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株式会社タック印刷

株式会社タック印刷 ラベル印刷の老舗会社が最新の技術を取り入れ、さらなる飛躍を目指す

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ラベル印刷の老舗会社が最新の技術を取り入れ、さらなる飛躍を目指す

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新たな挑戦ストーリー
ラベル印刷の老舗会社が最新の技術を取り入れ、さらなる飛躍を目指す

 工業機械や電気製品に貼られるシールやラベルを手掛けて半世紀以上のタック印刷は、これまでの実績に満足することなくさらなる躍進を目指している。

培ってきた技術と最新の技術

 電気製品をよくよく見てみると様々なラベルが貼られていることに気づく。例えばコピー機を見てみると製品名、製造番号、作られた場所などのシール、さらに機械開閉部などを開けてみると、高温注意のシールや紙詰まりを解消するための手順などのラベルがある。タック印刷はそうした電気製品をはじめ、精密機器や光学機器といった工業機械のラベルを製造している会社だ。
 「法人化したのは昭和40年ですが、創業はもっと以前に遡ります。もともと商品のロゴや名前が印字してある紙札、いわゆるレッテルの製造会社で丁稚奉公していた私の父が個人業として始めたんです」
 そう説明するのは二代目の高田朋幸代表。当時のレッテルは紙製で粘着性は弱く、貼る時に糊付けしたり紐を通して結わえたりしていたという。それが昭和30年代後半になると、海外の技術であっためくって貼る剥離紙ラベルが国産化できるようになり、一気に市場が活発化したのだという。
 「最初に手掛けたのがNHKの受信章のラベルです。もともとはブリキやステンレス板の受信章を集金人の方がわざわざ金槌を持って各家庭に釘打ちしていたそうですが、それが簡単に貼れるラベルになったんです。現在ではこのラベルも廃止されていますが、表札やポストに貼られているのを見たことがある人は少なくないでしょう」
 その後、機械産業が発達していくに連れて電気製品や工業機械向けのラベルの仕事も手掛けるようになっていったのだという。
 ラベルといっても単に印刷すればいいというものではない。メーカーが要求する色がきちんと再現されているか、文字欠けやピンホールといったミスプリントはないか、製造番号のナンバリングにミスはないかが念入りにチェックされ、また、海外製品であればウムラウトなどの特殊文字がきちんと印刷されているかなど、細心の注意を払って作業に当たらなくてはならない。そうした高い要求に応え、タック印刷は着実に信頼を積み重ねてきた。さらに近年ではインクを必要としないレーザーマーキングの技術も取り入れているのだという。
 「ラベル印刷は専門の業者に委託するというのがこれまでの流れでしたが、レーザーマーカーが出始めてからはメーカーがその機械を製造ラインに組み込むようになりました。つまり、我々のような業者の出る幕がなくなったわけです」
 しかし、ただ手を拱いているばかりでもいられない。ラインには乗らないようなもの、例えば試作品や期間限定の小ロットのものであれば潜り込んでいくチャンスはあるはず。
 そこで、最新技術の研究という意味も兼ねて同社独自のレーザーマーカーの開発に臨んだ。従来のものは一枚一枚シートをセットしなければならないが、ロール状のシートをセットし効率的に印字できるレーザーマーカーを開発したという。今後もこうした最新技術を取り入れつつ、新たな顧客獲得にも力を入れていきたいと高田代表は話す。
 「多くの中小企業でも言えることかもしれませんが、小規模の会社だと一つの取引先におんぶにだっこの状態になってしまいがちです。それだとリスクが大きいですし、中々成長していけません。そこで新規開拓に力を入れることにしたんです。新たな技術を取り入れて、新しい業界も開拓していく。ここ2、3年でやっと成果が実ってきましたから、今までよりもワクワクどきどきして仕事ができています」
 これまでの実績にあぐらをかくことなく着実に歩を進めていくタック印刷。若い人材の採用も積極的に行っているという。2016年の4月に入社した庄司絵里子さんもその一人だ。

body1-1.jpg自ら新規開拓を行うという高田朋幸代表は社員からの信頼も厚い

プライベートとの両立

 庄司さんが所属しているのは営業部。受注業務や仕入れの管理といった営業のサポートが主な仕事という。そんな庄司さんはもともとアパレル会社に勤めていたという転職組。
 「新卒採用の時に周りに流されるままに就職活動を始めて自分のやりたいことが何なのかはっきりしないまま就職してしまったんです。それでも2年ほどは働いたのですが、日増しに自分は何がしたかったんだろうと考えるようになったんです」
 もともと音楽大学でピアノを専攻していたという庄司さん。働きながらピアノの演奏活動ができる仕事に就きたいと転職を考えたという。
 「前の会社は自宅から2時間ほど通勤時間がかかっていたので、なるべく自宅から近く、土日にピアノの演奏活動ができるところ。その軸で絞って弊社を見つけたんです」
 そう話す庄司さん、週末には地域の小学生や中学生の合唱団の伴奏や老人ホームでの演奏ボランティアをしているという。
 「以前の会社にいたころは、仕事だけが自分の人生のようになっていましたが、今は仕事と好きなことが両立できています。プライベートが充実しているとその分、仕事にも身が入るんですよね」
 庄司さんのような新人もいれば在籍20年以上という大ベテランもいる。星名和明さんは今年で24年目、印刷オペレーターを束ねる工場長だ。

body2-1.jpg仕事をもっと覚えて会社の役に立ちたいと抱負を語る庄司絵里子さん

新人が育っていく姿

 星名さんは工場長として全体の管理業務をこなす傍ら、印刷オペレーター業務もこなしている。
 「平圧機などの機械で印刷をします。これはラベルシートと印刷版、それに指定された寸法に切り抜く抜き型がセットになった印刷機械です。ハンコもそうですが、下が硬いとインクがつきにくいので、薄いダンボール紙を敷きます。このダンボール紙はデザインナイフを使ってラベルと同じ寸法に切るのですが、この作業が20年経った今でもまだまだと感じることがあります。いつまでたっても成長していく余地があるというのが面白さの一つですね」
 現在は新人の教育にも力を入れているという星名さん。
 「これまで男性のオペレーターしかいませんでしたが、昨年から女性のオペレーターが入社してきました。溶剤の一斗缶なんかはすごく重いので、務まるか不安もあったのですが、やってみるとバリバリ働いていて、デザインナイフの入れ方などの細かい作業はすごくうまいんですね。新人が育っていくのを見ると嬉しくなりますし自分のモチベーションにもなっています」
 こうした若い人材がこれまでの技術を継承し、さらにその技術を伸ばしていってくれるに違いない。

body3-1.jpg「20年以上経った今でも日々成長していける仕事です!」と話す星名和明さん

編集部メモ

働き方改革宣言


 タック印刷はTOKYO働き方改革宣言企業制度を利用し、3つの目標を掲げた。
 「一つは水曜日のノー残業デー。もともとあった制度だったのですが忙しいとついつい残業してしまっていました。今はこれを推進し目標を90%にしています。もう一つが記念日休暇。これは誕生日でも結婚記念日でもなんでもいいのですが、前の年の12月に申請してもらって、各自その日は必ず有給を取ってもらうという制度です」(高田代表)
 3つ目が残業や有休取得率アップのための業務の効率化。オペレーターごとに技術の習熟度にばらつきがあり、高い技術を持っている人に仕事が偏りがちだったのを全体の技術レベルを底上げすることで効率化を図っていくという。働きやすい環境を整備することでいきいきと働いてほしいと高田代表は話す。

edit-1.jpgロール状のシートをセットして効率的に印字できる同社独自のレーザーマーカーedit-2.jpg分からないことがあれば先輩社員が丁寧に教えてくれる
  • 社名:株式会社タック印刷
  • 設立年・創業年:設立年 1965年
  • 資本金:1,900万円
  • 代表者名:代表取締役 高田 朋幸
  • 従業員数:20名(内、女性従業員数7名)
  • 所在地:130-0002 東京都墨田区業平1-9-7
  • TEL:03-3623-4034
  • URL:http://www.takprint.co.jp/

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