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多摩地区 株式会社きてよかった

株式会社きてよかった 患者に寄り添う治療を行いながら 後進の指導にも力を入れる整骨院

株式会社きてよかった

患者に寄り添う治療を行いながら 後進の指導にも力を入れる整骨院

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多摩地区

株式会社きてよかった

患者に寄り添う治療を行いながら 後進の指導にも力を入れる整骨院

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全員でスキル向上に尽力する施術スタッフストーリー
患者に寄り添う治療を行いながら 後進の指導にも力を入れる整骨院

高いスキルを持った施術者を輩出し、痛みに悩む患者を一人でも多く助けたいというコンセプトのもと、「ひまわり整骨院・はり灸院」を運営する「きてよかった」。院長はじめスタッフ全員が一緒になって知恵を出して学び、見識を共有する環境で、日々施術力を高め合っている。

院長自身の通院経験生かし地元に愛される整骨院開設


 肩や腰など体の一部が痛くなったり、ケガをしたりして医者にかかったものの、改善されなかったという経験をしたことはないだろうか。堀内院長もその経験の持ち主だ。
 「痛みを覚えて病院に行ったのですが、どの病院に行っても治らなかった。自分で治療法を勉強しようと思ったのがスタート地点です。まずは国家資格を取るために専門学校に通いました」
 柔道整復の専門学校と鍼灸の専門学校に3年ずつ通って資格を取得。地元である府中市内で開院しようとテナントを探し、2013年7月に開院した。念頭にあったのは、やはり自身の経験を踏まえた思いだった。
 「他の治療院で治らなかった患者さんを治してあげたい。自分でメンテナンスができるよう、ゆがみをなくして人間が本来持っている、ケガや病気を癒す力を発揮できる状態にする治療をしています」
 慢性的な痛みを抱えた方、交通事故に遭った方、産前・産後の女性の方、他の治療院から転院してきた方など、患者が抱える問題は多岐にわたるが、堀内院長はあらゆる患者のニーズに応え、親身になって治療にあたる。9割以上の患者が再来院するといい、堀内院長への信頼は大きい。
 そんな堀内院長は2017年10月、株式会社きてよかったを設立した。その理由の一つが「一人でも多くの人々を治療したい」という思いだ。

body1-1.jpg開院前や閉院後、昼休みにはミーティングを実施し、日々の仕事内容や施術法などについて情報の共有・交換を行っている

患者さんのニーズに応え 分院を開設し新事業立ち上げ


 「世の中には様々な痛みを抱えた方がいますが、当院に来てもらえたら負担を軽減できます。その第一歩として2018年9月に分院を開設する予定です」(堀内院長)
 新たに開設される分院では、従来の整骨院事業に加えて、美容系の事業も展開していくという。「産前・産後の女性患者さんを治療する中で、美容に関するニーズも増えてきたことから、始めることにしました」と堀内院長は話す。地域からの評判が高く、産婦人科から患者さんの紹介も多いという産前・産後の患者さん向けの治療も、堀内副院長の出産の実体験と女性患者さんのニーズの高さから始めたという。これまでも矯正施術を行ってきたが、分院開設を機に新規事業として立ち上げ、女性患者さんの悩み解決の手助けにさらに力を入れていくという。

body2-1.jpg堀内院長(左)と副院長でもある奥様。分院での美容系事業の導入には副院長の出産経験も生きているという

切磋琢磨しながら 施術スキル向上を目指す


 現在、堀内院長のほか、柔道整復師の西畑さんが勉強しながら患者さんの施術にあたっている。
 「学びたいと思っていた矯正や関節可動域の広げ方などが学べると知り、入社しようと思いました。スタッフ同士の仲が良かったのも入社を決めたポイントでした」
 院内には西畑さん以外にも、地元の柔道整復や鍼灸の専門学校に通う学生が実習生として、施術者のサポートに入っている。昼休みや閉院後に院長を含めたスタッフ全員で施術をし合って勉強に励んでいるほか、時間を作って外部のセミナーにも参加しているという。
 「外部のセミナーは自分で見つけて参加することもありますし、会社から勧めていただくことも。いずれの場合も会社が全額支援してくれ、快く参加させてくれるので助かります」と西畑さんは言う。
 「世の中に有能な施術者を輩出して、痛みで困っている人を少しでも減らしたいというのが会社のコンセプト。私も勉強しながら、スタッフ全員で知恵を出し合い、見識を高めていきたいです」(堀内院長)
 実際、昼休憩時にスタッフ同士で肩や背中を揉み合ったり、より直接的にケーススタディについて議論したりと、スタッフ全員の施術力の向上がしやすい環境が整っている。
 入社1年目の千田さんは受付で診療後の会計や電話応対にあたっている。
 「専門用語にまだ慣れていないですし、予約制なので、先生の都合を見ながら調整をするのはなかなか大変です。でも先生や先輩や他のスタッフが優しく教えてくださるので助かります」と話す。
 スタッフ全員で働きやすく、学びやすい環境作りを考え、切磋琢磨しながら、毎日来訪する患者さんと向き合っている。

body3-1.jpg西畑さんは昨年結婚されたそう。「仕事も生活も大変ですが充実しています」と笑顔で話す

休診日の社内イベントで親睦深める


 休診日の日曜日には時折、親睦イベントを開催しています。春には花見をしたり、夏には花火を見に行ったりしますし、過去には野球観戦や忘年会もしました。最近では社員全員でテーマパークに行って遊んだりもしましたね。社員からも「もっといろいろなイベントがしたい」という要望が多いので、なるべく実現できるようにしたいと思っています。
 ゆくゆくは社員旅行にも行きたいですね。研修を兼ねて知り合いの接骨院を見学させてもらいながら、観光を楽しめる旅行にしようと計画しているところです。
(堀内副院長)

edit-1.jpg整骨院近くの公園で行った花見の様子