知識や教養を深める多様な研修とサポート体制で、こだわり抜いた紅茶を提供
「おいしい紅茶をたのしく」を信念に、茶葉選びからパッケージデザインまで、全てに妥協を許さない製品づくりを追求し、7店舗の紅茶専門店を展開するカレルチャペック。紅茶の知識や教養を深める資格取得支援制度など、紅茶のプロとして自主的に成長できるようサポートしている。
日本から世界へ大きなビジョンを掲げる
鮮度にこだわった薫り高い紅茶で女性を中心に人気を集めるカレルチャペック紅茶店。旬の時期にスリランカの茶園で茶葉を選定し、確かな目利きと品質で顧客を魅了している。茶菓子やジャム、マグカップ、絵本なども手掛け、更に有名キャラクターとのコラボレーション商品も店頭に並ぶ。
創業32年の歴史を築き上げ、今後は世界へも目を向けているという。
「日本から世界へ『紅茶の本当のおいしさとたのしさ』を提案していきたい」と、山田社長は抱負を語る。
その全ての起点はお客様にあるという考えから、2019年11月には店舗部門、EC運営部門、百貨店等へ商品を提案する卸部門、企画・デザイン部門などの垣根を取り払ったブランドクリエイト部・アクションクリエイト部を新設。各部門から多様な考え方を持ち寄り、「お客様目線で何ができるのか」を考え、意見やアイデア、事例を共有し合っているという。
「味覚のトレンドは常に変化しますから、作り手の私たちもアップデートしていくことが大切。そのために、社員それぞれの感性やスキル、アイデアを全社で横展開し、皆で成長を目指しています」（山田社長）
紅茶に関する資格取得支援 スリランカ研修も実施
新人教育を担当する入社４年目、アクションクリエイト部の松下さんは、常にお客様目線を意識し、実際に店舗でお客様と接して気付いたことを教育に取り入れているという。
「当社には日頃から店舗と本社の垣根がありません。社員全員が積極的に知識や教養を深めていて、ティーアドバイザーなどの資格取得は、会社の費用負担でチャレンジできます。今後は、絵本・デザイン勉強会、紅茶の知識・文化講座、フードペアリング講座などの研修も一層充実させて、お客様への提案や紅茶づくりに役立てたいです」（松下さん）
更に、選抜された入社３年以内の社員は、スリランカ研修に参加できる。仕入れ茶葉を決定する重要なシーンに立ち会う一方で、五つ星ホテルや世界遺産を巡る。お客様に紅茶とその背景をリアルに伝えるための体験だという。
「茶葉がどのように育まれているのか、現地だからこそ得られる知識を身に付けたいです」（入社１年目、ブランドクリエイト部の吉里さん）
子育て支援を手厚く整え、「休みやすい仕組み」も導入
「社長、副社長をはじめ、育児と両立してキャリアを重ねる先輩がたくさんいます。皆さんを目標にライフプランを立てていきたいです」（松下さん）
「子育てが大変な時期にも無理なく仕事と両立できる会社でありたい」という山田社長の考えのもと、短時間務制度等の利用はもちろん、子どもの学校行事などの際には気兼ねなく有給休暇を取得し、家族との時間を楽しめる風土が育まれている。有給休暇の取得にはスマートフォンのアプリ上で簡単に申請できる仕組みも取り入れているという。
「申請すればすぐに承認を得られるので、『休みを取りづらい』という雰囲気とは無縁です。また、当社には誕生日休暇もあり、自分の誕生日はもちろん、パートナーや子どもの誕生月にも休みを取得できます。私も家族ができればどんどん利用していくつもりです」（吉里さん）
上司や先輩との距離が近く、個人の成長を考えてくれる社風も魅力と吉里さんは話す。サンクスカードのやり取りで日頃から感謝を伝え合い、懇親会や食事会を通じた交流も活発だという。
「私たちの紅茶を世界中で楽しんでもらうというビジョンに向かって、お互いに高め合っていける環境です。困難があっても皆で乗り越え、それぞれが輝ける役割を見付けていってほしいと思っています」（山田社長）
ここがポイント！働くやりがい！
全ての役割が「おいしい紅茶をたのしく」につながる！ 紅茶のメーカーであり、紅茶専門店やEC店舗も手掛ける同社には、店舗運営、卸営業、商品企画、デザイン、物流、管理部門など、活躍フィールドが多彩。入社４年目ながら店舗運営、卸営業、新人教育を担ってきた松下さんのように、早くからチャンスを与えられ、幅広い経験を重ねることができる。「紅茶の本当のおいしさとたのしさをより多くの人へ広めていく」という目標がはっきりしているため、社員それぞれが自らの役割・ポジションで信念を持って仕事に取り組んでいる。
●第20号 (2020年3月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。
