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日本総合システム株式会社

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充実した勤務環境が、多様な業界を支えるシステム開発とオリジナル製品を生み出す

充実した勤務環境が、多様な業界を支えるシステム開発とオリジナル製品を生み出す

金融、流通、公共機関など幅広い業界のシステム開発を得意とする一方、その経験を生かしたパッケージシステム販売でも定評のある日本総合システム。社員が前向きに成長し続けていくための人材育成プログラムやライフ・ワーク・バランスが取れた各種制度の充実に努めている。

独自性の高い技術を40年以上にわたり蓄積

 システム開発を専門とする集団として40年以上の歴史を刻んできた日本総合システム。これまで、金融、製造、流通、医療、公共機関など、多彩な業界に深く関わり、業界それぞれの事情を熟知した技術をもとに歩んできた。例えば、金融では株や債券の売買管理システム、製造では部品管理システム、医療では電子カルテシステムと、それぞれに独自性の高い技術を提供し、確かな信頼を築いてきた。
 更に、独自の技術を製品化したパッケージシステムも複数展開。中でも同社の名を世に広めた「Store Manager」は、スーパーなどの小売店の店内で商品を効果的に陳列する棚割りシステムとして、流通分野で広く用いられ、長年にわたって国内トップシェアを占めている。高度なノウハウが蓄積されていることから、小売業者だけでなく、自社製品を売りたい食品メーカーなどからも圧倒的な支持を受けているという。このほか海図編集ソフト「Chartシリーズ」、省エネ支援ソフト「きっちり25」など、高く評価されるパッケージシステムを数多く販売している。
 「40年にわたって技術を蓄積してきたことに加え、親会社やメーカーに依存しない独立系ですので、縛りなく自由に技術を形にできたことが、多様で個性的な事業展開を可能にしたと思います」と伊藤社長は自社の強みを分析する。

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SE出身の伊藤社長。日本を代表する研究機関のシステム構築などに携わっていた

約30年前から続く手厚い育成体制

 技術力で評価されるのは、ゼロから社員を育て上げる自前の育成制度を整えているため。入社後は半年間にわたって、ビジネスマナーやプログラミングの実習、情報セキュリティに関する研修を受講。じっくりとビジネススキルやITの基礎を学ぶことができる。半年間という長期にわたる研修制度は約30年前から行ってきたといい、それが現在の高い技術の蓄積につながっていると伊藤社長は胸を張る。
 入社4年目、ビジネスソリューション事業部の山本さんもIT知識がなく入社した一人。同社では内定後から任意の通信教育を受けることができる。
 「入社後の研修では人一倍理解が遅く、かなり苦労しました。それでも先輩講師が個々の習熟度に合わせて手厚く支援してくれたおかげで、今日の土台を築くことができました」
 現在、山本さんは海図のパッケージソフトの開発に従事している。配属先でも経験豊富な先輩の支援を受けながら、一歩ずつ成長できる環境を喜ぶ。
 リーダーシップを発揮するポジションに昇格している文系出身者も多い。入社11年目、金融ソリューション事業部の江口さんはその一人。現在、証券関連のシステム開発においてプロジェクトリーダーを任されており、顧客との交渉や進捗管理のほか、後輩育成にもいそしんでいる。
 「教育体制が整っているからか、配属されるメンバーはみな優秀です。各自がモチベーションを保っていれば、プロジェクトが上手く回っていくので、メンバーとのコミュニケーションを大切にするように心掛けてマネジメントしています」(江口さん)

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メンバーとのコミュニケーションを大切にしてマネジメントしています」と江口さん(右)

出退社時間を調整し、効率良く働ける

  社内制度として特徴的なのは、10時から15時までをコアタイムとしたフレックスタイム制で、出社時刻も退社時刻も自由にコントロールできること。約30年前から導入しているという。
 「残業時間は平均すると月8時間ほど。情報通信業界はハードワークのイメージを持たれがちですが、当社はプロジェクトの中核にいるケースが多く、スケジュールをコントロールして効率良く働けることが、残業時間の抑制につながっています」(伊藤社長)
 また、女性の産前産後休業・育児休業の利用後の復帰率は100%。男性も約4分の1が育児休業を利用している。男性の江口さんは第二子誕生時に1カ月間の育児休暇を取得したという。男性も女性も前例がたくさんあるから、迷うことなく制度を利用できる。プライベートをしっかりと充実させられるからこそ、仕事に集中できる環境が同社には整っている。

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日本総合システムの略称「NSS」。企業ロゴにもNSSの文字を採用

ここがポイント!働くやりがい!

自らのアイデアを発揮しながら製品開発に携われる
 独立系IT企業として、自由な発想の技術開発にこだわってきた同社。一人ひとりの技術力を高め、独自の思考力で勝負するために手厚い体制で社員を育て、力を蓄えてきた。それが、創意工夫に富んだパッケージソフトの販売につながっている。自らのアイデアを発揮しながらものづくりに携われることが同社で働く醍醐味であり、自社製品を持つからこそ、顧客から「日本総合システムの製品を使って良かった」と言われたときの喜びはひとしおだという。

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社員が自由に使える打ち合わせスペース。オフィスの中心にあり、コミュニケーションが取りやすい

●第18号 (2019年9月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
日本総合システム株式会社
設立・創業年
設立年 1979年12月
資本金
5,000万円
代表者名
代表取締役社長 伊藤 俊秀
従業員数
220名(内、女性従業員42数名)
所在地
112-0004 東京都文京区後楽 1-7-27
TEL
03-5805-3620