<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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城南地区 株式会社ネオマーケティング

株式会社ネオマーケティング 提案力と実行力を持った若手がマーケティングの新たな可能性を生み出す

株式会社ネオマーケティング

提案力と実行力を持った若手がマーケティングの新たな可能性を生み出す

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城南地区

株式会社ネオマーケティング

提案力と実行力を持った若手がマーケティングの新たな可能性を生み出す

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若手が活躍できる環境作りストーリー
提案力と実行力を持った若手がマーケティングの新たな可能性を生み出す

モノやサービスを作る上で欠かせないマーケティングのプロ集団である、ネオマーケティング。
その成長の秘密は、若手が大いに活躍できる環境にあった。

様々な手法を駆使してマーケティングの悩みを解決

 新製品は売れるだろうか、売出し中の製品をどうやってPRしたら良いか、顧客に喜ばれるサービスとは。一般消費者に向けて製品やサービスを提供する企業は、それらがユーザーに受け入れられるか、常に頭を悩ませている。そんな課題の解決を全面的にサポートするのがネオマーケティングだ。
 「お客様の課題に向き合い、リサーチやPR企画、コンタクトセンターなど、あらゆる手法を駆使して、それぞれのお客様に合った方法を考え、提案・実行するのが私たちの仕事です。一つとして同じ悩みはありませんから、お客様に『その手があったか!』と思っていただけるような提案ができるよう、試行錯誤しています」
 こう話すのは、橋本光伸社長。同社の営業スタイルは、まず営業が顧客から丁寧なヒアリングをして社内に持ち帰り、案件ごとにプロジェクトメンバーを組んで最適な方法を考え、提案。契約となったら、ディレクションを行う部署でアンケート作成や実際の調査、データの収集後はチェックを行いデータの分析をして、その結果を営業が顧客に報告するという流れで行われる。もちろんこれは典型的な一例で、ここにPR企画やコンタクトセンターによる事務局対応、ウェブ制作、データ活用のコンサルティングなど、様々な要素が加わってくる。
 「マーケティングリサーチに限っても、インターネットでのアンケートだけでなくグループインタビュー、実際の陳列を模して消費者の行動を見る会場調査など、手法は様々です。またお客様は食品、飲料、電化製品、日用品、化粧品、アパレル、医療系などあらゆる業界の方から相談を頂くので、それだけ幅広い知識が求められます」と橋本社長。それでも顧客からの信頼を集め、ここまで成長してきたのには理由がある。それは、若手の成長を支援する環境作りだ。

body1-1.jpg「『マーケティングならここ』と言われる会社にしたいです」と橋本光伸社長

社員の声に耳を傾け若手の成長を支援する環境

 自社のサービスを売るのではなく、顧客の課題に合った適切な提案を行うことをスタンスとしている同社では、「こういうことができないか?」という顧客の相談に対し、どうすれば実現できるかを考え、自社のサービスを広げてきた。そのほとんどが現場からの意見や提案をもとに実現したものばかりだという。
 それを実現する仕組みとして、「チャレンジ賞」、「ナイストライ賞」という、思い切った挑戦をした社員を会社が表彰する制度もある。その結果が失敗であっても、次に繋がるもの、今までにないものであれば、挑戦それ自体が認められ、表彰されるというのが特徴だ。
 「当社のサービスは決まった形がありません。だからこそお客様の想いに応えられるように、決められた枠の中だけで考えるのではなく、自分で考え、思い切って挑戦できるような環境が必要だと考えています」と橋本社長。実際に、新卒数年目の若手の意見から生まれた仕組みやサービスもあるといい、そうした実例がまた、挑戦しやすさに繋がっていると太鼓判を押す。グループインタビューの会場を社内に設けたことも、ある社員の発案だという。それまでグループインタビューを行うには、外に会場を借りていた。しかし、そのセッティングや撤収、移動時間なども考えると、ロスは大きかった。それが、社内に専用ルームがあることで解消されたのだ。さらに、自前会場だけに時間的制約もなく、ほかの調査とグループインタビューを組み合わせた調査を行うなど、可能性が大きく広がったという。
 「今も社員のアイデアから生まれた新たなサービスを構築中です。お客様のニーズも複雑化、多様化していますから、どんどん新しいことを考えて会社としても進化していきたいですね」

body2-1.jpg「その手があったか!」と思われるような提案で、企業のマーケティング活動をサポートする

活躍し、成長する 若手社員たち

 年齢や役職に関係なく意見を言い合える環境だからこそ、チームワークも生まれる。そんな環境が仕事へのやりがいに繋がっていると話すのは、入社5年目の中野正文さん。営業として活躍する社員の一人だ。
 「営業は、お客様の課題を聞いて解決方法を提案するのが主な業務。でも一人で行うのではなく社内の様々なメンバーと協力して進めるので、密なコミュニケーションが欠かせません」と話す中野さん。同社の風通しの良さは、それを自然と可能にしてくれると話を続ける。
 「お互いに協力しよう、助け合おうという雰囲気が、会社全体にあるんです。相談すれば一緒に考えてくれますし、個人発信のアイデアでも、会社としてしっかり受け止めてくれる。だからこそ、自分自身ももっと頑張ろうという気になりますね」
 幅広い知識が求められるだけに大変なことも多いが、新たな知識が増えていくのは楽しいと笑う中野さん。将来は、自分のアイデアから新たな事業を形にしていきたいと力強く語ってくれた。
 同じく同社で活躍する若手社員の武田真由香さんは、入社3年目。営業のアシスタントをしながら、一人前を目指している。学ぶことは多いが、少しずつ考えながら仕事ができるようになってきたと話す。
 「提案書を作るにも、前は要件を満たすだけで精いっぱいだったんです。ですが、今は直接やりとりするお客様だけでなく、その上司の方まで納得いただけるような、分かりやすく説得力のあるものにしようと試行錯誤しています」
 顧客の担当者が「こうしたい」という思いを持っていても、そこには様々な制約が伴う。担当者が納得しても、それだけでは実現に至らないこともあるのだ。
 「その思いを実現するサポートをするのが私たちの仕事。まだまだ勉強中ですが、早く第一線に立てるように成長し続けたいですね」
 若い社員が、それぞれ目標を持って輝く同社。これからどんな成長を見せてくれるのか非常に楽しみだ。

body3-1.jpg写真右が中野正文さん。何でも言い合える環境だからこそ、その中から新たなアイデアが生まれることも多い

編集部メモ

あらゆる働き方を実践する

 同社は那覇と石垣島にも拠点がある。地方に雇用を創出することで、地元で働きたいという人のニーズに応えているというわけだ。また、1年ほど前に有志のメンバーで「働き方改革推進委員会」を設置。全拠点でより働きやすい環境作りに取り組んでいる。
 「セキュリティー面などで課題はありますが、いずれはテレワークなども選択できるようにしたいと考えています。個々人の声をしっかり聞いて、ライフスタイルに合わせた働き方ができるようにしたいですね」(橋本社長)

  • 社名:株式会社ネオマーケティング
  • 設立年・創業年:設立年 2000年
  • 資本金:4,756万円
  • 代表者名:代表取締役社長 橋本 光伸
  • 従業員数:121名(内、女性従業員数66名)
  • 所在地:150-0036 東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
  • TEL:03-6328-2880
  • URL:https://www.neo-m.jp
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください