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株式会社三恵クリエス

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「時代」と「人」の変化に応えながらアプリ開発の先駆者として成長を続ける

柔軟な制度や育成で社員の成長を促すストーリー
「時代」と「人」の変化に応えながらアプリ開発の先駆者として成長を続ける

三恵クリエスは、業務用ウェブシステムやスマホアプリ開発の分野で実績を積み上げてきた。2016年には「働き方制度の改善」も含む7年間の行動計画を策定した。日々畑を耕すように、あくまで地道な方法論で、「やれることから」改革を続けている。今後は新たな強みとしてDX支援施策や自社サービス、仮設検証アジャイルなどに挑戦し、より本質的な価値をお客様に提供できる企業を目指していく。

スマホアプリ開発を黎明期から手掛ける

 創業時は健康食品の事業からスタートした三恵クリエス。第二の柱としてシステム開発を立ち上げ、2000年の経営者の交代を機に健康食品部門を売却し、システム開発を主力事業として再出発した。
 特にスマホアプリの開発には、最初期から取り組んできた。業務用アプリを多数開発してきた同社は、現在では業界の草分け的存在となり、先端技術研究会による「スマホ・IoT・XRリーディングカンパニー100」にも選ばれている。
 中途で入社し、代表取締役となった木幡社長は、「同業他社がたくさんある中で、少ない人数でも十分に戦うことができ、会社の看板となるような強みを創るための選択でした」と当時を振り返る。

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「改善はコツコツと。できるころから手掛けて、徐々に大きくしていきます」(木幡社長)

事業も制度も柔軟に、「現状」から未来を変えていく

 時代の変化を捉えながら業種の転換を実行した同社は、会社制度の構築・改善においても柔軟だ。例えば、産前産後休業や育児休業、復帰後の短時間勤務制度、テレワークなどの制度は、利用者第1号となった社員の意見を聞きながら改善していった。せっかく制度を用意しても、使いにくいものでは意味がなくなってしまう。手探りではあるが、だからこそ、社員の現状にマッチした制度をコツコツと作り上げられていった。
 「これまでは、短時間勤務やテレワークなどは育児や介護など何らかの事情がある人が活用するもの…といったイメージが社内にありましたが、利用する社員を限定する必要はないのではないでしょうか。実際の運用の中で効果を見ながら利用範囲を拡大していきたいと考えています」(木幡社長)
 そのほかにも、年間40時間までは時間単位で有給休暇がとれる制度、参観日休暇、教育研修休暇など休暇制度も充実。「しっかり働き、しっかり休める」会社と言えるだろう。

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清潔で明るい社内。メッセージボードにも、「人」への温かい思いが見られる

個々の特性や進度に沿った研修で育成

 システムやスマホアプリの開発を主力とする同社だが、入社する社員は、情報システムの知識や経験を持つ者に限るわけではない。そのため、特に新卒入社の社員に対しては、きめ細かな研修を行っている。内定者時代には各自「4月の入社時点での到達目標」を設定し、エンジニア社員による目標設定/学習のフォローを行っている。
 また、新人研修においては知識面/意識面の両方を高めることで、配属後により成長できる仕事につき、成果につながる行動ができるようサポートしている。
 入社後には外部の研修機関で、ビジネスマナーやプログラミング技術を学び、例年、新入社員に好評だ。実際、入社3年目、ビジネスソリューション事業部の久浦さんは、実技研修で多くのことを学べたと言う。研修期間中に、基礎的な部分をみっちりと学ぶ新入社員もいれば、一通り習得した上で、更に上のレベルにまで達するメンバーもいる。このように、それぞれの習熟度や進度に応じたほぼ個別に近い研修が受けられるのが、受講者の満足度が高い理由だ。

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「分からないことはすぐ調べること。悩み過ぎないことも大切」と話す久浦さん

何でも相談できる風土に助けられながら成長を実感できる

 入社5年目、同事業部の渡辺さんは文系出身だが同社の柔和な社風にひかれ、プログラマーとして入社することを決めた。面接時に受けた印象は、入社後も変わらなかったと話してくれた。
 中途入社の社員にはOJTを中心に、それぞれの経験に応じた研修を実施する。このように会社の制度も手厚いが、分からないことや困ったことをすぐに相談できる雰囲気にいつも助けられていると渡辺さんが話すと、「もちろん充実した制度というのも非常ありがたいですが、毎日の仕事の中では、話しやすい、相談しやすい雰囲気に助けられている部分が大きいと感じています」と、久浦さんも同意した。
 時代の要請、一人ひとりの社員のニーズに丁寧に応え、結果を出す。その繰り返しが、人も会社も確実に伸び続けている秘訣かもしれない。

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渡辺さんは、「チームの良さを生かしつつ、いずれ『自分なりの』仕事ができるようになりたい」と言う

ハツタロー・ケンジロー・なびでんちゃんのもっと知りたい!

多彩な行事や部活動による盛んな社員交流
 バーベキューや社内での流しそうめん、社員旅行など会社行事が活発です。客先に常駐する社員も多い中、親睦の良い機会になっています。また、社員の誕生日には、会社からプレゼントが贈られます。プレゼントは同じユニットの仲間が選び、誕生会を行うことも。
 そのほか、フットサルや読書会など、様々な部活動もあります。読書会は仕事に関連するものに限定せず、マンガが課題図書となった回もあって、盛り上がっています。社長が参加する場合もありますが、あくまで社員が自発的に行う活動に、会社が部費等の補助を行うので、自由度が高いですね。
 コロナ禍である現在は集合でのイベントはなかなか難しいものの、オンラインのクイズ大会などを開催し、部署を超えた交流を促すことで、困った時にお互いに助け合える文化の促進を目指しています。(コーポレート部 櫻井さん)


<本ページの内容は2021年1月時点の情報です>

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2019年の社員旅行。アクティブ派も室内派も楽しめるよう体験プログラムを分けている
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忘年会ならぬ"望年会"では、景品付きのレクで毎年盛り上がる

●第16号 (2019年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
株式会社三恵クリエス
設立・創業年
1991年7月
資本金
1,000万円
代表者名
代表取締役社長 木幡 勝弘
従業員数
61名(内、女性従業員数17名) ※2020年6月末時点
所在地
153-0043 東京都目黒区東山3-15-1出光池尻ビル4階
TEL
03-6412-8911
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