情報通信業特集
「ユニークオフィス・ユニーク制度」

人生でもっとも多くの時間、オフィスにいるのだから。
情報通信業には、ユニークなオフィス、
ユニークな制度が盛りだくさん。
そんなユニークなカイシャをご紹介!



ChatWork株式会社
マーケティング部 エバンジェリスト
河野 智英子(こうのちえこ)さん

働くことが楽しくなる制度、たくさんあります!
ChatWorkでは、社員のスキル向上をはじめ、家族との絆を深めたり、快適で豊かな生活を送るためのさまざまな支援制度を導入しています。
これらの制度は、社員が日ごろ感じている不便さや「こんなのがあればもっと楽しくなる」など、すべてがトップダウンでなく、社員のアイデアや意見から生まれたものばかり。
それが私たちの自慢のひとつですし、社風の表れだと思います。
例えば、東京オフィスの共有スペースを活用した「AshBar(アッシュバー)」は、店主兼デザイン部マネジャーの新免の意見から生まれた社内Barです。
開店は就業時間が終わるころ。場所は就業時間中には、社員同士の打合せや研修などに利用されている共有スペースです。夜になると新免が即席カウンターを配置してBarに早変わりします。
グループチャットで「今日はトランプ用意しているよ!」とか、お店のイベント情報が回ってきて、興味のある人は仕事が終わると「AshBar」へと足をはこんでいます。ここでゲームに講じたり、仕事のことやプライベートのことを話しながら過ごすのもChatWorkならではのリラックスタイムです。
仕事も目いっぱいするけど自分たちでアイデアを出しながら楽しむ、それがChatWorkの働き方なんです。


その他の主な制度
シリコンバレー合宿制度
ChatWorkシリコンバレーオフィスに滞在してシリコンバレーマインドを学び、グローバルな現場を体験できる研修制度。毎回数名の社員が参加し、年に何度も開催されている。
最新デバイス購入支援制度
デバイス購入費の半額を支給。iPhoneやApple Watchなど新しい技術やデザインに触れる機会を支援する制度として多くの社員が利用している。
長期休暇制度
1年間に3回、10連休の長期休暇が取れる制度。こちらと有給休暇を合体させて海外旅行を楽しむ社員は多い。年間休日は140日以上ある。

株式会社ダンクソフト
中香織(なかかおり)さん

社員の声から、就業規則が作られます。
どこの会社でも、社員は経営陣の定めた就業規則に則って働くものですよね。ところが、ダンクソフトはちょっと事情が違っていて、就業規則に社員の声が多く反映されているんです。私は2008年の4月に育休を取らせていただいたのですが、実はそれまで育休を取る社員が少なかったからか、社内規則がきちんと定められていなかったんです。そこで社長に「育児休暇の期間なんですが、3年でいいですか?」と直談判したところ、これが何とすんなり通って、2010年の3月までという、実に2年弱の育児休暇が認められたのです。
その後、子どもがもうすぐ2歳というときに保育園に入れようと申請をしたんですが、中々受け入れ先が見つからず、もう一年休むことにしましたと社長に事情を話すと、「中さんが良かったら在宅勤務をしてみない?」と言われたんです。最初は育児をしながら仕事をするなんてどちらも中途半端にならないかと不安もあったんですが、これがやってみて大正解。子どもが一時預かりの施設に行っている間に働くことで育児にも仕事にもメリハリがついて、良い気分転換にもなったんです。
2012年には第二子が生まれて2015年の4月まで育児休暇を取って、現在は週に30時間という在宅での時短勤務で働かせてもらっています。週に1回はオフィスに顔を出しているのですが、これが周囲のママさんからは羨ましがられているんです。母親になると、どこへ行くのも子どもを連れていかなければならないので、ひとりで電車に乗って働きに出ているだけでも羨望の的なんですね。私自身も主婦と会社員の良いとこ取りをしていると思っています。ダンクソフトのように柔軟な会社でなければ退職して専業主婦になっていたと思うので会社には感謝するばかりです。

その他の主な制度
サテライトオフィス
東京の本社以外に徳島県に2ヶ所、栃木県に1ヶ所のサテライトオフィスを保有している。いずれも、社員の住む場所の近くにオフィスを設けるという、社員本位の社風が息づいている。
子育て中の有給休暇
子育て期間中の有給休暇は、通常の有給に20日間プラスされる。これも社員発案の制度というから驚きである。
リフレッシュ休暇
3年以上勤続した社員は、3カ月単位、合計1年間の休業を取れる。この期間を利用して資格取得や海外研修にも行けるというわけだ。これも社員の声で誕生した制度である。