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株式会社ミラクルソリューション

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世界最高の技術者集団を目指し 育成支援とチーム制で社員の成長を促す

創造的な仕事に成長の支えを得ながら携われるストーリー
世界最高の技術者集団を目指し 育成支援とチーム制で社員の成長を促す

数あるIT 企業の中でも、クラウドインテグレータ※としてサービスを提供するミラクルソリューション。プロ中のプロだからこそ、技術の高さにこだわり、社員の成長や社員同士のコミュニケーション活発化への支援を手厚く行う。働きやすさを強みに、新卒採用にも力を入れ、2年後までに、社員倍増を狙う勢いだ。

※ システムやクラウドの設計・開発を請け負う企業

設立時から人材育成に注力 充実の教育制度で永続的貢献を


 「エンジニアのエンジニアによる、エンジニアのための会社」―企業の情報システムの構築を主として請け負うミラクルソリューションの方針だ。エンジニア出身の長岡社長が、自分がしてほしかった技術サービスを実現しようと起業した。
 名だたるIT 企業を中心に、国内トップクラスのシンクタンクや大手書店など、一般にもよく知られた企業も含めて、各社のIT システムやクラウドの設計・開発を担う。「世界最高の技術者集団を目指す」との理念を掲げ、行動指針には、技術力・仕事力・人間力・利他(自分のことよりも他人の利益になるよう図ること)・成長の5つを示す。
 長岡社長は「仕事力は、技術力と業務遂行力、人間力の結集です。サービスの質を高めようと考えたら、社員を育成するのが、最も近道ですね」と話す。
 長岡社長自身がWindows サーバーのインストラクター経験を持っており、会社設立当初から、社員の育成に注力した。
 「ITは無形のサービスなので、人材の質が売り上げに直結します。『1ヶ月でWindows サーバエンジニアになる本』という自社で出版した教育書(通称「なる本」)を基本テキストに、新卒入社の社員も2カ月後には現場へ配属しています。大手人材育成会社のセミナーが受けられて、認定パートナーであるマイクロソフトのセミナーも無料です」
 社外の優良企業のノウハウも活用した教育制度が社員の能力アップに寄与し、事業への提案は活発化した。実際に、企業システムの構築や、システム関連テキストの出版など、新たな事業の創出につながっている。
 「I Tには国境がありません。ボーダーレスな時代には、最先端の技術が必須です。着実に成長しながら、永続的に社会に貢献続けられるようにするため、社員の育成でも、事業としても、教育を重視しています」

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ミラクルソリューションのノウハウが詰まった書籍やガイド。同社のキャラクター「みらくる犬」も表紙に登場させている

発想力で良質なサービスを 社内制度で交流と活性化


 長岡社長が今、社内に浸透させているのは「発想力で勝負しよう」との合言葉だ。
 「予算や人的リソースがたとえ限られていても、工夫を凝らしたユニークな番組作りをするテレビ局があります。普通ではなかなか考えつかないような、突飛な企画のバラエティ番組で、視聴者の関心を集めてSNSの話題をさらったり、夜9時や深夜に放映されることの多い映画をあえて昼間に設定したり。我々も発想力を巧みに活用し、何気ない工夫によって、すばらしいサービスを提供していきたいと思います」
 会社の自慢は、と聞かれると、迷わず「技術力と人」と即答する。
 「当社には個性にあふれた面白い社員が集っています。会社の幅や厚みが更に広がるよう、今後も色々な方に来てもらい、2年後には社員を現在の倍以上の100 人にすることが目標です」
 それぞれが得意を活かして補い合えば、会社は必ずより良くなると考えている。
 同社には、相談しやすくコミュニケーションが深まりやすい社内交流の仕組みが複数ある。
 例えば先輩と若手混合の5名ほどの社員でチームを構成し、毎月1回の帰社日には、チームのメンバー全員が集まり、必ず顔を合わせる。会う頻度が増えれば、親しみが増し、ちょっとした相談をする機会を自然と作りやすい。
 また社内の課題を一覧にして、チームリーダーの社員が主導し、1年間、自主的に解決に取り組む制度「ミラクルプロジェクト制」では、困難な課題の解決に報奨金も出す。

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自身も文系出身の長岡社長(前列右から2番目)は「やる気があれば、誰でもエンジニアになれます」と言い切る。未経験から一流のエンジニアに。社員の育成体制が万全な同社だから叶えられる

新人にとって心強い 社長との距離の近さ


 入社1年目、システムインテグレーション部の古谷さんは、情報系の大学出身だ。IT 業界に絞って就職活動をする中で、同社を選んだ理由を「どの分野でも必要になるサーバー系に強い事業が魅力でした。社長と社員の距離が近く、密なコミュニケーションも良いなと感じました」と説明する。
 外出中も社長と直にメールや電話でやり取りするだけでなく、ワンフロアのオフィスでは気軽に質問ができ、社長の方から声もかけてもらえる。
 入社2年目、システムインテグレーション部の渡辺さんは、採用面接のときに定型文の質疑応答ではない、仕事以外の趣味や人柄などにも関心を持ってもらえたことが印象的だったと話す。文系出身で、入社当初は慣れない専門用語に苦労した。しかし「『なる本』を1カ月で終わらせました!」と新人の時期を努力で乗り越え、今では「ゼロからでも、やっていける」との自信を得ている。

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渡辺さん(右)は「常に見通しを持つこと」を意識し、古谷さん(左)は「自分で調べて課題解決する力」を高めることを心掛けて働いている

しっかりとした若手へのサポート 風通しが良く居心地抜群


 営業部の坂崎さんは、業界の成長の伸びしろが期待できるIT企業の中でも、女性が社長を務める同社に興味を持ち、前職の経験から営業事務として中途入社した。デスクワークが中心かと思いきや、人事、会社説明会の準備など、幅広い業務を任されている。
 「IT 未経験や女性だからと敬遠せず、まずは何でも挑戦しています。当初の想定以上に職域を開拓している実感があり、とても刺激的で良い経験を重ねています」
 更に、坂崎さんをはじめ、渡辺さん、古谷さんも口をそろえるのが「風通しの良さ」だ。経験豊富な先輩や社長に気になることはすぐ聞ける。長岡社長も、社員の面倒見の良さに太鼓判を押す。
 「部下思いの優しいリーダーやマネージャーが多いんですよね。社長の私は、期待するがゆえについ、若手社員にも求めることが多くなりやすいのですが、そんなときには、『まだ若いので、その内容はこれから理解できることです』と、上司が部下をしっかりフォローしてくれています」
 資格試験合格者の受験料は、全額会社が負担する。取得すれば月数万円の資格手当も付く。更に、有給休暇は半日単位で取れ、「すべて使い切る人も少なくありません」(坂崎さん)。
 飽くなき探究心で成長を志しながら、仕事と休みのバランスもとれて、居心地が良い。社員が生き生きと働ける環境が「世界最高の技術」の源泉となっている。

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営業事務の職種にとどまらない、幅広い挑戦にやりがいを感じているという坂崎さん

スポーツや食で交流促進


 社長が美味しいものを食べたり、ワインを飲んだりするのが好きなので、3カ月に1回の表彰制度では、最優秀に選ばれた社員を社長が食事に招待します。みんな、普段は行けないようなお店を選んで連れて行ってもらっています。
 社員の交流機会も多く、会議室にホットプレートを持ち込んでのバーベキューや、フットサルやマージャンのサークル活動も。サークルのメンバーは固定せず、いつでも誰でも参加OK。活動の様子は会社のSNS にも載せています。
 つい先日も、都内の某遊園地で開催されたフットサル大会に、男性社員に交じり女性社員3人が初参加しました。1勝2分け3敗でしたが、女性も交えて今年、初勝利した意義は大きいと思います。
(坂崎さん)

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女性社員が初参加したフットサル大会で。仕事では気付かない意外な一面を見られるのも社外イベントの魅力だ

●第14号 (2018年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
株式会社ミラクルソリューション
設立・創業年
2002年6月
資本金
1,800万円
代表者名
長岡 路恵
従業員数
50 名(内、女性従業員10 名)
所在地
151-0053 東京都渋谷区代々木3-24-3サンテージ西新宿1, 2 階
TEL
03-5365-2086