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城南地区 アイ・インテグレーション株式会社

アイ・インテグレーション株式会社 未経験者を研修と資格取得で戦力化 顧客へ優秀なITエンジニアを派遣

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未経験者を研修と資格取得で戦力化 顧客へ優秀なITエンジニアを派遣

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アイ・インテグレーション株式会社

未経験者を研修と資格取得で戦力化 顧客へ優秀なITエンジニアを派遣

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創業4年で顧客から大きな信頼を得たストーリー
未経験者を研修と資格取得で戦力化 顧客へ優秀なITエンジニアを派遣

優秀なITエンジニアを、システムインテグレーター、メーカーなど、顧客のオフィスに派遣しているアイ・インテグレーション。同社は質の高いプログラムにより、優秀な人材を育成・派遣することで、創業から4年で顧客から大きな信頼を得ることに成功してきた。

創業時4人だった社員が4年で40人超に

 2015年1月の創業以来、成長を続けるアイ・インテグレーション。社員はITエンジニアとして、システムインテグレーター、メーカー、生命保険会社、大学など顧客のオフィスに常駐し、それぞれのニーズに合わせたITソフトウェア開発、運用、保守などのサービスを行っている。実働部門はシステム開発を手掛けるシステムソリューション部と、インフラの構築、サーバーの運用などを手掛けるインフラソリューション部の2つの部署に分かれている。
 創業時はシステム開発からスタートした会社だったが、この2年ほどでインフラ部門が急成長。立ち上げ時に4人だった社員が現在は40人を超えるまでになっている。
 2017年、厚生労働省から若者の採用と育成を通じて雇用状況が優良とされるユースエールに認定され、以降、 応募者が急増している。
 「おかげさまで優秀な人材を獲得することができています。優秀な人材が集まると、営業としても新規の現場が決まりやすくなります。弊社の強みとしては、未経験者でも受け入れてくれる取引先が多いことです」と営業・管理部の幡野部長は笑顔で話す。

body1-1.jpg創業時から会社を支える石坂部長(左)と幡野部長(右)

本番を想定した面談演習と資格取得への取組

 未経験者でも手に職が付くようしっかり教育するというのが同社の方針だ。新入社員は最初の2カ月ほどで基礎的な技術と社会人としてのマナーなどの研修を受けた後、常駐先との面談を想定した模擬面談の練習を受ける。この練習で、新入社員は顧客に「自分という商品」をアピールするノウハウを身に付けてゆく。
 更に希望者は、システムソリューション部所属の先輩社員が行う基礎的な技術に関しての研修会を受けることもできる。また、新入社員は、研修と並行して資格取得のための勉強にも取り組む。入社1年目の青柳さんは ITパスポート※1の資格を既に取得し、次は基本情報技術者試験※2の合格を目指している。
 これらの研修について、青柳さんは「入社前はいきなり現場に入ってOJTをしながら学んでゆくとイメージしていたのですが、本社でしっかりと基礎を身に付けてから現場に入る準備ができるので、そこは弊社の良いところだと思います」と話す。
 優秀な人材の獲得と質の高い育成プログラムによって「アイ・インテグレーションの社員は、現場未経験者でもすぐ戦力になる」という評価を顧客から得ることに成功している。

body2-1.jpg新人研修の様子。社会人としての基本的なマナーなどを学ぶ

残業は月平均1時間、過酷な依頼は受注しない

 現在、40人近い社員が顧客のオフィスに常駐しているが、昨年の残業時間は月平均1時間だった。これを可能にしているのは「過酷な依頼はお断りする」という会社の方針だ。幡野部長はこう話す。
 「弊社はユースエール認定企業ですから、と最初に顧客にお伝えしています。そうすると顧客も残業を必要とするような業務はさせないように気を付けてくれます。社員には、自分の時間を趣味や資格取得など有効に使ってもらいたいと思っています」
 とはいえ、顧客の都合によってどうしても残業や休日出勤が避けられない時もある。その際には、有給休暇とは別に「調整休」も取れるようにしており、自身の誕生日の月内には平日に「バースデー休暇」を取ることもできる。
 月1回の定例会には社員全員が本社に集まり、軽食を取りながら業務の報告や情報交換が行なわれる。ここで新人は先輩社員から現場の話を聞くこともできる。
 「定例会は堅苦しくならず、皆和気あいあいと話しています。仕事の話だけでなく、共通の趣味などプライベートな話でも盛り上がっています」と経理・総務部の石坂部長は話す。
 社員が人材を紹介するリファラル採用、社員紹介制度も採り入れている。社内の状況を知った上で入社を希望するので、定着率が高いという。
 急成長を続けてきた同社だが、今後のビジョンに関して決して楽観視しているわけではない。
 「東京オリンピック・パラリンピックのあとには景気の停滞が訪れるかもしれません。それまでに社員それぞれが現場でいかに自分の地位を作れるか、そこが大事です」と幡野部長は語気を強める。
 社員に寄り添いながら、アイ・イン テグレーションは今後も成長を続けてゆくことだろう。

body3-1.jpg月に1度本社に集まる定例会。ここでのコミュニケーションが仕事に大きく役立つ

ハツタロウー・ケンジロー・なびでんちゃんのもっと知りたい!

フットサル大会、優勝目指して頑張ってます!


 IT系の会社が集まるフットサル大会が年2回あり、弊社も毎回参加しています。1日に5~6試合を戦いますので、メンバーを交代しながらプレーします。普段体を動かす機会が少ないため、皆ヘトヘトになりながらもリフレッシュできるので盛り上がります。サッカー経験者も未経験者もいますし、男女ミックスの混成チームのため女性社員も出場します。もちろん私もプレーします。このたび、新入社員でサッカー経験者が入ってきましたので、大幅な戦力アップが期待できます。次回は優勝目指して頑張ります!(石坂部長)

body4-1.jpgサッカー経験者も未経験者も力を合わせて優勝を目指す