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WIPジャパン株式会社

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グローバリゼーションの潮流の中で自律した人材が活躍する職場

日本と世界をつなぐビジネスストーリー
グローバリゼーションの潮流の中で 自律した人材が活躍する職場

グローバル化の一層の進展に加えて、インバウンドによる訪日外国人の増加など、世界がますます「狭く」なりつつある今日。こうした中、日本の企業が日本語以外の言語でビジネスを進める上で欠かせない翻訳や各種
調査、多言語の人材紹介派遣、e コマースなどの業務を展開しているのがWIP ジャパンだ。

海外の多様な文化と 接点が持てる仕事

 WIPジャパンで働く魅力としてまず挙げられるのは、翻訳を通じて海外の様々な文化と直に接することができることだと、上田輝彦会長は話す。
 「翻訳とは、ただ単に日本語を外国語に変えれば良いというものではなく、その国の文化や習慣などを理解した上で訳すことが重要です。そういう意味で、当社には言語はもちろん、海外の文化にも興味や関心が高い社員が多く、仕事を楽しく感じることができる環境だと思います」
 同社のクライアントは、医療、半導体、金融など多種多様。また言語も英語、中国語を中心に、韓国語やタイ語、スペイン語など様々な言語を扱っている。翻訳は日本語→現地語のケースもあれば、現地語→日本語のケースもある。それぞれのケースや言語に応じて、外部の専門スタッフとも協力しながら、案件やプロジェクトをコーディネートすることが業務の中心だ。

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2000年にWIPジャパンを創業した上田会長。「それぞれの国の文化を理解しないといい翻訳はできない」

自分でプロジェクトを動かすことが やりがいにつながる

 案件やプロジェクトを動かすのは、担当者の裁量に委ねられており、そこに魅力を感じている社員も多い。
 「『任されている』と感じることは多いですね。慣れるまでは少し大変でしたが、やり方がわかってくると、やりがいとかモチベーションへと変わっていきます」
 そう話すのは、入社2年目、多言語クリエイティンググループ コーディネーターの女性社員。一方で、担当者一人に任せきりにせず、周囲で支え合いながら仕事を進めるという風土も根付いていると、同じくコーディネーターの一橋瑞葉さん(入社3年目)は話す。
 「未経験の仕事や、あまり自信のない仕事であっても、過去に同様の案件を担当した先輩や上司にいろいろと聞くことができますし、親身になって答えてくれる人ばかりです。また、新入社員には先輩社員3 人が付いて、指導したり、面倒をみたりします」
 しっかりとしたサポートがあるからこそ、若手であっても挑戦し、活躍できる。更に、こうした環境が、案件を円滑に進める上で欠かせない「人間力」も伸ばしているのだ。

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未経験の仕事をするときは、「先輩や上司を質問攻めにします」と、一橋さん

日本の良さを海外に向けて 発信できることも魅力

 同社で扱う仕事は、翻訳だけにとどまらない。日本の企業がグローバルにビジネス展開していくための支援として、調査、マーケティング、多言語の人材紹介派遣やeコマースと多彩だ。
 前出の女性社員は、「海外への販路開拓を考えている日本企業のビジネス活動を支援する海外リサーチの仕事も担当しているのですが、そのときに思うのが、私たちが頑張ることによって、その企業さんの商品やサービスが様々な国に広がって、現地での日本の認知度や好感度がどんどんアップするといいな、ということ。そんな想像をしながら仕事をできることも楽しいですね」と話す。単なる翻訳業務にとどまらない、様々なフィールドの仕事にかかわれることも魅力となっている。

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日本の魅力を海外に発信できることも魅力

仕事に直結しなくてもOK。 「海外留学に関する特別休暇制度」

 そんなWIPジャパンが求める人材とは、自身の裁量で仕事をコントロールし、能力を発揮できる自律した人だ。現在、同社に在籍している社員のほとんどは留学経験や海外での在住経験を持つが、それもまた自律した人材を求める社風を裏付けている。
 「留学や海外で生活した経験がある人というのは、慣れない環境でも一人で対応できる力があります。海外では、住むにあたって部屋を借りるのも、電気や水道を通してもらうのも全て自分で交渉しなくてはならない。つまり、チャレンジングな環境に自ら飛び込んでいける人なのです」(上田会長)
 そこで、2017 年6月に人材の育成と社員のキャリア形成を支援する仕組みとして導入したのが、「海外留学に関する特別休暇制度」だ。この制度は、勤続年数が3 年を数えるごとに、3 カ月間の長期休暇が与えられるというもの。導入後、初めてこの制度を利用する社員は、本場のフラメンコを体験するために今年12月からスペインに渡航する予定だ。海外に滞在するという条件を満たせば、語学の習得など直接仕事に関係することが目的でなくても構わない。より制度を利用しやすくするための配慮であるとともに、「言葉を学ぶだけではなく、その国の文化や習慣を肌で感じることで、帰国後、復職したときには、翻訳や調査の質が確実に高まる」と上田会長は意図を説明する。
 WIPジャパンが掲げる企業理念は、「もっと理解しあえる世界をつくりたい」。社員全員がグローバリゼーションという潮流の「ど真ん中」で仕事をしているという実感が得られる会社と言えそうだ。

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自律した人材が活躍するWIPジャパン。左から、一橋さん、多言語クリエイティンググループの渡辺さん、上田会長

ハツタロー・ケンジロー・なびでんちゃんのもっと知りたい!

世界各国の名産品が味わえる? 社内休憩スペース
 社内の休憩スペースは、みんなの憩いの場になっていますね。執務室では、各自仕事に集中しているので、ここで一息ついたり、お昼に一緒にお弁当を食べたりしながら、仕事のことだけでなく気軽にいろいろな話ができます。また、仕事柄、海外出張が多いので、お土産のお菓子などもここに集まってきます。中にはちょっと珍しい食べ物もあって、「これは何だろう?」「何の味?」とか言いながら、皆であれこれ想像しながらいただくのも、楽しいひと時です。普段仕事で接点のない人と話をしたり、さらにはお土産を通じて世界各地の情報交換までできる、貴重なコミュニケーションスペースです。

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休憩スペースで知る、ちょっとした海外情報も、仕事をする上で大切な知識の一つになるという。

●第13号 (2018年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
WIPジャパン株式会社
設立・創業年
2000年
資本金
9,125万円
代表者名
代表取締役社長 福 良雄
従業員数
56名(内、女性従業員36名)
所在地
102-0093 東京都千代田区平河町1-6-8 平河町貝坂ビル
TEL
03-3230-8000(代表)