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城南地区 株式会社エム・フィールド

株式会社エム・フィールド 人との繋がりを大切にするIT企業。その信念が働きやすい職場を作る

株式会社エム・フィールド

人との繋がりを大切にするIT企業。その信念が働きやすい職場を作る

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東京カイシャハッケン伝!企業
城南地区

株式会社エム・フィールド

人との繋がりを大切にするIT企業。その信念が働きやすい職場を作る

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若手社員の生き生き活躍ストーリー
人との繋がりを大切にするIT企業。その信念が働きやすい職場を作る

 システム開発やHP制作だけでなく自社サービスも展開するエム・フィールド。IT企業というとパソコン作業がメインというイメージがあるが、「何を創るかより誰と創るか」をモットーに人との繋がりを大切にしているという。

社員が帰ってこられる場所を作りたい

 エム・フィールドはアウトソーシング、受託開発、自社サービスという三つの柱で事業展開している。アウトソーシング事業は、大手携帯電話通信会社のマーケティングサポートや銀行系のシステム開発などを行っている。受託開発では業種問わず、様々な会社のシステムやHPの制作を請け負い、自社サービスでは、スマートフォンのデジタルスタンプサービスであるHiTAPを展開している。スタンプについて具体的にいうと、例えば飲食店などのスタンプカードは肝心なときに持っていなかったりするものだが、HiTAPであればスマートフォンさえ持っていればスタンプをためられるという優れもの。他にも鉄道のスタンプラリーや遊園地のチケット認証などにも活用されている。こうした自社サービスをスタートさせたのは2014年のこと。また2010年より案件を社内に持ち帰って開発する受託開発を始めたことで、お客様の新たな要望に応えつつビジネスの幅を広げてきたと依田朗社長は振り返る。
 「私自身2003年に入社してからしばらくは、顧客先である携帯電話通信会社で仕事をしていました。今では当然のようにできることですが、在庫管理システムを携帯でも見られるようにしようとか、携帯に連絡網システムを導入しようといったソリューション営業をしていました。丁度、携帯電話のIP接続サービスが盛り上がっていた時期だったのでやりがいを持って仕事に取り組めていました。顧客先で仕事をしていると最先端の仕事に触れることができるメリットがある一方で帰属意識や団結力が希薄になるデメリットもあります。帰属意識を高めるための施策を地道に行いつつ、社員が帰ってこられる場所も作りたくて、社内で作業をする受託開発や自社サービスといった事業も展開するようになりました」
 新事業を展開することで、人との繋がりを大切にする社風が強まった。それを日々実感していると話すのは入社2年目、エンジニアリングソリューション部でシステム開発をしている牧野宏江さんだ。

body1-1.jpg幅広い事業内容について語る依田朗社長

先輩たちが気にかけてくれる職場

 システムエンジニアというと、学生のころからプログラミングを勉強していたとか、そうでなくとも理系の学部出身といったイメージがあるが、牧野さんは社会学部出身だ。パソコンスキルは所属していたサークルのHPを更新していた程度で、プログラミングは未経験。それでも、エンジニアの仕事に興味を持ち入社したというチャレンジ精神の持ち主。
 「ITの専門学校を卒業していたり、学生時代からプログラミングをしてきたという同期に囲まれていましたから、ついていけるのか正直不安はありました。その不安が少しずつ解消されていったのは3か月間の新入社員外部研修があったからですね」
 この研修ではHTMLやCSS、Javaの基本といった、いわばエンジニアのファーストステップを学べる他、ビジネスマナーも身につけられた。
 「最初は何を言われているのかも分からない状態だったんですが、他社からも未経験の新入社員が集まってきていたので、互いの知識を持ち寄って、色々と教え合ったりしていました。楽しく学んでいるうちにプログラミングに対する抵抗感は薄れていきましたね」
 研修後は銀行のシステム開発などを行うエンジニアリングソリューション部に配属された。現在は市場の価格変動リスクを管理するシステムを開発しているという。
 「研修後もOJT制度があるので先輩がマンツーマンで教えてくれます。業務が終わった後に『今日は分からないことはなかった?』と声を掛けたりしてくれるので、すごく働きやすい環境だなと思います」
 目標は顧客からぜひ牧野さんにお願いしたいと頼られるようなエンジニア、と目を輝かせる。

body2-1.jpg未経験でも新人研修とOJTで仕事を覚えていけると話す牧野宏江さん

頑張れば会社が評価してくれる

 同社に在籍している社員の平均年齢は34歳。いわゆる、若手社員がコア層になる。エンジニアリングソリューション部、入社3年目の畠中悠希さんもその一人だ。現在は顧客先に常駐して、銀行の出資業務を管理するシステムや、融資業務の金利計算を行うシステムの開発から運用、保守までを行っている。
 「もともとチーム一丸となって何かを作ることがしたくてIT企業を選びました。一口に“ものづくり”といっても様々な工程がありますが、今携わっている現場は、ユーザー様の要件を聞くところから、開発が終わった後の運用や保守までワンストップで行っているので、ユーザーと非常に近い目線でものづくりができるんです。自分たちで作ったものが、ユーザーの業務にどれほどのインパクトがあったかも直接感じることができるので、苦労して作ったかいがあったなと嬉しくなりますね」
 顧客先にいることが多いとはいえ、牧野さんと同じように人を大切にする会社というのをしっかり実感できていると喜ぶ。
 「当社では月に1回のペースで部署のみんなが集まる部会や課会があるので、そこで現場の違うメンバーとも情報交換や技術的な相談ができます。他にも業務に役立つ社内勉強会もあったりして、社員同士の繋がりを大切にする取組を積極的にやってくれていると感じます」
 勉強会の他にも様々な資格取得のための制度がある。例えば、「Webシステムコース」「業務システムコース」「Webデザインコース」など自分の業務に合ったコースを選択し、設定された条件をクリアすれば毎月、資格手当が支給されるというのもある。こうした制度からも社員を大切にする会社の姿勢がうかがえる。
 社を挙げての応援を背に、今後もスキルアップしていき、ゆくゆくは一つのプロジェクトを任せてもらえるマネージャーになりたいと話す畠中さん。自分の仕事を終えると、他の人のサポートに回るなど、積極的に仕事をこなしてきた。
 「上司がちゃんと見ていてくれて、保守のリーダーを任せてもらえました。3年目といったらまだまだ若手ですが、責任ある仕事を任せてもらえるのは良い経験になるに違いありませんし、モチベーションが上がりますね」

body3-1.jpg仕事をこなす畠中悠希さん。その目は真剣そのものだ

編集部メモ

大切なのはこれからの自分


 「就職活動が大変というのは私も分かっていますが、これほど自分の将来について考える時期はありません。内定を貰えなくて落ち込んでしまうこともあると思いますが、大切なのは今の自分の評価ではなくて、これから自分がどうなりたいのかということです。ぜひ、色々な人に会ってたくさんのものを吸収してください。また、一つの自己成長の場と考えて、前向きに頑張ってください」
 社という枠組みを超えたこの言葉、多くの就活生に届けたい。

edit-1.jpgHiTAPのサイト画面と専用スタンプ。スタンプカードの電子化という画期的なサービスは今後も様々な分野で活用されるに違いないedit-2.jpgエム・フィールドの企業理念は「信頼をカタチに」。技術だけでなく人との信頼関係を大切にする姿勢を表している
  • 社名:株式会社エム・フィールド
  • 設立年・創業年:設立年 2001年
  • 資本金:5,000万円
  • 代表者名:代表取締役社長 依田 朗
  • 従業員数:172名(内、女性従業員数41名)
  • 所在地:141-0022 東京都品川区東五反田 2-7-18 SOWA五反田ビル 4階
  • TEL:03-6450-3971
  • URL:http://www.m-field.co.jp
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください