<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

中小企業しごと魅力発信プロジェクト 東京カイシャハッケン伝 東京カイシャハッケン伝

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多摩地区
株式会社ヒューズ・テクノネット

株式会社ヒューズ・テクノネット 人から人へ技術を伝え、 チーム一丸となって ものづくりと成長を楽しむ

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人から人へ技術を伝え、 チーム一丸となって ものづくりと成長を楽しむ

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多摩地区

株式会社ヒューズ・テクノネット

人から人へ技術を伝え、 チーム一丸となって ものづくりと成長を楽しむ

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人と人の 繋がりが紡ぐ 成長ストーリー
人から人へ技術を伝え、チーム一丸となってものづくりと成長を楽しむ

人と人が繋がり合い、技術を磨き合う。社内外で、そんな温かい関係性が育まれるヒューズ・テクノネット。
社員たちの成長は最先端産業を支え、さらなる高みを目指す。

“経験技術”を学び取った実体験が会社作りの礎に

 半導体や液晶パネル、LED、燃料電池などの製造ラインには、ガスや液体を微細に調整・供給する流体制御装置が不可欠となる。1996年の設立以来、ヒューズ・テクノネットは同装置の開発・製造を手掛け、日本の最先端産業を支えてきた。
 流体制御には物理・化学の知識が結集されているというが、創業者でもある津田欣範代表は意外にも畑違いの水産学部出身。学生時代には物理・化学には全く触れてこなかったという。
 「水産業界への就職は間口が狭いこともあってうまくいかず、親戚を頼って就職したのが、半導体製造向けの工業用ガスメーカーでした。全くのゼロスタートだった私は、とにかく人伝えに生きた技術・知識を学び取ることに懸命でしたね。私は“経験技術”と呼んでいるのですが、現場に即した技術にこそ価値があると考えていたからです」
 偶然入社した物理系メーカーでのポリシーは「分からないことは聞く」。青年時代の津田代表はその姿勢を徹底し、職場の先輩や仕入先、顧客に対して「何でこうなるんですか」「どうしてこうするのですか」と、原理まで粘り強く質問を重ねた。周囲がその意欲を快く受け止めてくれたおかげで知識・技術を磨き上げることができたと振り返る。実はこの体験が、起業後のコミュニケーションを重視する会社作りの土台となっていると明かす。

body1-1.jpg「最初は分からなくて当然。何でも質問できるのは若者の特権ですよ」と津田欣範代表

人と人の繋がりをベースにした人材育成

 「当社の若手社員の多くが、かつての私のように物理・化学の知識をほとんど持たない状態で入社しています。それでも周りには熟練の先輩たちがいますから、分からなければ聞けば良いんです。当社の技術職の社員は装置の組立てからスタートし、装置の仕組み、流体の特性、配管や部品加工の技術などを先輩や協力会社の皆さんから学び取り、そこで技術者としてのベースを固めた上で、製造技術、機械設計、電気設計、プログラミング、技術営業など、それぞれのステップアップを果たしていますよ」
 津田代表はこうした現場起点の人材育成に対して、社内技能資格制度を整えることでバックアップ。組立て、溶接、配管などの技能を細かく項目に分け、「このレベルに達すれば次に進む」という基準を明確化。これにより、教える側と教わる側の双方が目標や課題を共有しやすくなり、一つひとつの基準をクリアしながら成長できるようになるのだと話すが、それにはもう一つ欠かせない条件がある。それは社員同士がお互いの成長を支え合う関係性であることだ。津田代表は自ら率先して、成長の土台となる風土作りにも力を注いでいるという。
 「私自身が社員旅行はじめ慰労会、バーベキューなどの社内イベントを色々と企画しています。先日も東京本社と兵庫県の伊丹工場の社員皆で2泊3日の九州旅行を楽しんできたところです。こうしたイベントを経るたびに社員間の距離がグッと縮まり、役職や部署の壁を越えて相談し合い、教え合う関係が育まれている手応えがありますよ」

body2-1.jpg社名のヒューズは融合を意味するヒュージョンが語源。人と人、技術の融合を表している

チームで成し遂げるからこそ、喜びもひとしお

 入社して4年目の製造部の尾崎孝史朗さんは物理や化学とは無縁の学生生活を送り、就職を機に奈良県から単身上京。まさに初めて尽くしの社会人生活を同社でスタートさせたという。
 「正直、最初は殻にこもりそうになりました。でも、そんな私に周りの先輩たちが率先して声を掛けてくださって、相談しやすい雰囲気を作ってくれたんです。すぐに、チームの一員として装置を作り上げる仕事を楽しめるようになっていきました」
 尾崎さん自身も積極的に上司・先輩の懐に飛び込み、工具の使い方、図面の読み方などを一から吸収し、3年目には、組立て、検査、顧客先での据付け工事まで一連の工程を任されるようになったという。そうやって幅を広げることで、改めて実感したのはコミュニケーションの重要性だったと言葉に力を込める。
 「協力会社や社内の他部署と段取りを調整し、お客様立会いのもとで組立てや据付けを行うこともあります。自分だけでは完結せず、関係各所と連携しながら完成を目指すのが私たちの仕事。チームで成し遂げるからこそ、完成の喜びも倍増するんです」
 5年目の今は自らが職場の潤滑油となれるよう、チームの意見集約などに励んでいると話し、ゆくゆくは設計や営業にも挑み、オールマイティーな技術者になりたいと目を輝かせる。

body3-1.jpg中学・高校時代にラグビーに励み、チームワークを身に付けてきた尾崎さん
 

ゼロから学び、社内外との橋渡し役を楽しむ毎日

 営業サポートとして、社内や顧客、協力会社との納期や見積などの調整を担う佐々木維さんは、津田代表が面接で見せた温かい笑顔と人柄にひかれ、異業種から同社に転職したという。入社当初は分からないことばかりで戸惑ったというが、津田代表の手ほどきを受けながら、営業部や製造部の先輩や同僚、仕入先の担当者からも知識を吸収し、調整力や段取り力を磨いたと振り返る。
 「今ではネジが可愛いと思えるくらい、ものづくりの一翼を担うこの仕事を楽しんでいます。自分の思い込みで図面を読み間違い、部品の手配や見積にミスをしてしまったこともありました。ミスをしても、周りの皆さんに相談し、同じミスを繰り返さないという気持ちで仕事に向き合ってきたことが自分の成長に繋がっているのだと思います。くじけそうになっても、皆が親切に教えてくれるので本当に心強いですね」
 現在は顧客に対してニーズに沿った部品の提案も行い、得意の英語を生かして海外の部品メーカーとの貿易業務をも担当。「社内外を問わず、関係先の皆さんが気持ちよくものづくりに励めるように、私自身も営業サポートとして橋渡し役を楽しんでいきたいです」と笑顔で語る表情に充実感をのぞかせた。

body4-1.jpg「社内や仕入先、お客様との人脈が広がるとますます面白くなります」と佐々木維さん
 

編集部メモ

成長分野に挑み、力強い組織作りを推進


 IoTやAIを司る半導体、次世代自動車に搭載される燃料電池など、同社は最先端領域に携わり、人工ダイヤモンドの製造装置の製造にも取り組んでいる。いずれも成長分野であり、将来に向けてさらなる組織の拡大・強化を目指している。「規模が拡大しても社員同士が密に繋がり合い、それぞれがポジションを高めながら後輩を育成する。そんな組織を作っていくつもりです」と語る津田代表。これからも人を基軸とした会社作りをさらに力強く推し進める意気込みが感じられた。

edit-1.jpg産休・育休から復職し、子育てと両立して活躍する方も
  • 社名:株式会社ヒューズ・テクノネット
  • 設立年・創業年:設立年 1996年
  • 資本金:9,900万円
  • 代表者名:代表取締役 津田 欣範
  • 従業員数:76名(内、女性従業員数11名)
  • 所在地:192-0045 東京都八王子市大和田町5-24-14
  • TEL:042-660-1907
  • URL:http://www.fusetechno.co.jp
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください