その原点にあるのは「社会課題を解決する」という企業理念。理念に共感して集まった社員たちは「困っている人を助けたい」という思いを一つに、意欲的に業務に取り組んでいる。

システム開発を通して 社会インフラを支える

 「社会課題を解決する」という企業理念を掲げるキャスレーコンサルティング。高い技術力で金融・通信業、官公庁向けの社会インフラを支えるシステムの開発をはじめ、保育士の業務を軽減させるアプリ、トラックの過積載を検知し事故を予防するシステム、更には開発途上国の貧困問題解決のために途上国の若者向けの仕事情報を提供するウェブサイトなど、社会に貢献するような意義のあるプロジェクトを数多く手掛けてきた。
 「100年続く企業経営を考えたときに、社会に価値をもたらし、貢献できる企業でないとこれからの時代を生き残っていけないと考えています。また、仕事のやりがいという面でも、自分たちの技術で世の中にある問題を解決したり、困っている人々の助けになったりすることで大きな喜びとやりがいを得るというのをモットーとしています」と砂川社長は語る。
世の中にある問題を自分たちの技術力で解決し、人々に喜ばれ、それをモチベーションにしていくという考え方は、社風にもしっかり根付いているという。
 「『隣の困っている人を助けよう』が当社のモットー。忙しそうにしている社員がいると同僚はもとより、上司も進んでサポートしますし、社内制度の改善にも多くの社員が積極的に声を挙げるなど、良好な職場環境づくりにも大いに影響しています」

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CSV(Creating Shared Value:共益価値の創 造)という概念を経営の理念に掲げる砂川社長

400以上のプログラムで 知識やスキルを伸ばす

 企業理念に共感し同社を志望した社員も多い。入社6年目を迎えるCSVIT事業部の青木さんもその一人。
 「途上国支援に携わる仕事がしたいと思い就職活動をしていたところ、当社の存在を知り、ここなら自分のやりたかったことが実現できると思いました」
 現在はプロジェクトリーダーとして、中小企業の経営戦略支援システムの開発に携わっている。
 「自分が設計したものがカタチになり、そのサービスによって多くの人が喜んでくれることに、この上ないやりがいを感じます」
 文系学部出身という青木さんは、エンジニアとしてのスキルは全て入社後に学んだという。同社では、業務で必要となる知識やスキルを学べる「キャスレーユニバーシティー」を開講。外部の講習に加え、社員自らが講師を務めてノウハウなどを伝授する講座もあり、プログラム数は400種類を超える。ビジネスマナー、ITスキル、教養講座など、新人から管理職まで自分に合ったコンテンツを受講できる。
入社5年目でCSVIT事業部に所属する石井さんは研修の効果を語る。
 「管理職になり、初めて部下を持つことに不安がありましたが、『キャスレーユニバーシティー』で、部下とのコミュニケーションの取り方やチームとしての目標の立て方を学び、不安を解消して自信を持って臨むことができました」

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本社のオフィス風景。本社勤務ほか、顧客先で業務に従事するエンジニアも多い

柔軟な働き方で 社員の多様性を尊重

 同社ではフレックスタイム制を創業当時から取り入れている。コアタイムの11時~16時を除いて、自分の生活スタイルに合わせて自由に出社・退社時間を決められると社員に好評。また、スニーカーなどカジュアルな服装で働けるWalkBiz制度なども実施している。
 「新入社員の時から制度を活用し、自分のスタイルに合わせて働いています。服装が自由なのも嬉しいです」と話すのは、CSVBD事業部2年目の上原さん。
更に柔軟な働き方を追求する同社。例えば、社員の声を募り、様々な案を検討した結果、「基本型」「安定型」「プロ型」「時短型」「副業型」の5種類の働き方から選択できる制度をスタートしている。
 「家庭を重視したいという人もいれば、もっと仕事をこなしてスキルを高めたい人もいるなど、働き方は社員一人ひとり異なります。多様なニーズに合わせ男女かかわらず働きやすい環境にしていきたいと考えています」(砂川社長)

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「初めて担当したサービスがリリースされ、お客様の声が届いた時が嬉しかった」と語る上原さん

ここがポイント!働くやりがい!

社員一人ひとりの問題意識が新しいサービスを生む原動力に
 同社では自ら社会課題を見付け、同じ課題意識を持つ人同士が部署の垣根を越えて集まり、その解決法を探っていくタスクチームが多数活動している。課題を解決するということは、簡単にできることではない。チームで議論を重ね、ときには社外に出てヒアリングを行うこともある。社会を変えたいという意識を持った社員自らの問題意識が新たなビジネスへのアイデアにつながり、社員のやりがいの源泉となっている。

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働きやすい職場づくりに取り組み、多くの表彰を受けている

●第18号 (2019年9月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
キャスレーコンサルティング株式会社
設立・創業年
設立年 2013年1月
資本金
3,200万円
代表者名
代表取締役社長 砂川 和雅
従業員数
146名(内、女性従業員数26名)
所在地
150-6031 東京都渋谷区恵比寿4-20-3  恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
TEL
03-6409-6363