社員が生き生き働ける環境を作り、お客様が素肌に自信を持てるようサポート
洗顔料や保湿クリームなどのスキンケア商品を全国に届けているLIGUNA。子育て世代を応援する制度を充実させ、仕事と家庭の両立をサポート。更に、社員から上がった新しいアイデアや発想は、実現に向けて会社ぐるみで応援することで、自ら考え行動する社員を育成している。
スキンケア商品の販売などでお客様の美を創造する
「すはだでお出かけ」をコンセプトにしたスキンケア商品の企画開発から製造、通信販売までトータルに手掛けているLIGUNA。スキンケアだけでなく、肌のためになる「食」を提案する食堂「はだめし」の運営や、屋久島での精油抽出など、本質的な「美」を創造する事業を展開している。
「LIGUNA」はラテン語で“木”という意味があり、木が集まって森になるように、一人ひとりの社員が集まってできる森のような会社を作りたいと考えて命名したという。
同社は2019年12月に、ＪＲ東小金井駅近くに完成した新社屋「LIGUNA /０」に移転。この建物は本社機能のみならず、フロアの一部をお客様に開放して、商品に実際に触れてもらい、更にそこで働く社員の様子も見てもらえるスペースとして活用していくという。
同社の理念は「楽しく、よろしく、傍楽（はたら）いて、三方よし」というもの。顧客のためを思った提案や、自身の働きやすさの改善など、社員が考えたことに対して、経営陣は否定せず、「まずはやってみよう」という方針を表しているという。
男性の育児休業取得促進や副業制度なども導入
同社では、多くの社員が子育てと仕事を両立している。産前産後休業や育児休業、時短勤務制度の利用はもちろん、在宅勤務制度の導入など、家庭の事情に合わせて柔軟に働ける制度が充実している。
入社９年目、プロジェクト推進チームの男性社員は４年前、妻の出産に伴い１カ月の育児休業を取得。会社も「当然」という雰囲気で後押ししてくれたと振り返る。同僚でもある妻は、産前産後休業、育児休業を取得後、復帰。その後は夫婦で時短勤務制度を利用し、出産後の一番大変な時期を乗り越えたと話す。
「最初は妻が６時間の時短勤務になり、通常勤務に戻ったタイミングで、私が子育てを担当できるよう、半年間６時間の時短勤務になりました」
そう話す男性社員は、現在は在宅勤務制度を利用しており、週に２日出社、２日自宅で仕事、あと１日は個人事業主として、会社以外の顧客からの仕事を受けている。
「副業が許可されているので、このワークスタイルになりましたが、自分には合っていると感じています。会社とは違う副業での経験は、本業にもプラスになっています」
自ら考える社員を抜擢し伸ばしていく社風
入社２年目、すはだトレーナーチームの益田さんが現在の業務を任されることになったきっかけは、「やりたい」と手を上げたことだったという。
「以前、コールセンターでお客様に商品の説明をしていたのですが、うまく伝わらず悩んでいました。対面して説明したいと思い会社に希望したところ願いが叶い、『すはだの学校』というイベントに参加することで実現できました。今は講師としてスキンケアのポイントを伝えています」
地方のお客様から「すはだの学校」を開催してほしいという声も寄せられるといい、出張してお客様の元に出向くこともあると話す。
スキンケアの知識は入社してから学んだという益田さん。先輩に質問すると答えの代わりに「あなたならどうする？」という質問が返ってきたと振り返る。
「今思うと、私に考えさせるための質問でした。おかげで自分がいかに考えずに答えを求めていたか気付きました」（益田さん）
何をするにも自分で考える習慣がつき、成長につながっていることを実感しているという。
ここがポイント！働くやりがい！
自分の働きたいスタイルが実現できる スキンケアの製造だけでなく、お客様の生活習慣の改善を提案することで、本当の「美」を追及し続ける同社には、自ら考え、まずはやってみるという文化が根付いている。それぞれのライフスタイルに合わせた働き方を自ら選択し、自分の望むスタイルで働きながら、お客様が生き生きと暮らす姿を追求する。それはどの職種であっても同じように目指すところであり、その結果お客様の喜びに触れられたときがモチベーションにつながるという。
●第20号 (2020年3月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。
