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株式会社wiwiw

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多様な働き方やキャリアアップを支援 「働きがい」を創造

自分の「働き方改革」実現ストーリー
多様な働き方やキャリアアップを支援 「働きがい」を創造

労働人口の減少が社会問題化する中、女性活躍推進や働き方改革をいかに進めるかが企業活動における喫緊の課題の一つになっている。そうした企業が抱える課題の解決をミッションとしている会社が、wiwiw(ウィウィ)だ。

女性の活躍を支援するプログラムを提供


 育児休業制度が普及し、出産後も元の職場に復帰して働き続ける女性が増えている。しかし、育児休業は長期間職場から離れることになるため、復帰後も「以前と同じように仕事を続けていけるだろうか?」といった不安を抱えながら過ごす女性は多い。
 wiwiw では、こうした働く女性の不安を解消し、育児休業期間をキャリアアップの好機にしようという目的で開発された「キャリアと育児の両立支援プログラム」を提供。このプログラムは、育児休業というまとまった期間を、個々の能力を高めるために有効活用するとともに、会社との情報交換を絶やさず、復帰後もスムーズに仕事に戻れるような工夫がなされている。育児中の女性社員がどんな思いで日々を過ごしているかということを上司も共有できるため、本人だけでなく上司の側も大きな気付きが得られるという。

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山極社長が提唱する「エンゲージメント」を高める「働き方改革」

働き方改革の課題解決も支援


 女性の活躍とともに、近年、働き方改革がクローズアップされているが、wiwiwでは、様々な「働き方」に関する課題解決のための調査やコンサルティング、研修なども行っている。日本の企業では、働き方改革がなかなか進まないという現状があるが、その理由について、山極社長は、次のように指摘する。
 「働き方改革の最重要課題は、長時間労働の是正ですが、これは単に労働時間を減らせば良いというわけではありません。多様な人材の一人ひとりが能力を発揮し、キャリアアップを図れる職場でなければ、生産性は上がらず、労働時間も減らないでしょう。また、働く人をマネジメントする側も、『あの人は短時間勤務だから…』などと決めつけずに、責任ある仕事をアサインしなければ、その人が本来持っている能力を引き出すことができません。そうした課題を解決するために、私たちは様々なプログラムの開発とコンサルテーションを行っています。」

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仕事と育児の両立の推進、女性リーダーの登用・育成、働き方改革など多岐に渡り20年以上も取り組んできたという山極社長

社員自らが働き方改革を実践 働きがいのある職場に


 一人ひとりが能力を発揮し、やりがいを感じながら責任ある仕事に向き合う。そんな職場環境の整備を支援している同社だが、そこで働く社員たちの「働き方」もかなり先進的だ。
 まず、残業ゼロを実現するために、一人ひとりが工夫をして業務の効率化を図っている。男性として育児休業を取得した経験もあるコンサルティング部の寺西さんは、「毎日定時退社するために、通勤や移動の際のスキマ時間をうまく活用して情報をインプットする癖が付き、そのことで仕事がスピードアップしました」と話す。
 また、企画から実現までの意思決定も速くムダがない。当然、複数の上司がチェックし、最後は社長の決裁があるが、途中で停滞せずにどんどん決まっていくという。今年4月に入社したコンサルティング部の西郷さんは、「ウェブ上でセミナーをライブ配信する仕事を担当しましたが、企画から告知まで、たった2週間というスケジュールでした」と話す。
 短時間勤務を促進する制度としては、月に一回、終業時間である午後6時よりも1時間前に帰る「5時デー」を設けている。これは、半年ごとに総労働時間の目標を設定し、それよりも少なければ、「ご褒美」として1時間早く帰る日が増えるという仕組みだ。前職では長時間労働が日常化していたという開発・サービスセンターの成さんは、「目標をクリアすれば、次の半年間は『5時デー』が2日間になるわけですから、やる気が出ますよね」と感想を話す。

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「新人ですが、皆さんとの距離が近いので、気兼ねなく何でも聞くことができます」と話す西郷さん

制度をフル活用して ワーク・ライフ・バランスを実現


 同社は、育児や介護など何らかの制約を持ちながら働く社員が半数以上を占めているが、制約があってもキャリアアップが可能な様々な制度が整備され、社員たちもそれらを最大限に活用して成果を上げている。中途で入社したコンサルティング部の宮下さんは、次のように話す。
 「前職でも、短時間勤務や在宅ワークなどの制度は整備されていましたが、全員が利用できる雰囲気ではありませんでした。しかしwiwiw では、皆が制度をフルに利用してワーク・ライフ・バランスを実現しています」
 社員自らが働き方改革を実践している姿勢が印象的なwiwiw。こうした社風を山極社長は、「エンゲージメント」という言葉で表現する。
 「『働きやすい』ではなく『働きがい』を追求しながら、会社の理念や目標と、社員の一人ひとりの努力が『エンゲージして(かみ合って)』ともに成長していくことができないと、働き方改革は実現しないでしょう」
 多様な働き方やキャリアアップ支援のまさに「トップランナー」として、社員も会社も成長を続けている。

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「育児と仕事が両立しやすい職場環境です」と宮下さん

コミュニケーションを深める社内イベントやサークル


 社員間の親睦を深める「バースデーランチ」は、社員の誕生日に合わせてランチを食べに行くイベントです。
みんな楽しみにしていて、毎回ほぼ全員が参加します。本当は、終業後にお酒を飲みたいところですが、育児中の人も多いため、ランチのほうが時間を合わせやすいのです。バースデーランチでは、普段仕事中にはできないプライベートな話題で盛り上がるなど、社内のコミュニケーションを深める良い機会になっています。
 その他、グループ企業全体としては、草野球チームを始め、変わったところではボルダリングなどのサークルがあり、wiwiwでも参加している人もいます。仕事が定時に終われば、プライベートの時間も充実しますね。
(成さん、宮下さん、西郷さん)

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定時で仕事を終え、ボルダリングで汗を流す

●第14号 (2018年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
株式会社wiwiw
設立・創業年
2006年11月
資本金
1,000万円
代表者名
代表取締役社長:山極清子
従業員数
18名(内、女性従業員12名)
所在地
160-0023 東京都新宿区西新宿西新宿プライムスクエア9階
TEL
03-5338-6551