東京カイシャハッケン伝!

MENU

立花建設株式会社

  • 中央・城北地区
  • 建設業・不動産業

一戸建てから大規模公共施設まで 総合建築の現場で活躍する人材を育てる

一戸建てから大規模公共施設まで 総合建築の現場で活躍する人材を育てる

家族が暮らす住まいから、大勢が集まる公共施設まで、幅広く建設工事を請け負う立花建設。確かな技術力に加え、安全対策や騒音・粉じん対策にも定評がある。働く環境づくりにも積極的で、女性が働きやすい体制を整え、リフレッシュ休暇、ノー残業デーなどでも、社員の充実した生活を後押しする。

高い技術力で 公共事業の受注高を目指す

 立花建設は1974年に設立し、一戸建ての新築、リフォーム、メンテナンスから始まり現在は、学校施設といった公共施設の建築を手掛けるまでに事業を拡大してきた。約半世紀に及ぶ歴史の中で育んできた技術力や安全対策、騒音・粉じん対策は高く評価される。例えばリフォームの際に住民が居住したままに工事を進めるといった、難しい工事もこなすなどの功績が認められ、国土交通省の難工事功労表彰や東京都の優良工事等表彰などを受賞している。
 同社は今後の更なる飛躍を目指し、より強固な基盤づくりと人材確保、人材育成に努め、公共事業の受注を増やしていく方針を打ち立てている。
 「公共事業の受注には工事実績が問われます。それに対応するためには、技術力を結集し、実績を残していかなければなりません。中には難しい課題に直面する案件もありますが、創業以来の社是でもある『挑戦者精神』で取り組んでいます」(立花代表)

body1-1.jpg
「毎日働く中で笑顔、そして元気が一番大切」と語る立花代表

社員交流の場も 若手の育成に貢献

 挑戦者として名乗りを上げるには、確かな技術力が欠かせない。同社では、若手社員が自発的に技術力を磨く姿勢を持つように現場を任せている。更に、現場での実践的な学びに加え、建築現場で監督を行うために不可欠な建築施工管理技士といった資格取得のための講習会も多く設け、受験料も会社が全面負担するなど、サポート体制を敷いている。
 また社員がそれぞれの建設現場を担当する同社では、全員が顔を合わせる機会が少ない。そこで、若手もベテランも交流できるような取組を実施している。
 例えば、メールマガジンの発信。毎朝、都内に点在する各現場の状況や社員のその日の動向などを配信している。
 「毎朝メールマガジンをチェックしてほかの現場の状況を把握したり、自分が抱える問題を共有することで、解決策のヒントを得られます」(入社6年目、工事部の中島さん)
 更に交流の機会として開催されるのが、月1度の合同会議やバーベキュー大会。
 「現場が違うと仲間意識が持ちにくいのですが、会議やバーベキュー大会を通して先輩方と交流することで、気軽に仕事の相談ができるようになりました」(中島さん)
 合同会議では、新しい工事の工法を学ぶほか、定期的に外部から講師を招き、働く環境や保険、消費税など、その時々で話題の事柄についての講習会が行われる。
 「工事現場では周辺住民とのかかわりも大事になります。最新の話題を知っていることでお客様と話をするきっかけになりますし、うまく情報提供ができれば社員の自信にもなるはずです。社員交流だけではなく若手育成の場としても、社員からの評価が高いです」と立花社長は会議の意義をそう語る。

body2-1.jpg
「CADを自由自在に扱えるような手厚い研修も整っています」と言う中島さん

男性も女性も働きやすい環境に 力を注ぐ

 良い仕事をするにはプライベートの充実が必要という立花代表の考えのもと、毎週水曜日をノー残業デーとして、定時に退社する制度も実施している。また、常に稼働している現場でもまとまって休暇を取得できるようにとリフレッシュ休暇制度を導入。一つの現場が終了した後は、1週間から10日間の連続有給休暇を取ることができる。
 「今の現場が終わったら、リフレッシュ休暇を利用して海外旅行に出掛ける予定です」と入社6年目、第二建築工事部の博さんは満面の笑顔を見せる。
 同社は、女性が働きやすい環境づくりにも尽力している。一般的に男性比率が高い建設業界では、女性が快適に活躍できる場をどう作るかという課題がある。例えば、建設現場ではトイレや更衣室の問題がある。同社ではこうした場面でも女性専用の更衣室やトイレを設置し、女性の活躍をサポートしている。
 「トイレに香りの良い芳香剤を置いたり、オフィスのホワイトボードにイラストを描いたりと、自分たちでも快適に働けるよう環境づくりをしています」(博さん)
 また、産前産後休業や介護休業も積極的な利用を促し、誰もが働きやすい環境に力を注いでいる。

body3-1.jpg
「10日間のリフレッシュ休暇の予定を立てていると仕事にも力が入ります」と博さん

ここがポイント!働くやりがい!

自分の手掛けた建物が残る
 東京都内全域において公共建築物等を建設しているだけに、都内の至るところで同社の手掛けた建築物を見ることができる。とりわけ、自分が手掛けた建物、そしてそこに住む人や利用者を見ると、社会の役に立っているという充実感に包まれるという。母校の建築を任され、いつにも増して力が入ると語る社員もいる。建築物は地図に記されるもの。それはまさに関わった社員たちの軌跡でもある。その軌跡を家族や友人に語れることは大きな自信につながるという。

edit-1.jpg
博さんはじめ女性の活躍に力を入れる同社。平成30年に「えるぼし」認定2つ星を取得

●第18号 (2019年9月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
立花建設株式会社
設立・創業年
設立年 1974年5月
資本金
5,000万円
代表者名
代表取締役 立花 武士
従業員数
45名(内、女性従業員数10名)
所在地
176-0022 東京都練馬区向山4-35-18
TEL
03-3998-8753