<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

中小企業しごと魅力発信プロジェクト 東京カイシャハッケン伝 東京カイシャハッケン伝

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城東地区
株式会社ルーセントスクエア

株式会社ルーセントスクエア 多彩なIT開発を手掛ける技術者集団。社内イベントを通してチーム力を高める

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多彩なIT開発を手掛ける技術者集団。社内イベントを通してチーム力を高める

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株式会社ルーセントスクエア

多彩なIT開発を手掛ける技術者集団。社内イベントを通してチーム力を高める

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和気あいあいとした温かみのある社風ストーリー
多彩なIT開発を手掛ける技術者集団。社内イベントを通してチーム力を高める

業務用のアプリケーションから基盤となるシステムまで、多彩なIT開発を得意とするルーセントスクエア。社風の良さが自慢だという同社の素顔に迫った。

多様な企業のIT分野をがっちりと支える

 1989年の創業以来、独立系のシステム開発会社としてIT業界の最前線に立ち続けてきたルーセントスクエア。誰もが名を知るメガバンクや政府系金融機関などの重要システムを任されているだけに、得意分野を金融とするが、工場の生産管理、コンピューター制御、農業関連、そして販売・流通などジャンルは多彩で、しかもアプリケーション(ソフトウェア)のみならず、システムの基盤部分に当たるITインフラの構築も手掛けるなど、技術的な裾野も広い。
 拠点を東京のほか、北海道、大阪、富山にも置き、全国にネットワークを張り巡らせている。総勢150名の社員を抱え、そのうちの100名近くが東京本社に籍を置き、特に金融分野で強みを発揮しているという。金融機関のシステムは、まさに社会の重要なインフラ。そこで万が一の事態は許されない。それだけに万全を期したシステム開発が必要不可欠である。会社を率いる村井雅道社長はこう語る。
 「盤石のシステムを作るために最も重要なのは、お客様目線・立場で物事を考えること。その考えに基づいて、人材を育成し、成長させていくための仕組みを着実に構築してきました」
 その言葉を裏付けるのが、本人の3か月から6か月間に及ぶという新入社員研修である。実は村井社長も異分野からシステムエンジニアの道へ進んだ一人。「何も分からない」状態を知っているからこそ、若手たちの気持ちになった会社作りを実践できているというわけである。
 「配属後もOJTなどの手厚いサポート体制を構築しており、1年もたてば文系出身者であってもシステムエンジニアの卵として、たくましく育ちます」

body1-1.jpg社員は社長を「村井さん」と、さん付けで呼ぶ。フレンドリーさも魅力の会社だ

イベントを通して社員同士の絆が深まる

 仕事以外の面に目を移すと、会社が主催する数々のイベントが社員同士の絆を深め、お互いを尊重し合う温かみあふれる社風の醸成に繋がっているという。
 「社員同士の交流を活発にするだけでなく、新人教育にも役立てばと、新人にイベント企画を任せています。これまでにバーベキュー会やボウリング会、きのこ狩りなどが開催され、いずれも好評でした。まさに楽しみながら企画力や実行力を身に付ける絶好の機会になっています」(村井社長)
 山岳部やマラソン部といった部活動も盛ん。東京マラソンには毎年、誰かが当選しており、当日は有志が沿道に集まり、熱い声援を送っている。
 また、本社が江東区木場の町内会に参加していることもあり、富岡八幡宮の例大祭では、社員たちもみこしを担いでいるという。「水かけ祭り」ともいわれる勇壮な祭りを通して、江戸文化の伝統を体感するとともに、地域との交流を深められる魅力的な企業だ。
 さらに、11月にはボジョレーヌーボーの試飲会がある。同社では東日暮里にマンション1棟を所有し、社員寮として活用している。その一角にあるコミュニティールームで、樽ごと購入してきたボジョレーヌーボーを存分に味わうのが恒例行事になっているのだ。
 無論、社員寮の目的は、住まいに不安のある地方出身の社員の支援だ。賃貸住宅を借り上げて社宅化する企業は多いが、自社で丸ごとマンションを所有しているケースはまれ。いかに社員を手厚く扱っているかがうかがい知れよう。

body2-1.jpg社員同士の活発な交流が部署を超えたコミュニケーションを円滑にする

教育の責任者や新技術開発を6年目の若手が管轄する

 金融系のITに携わっている社員はセキュリティーの関係上、顧客先に常駐する一方で、プロジェクトを丸ごと受託する案件は自社内で開発を進めている。ソリューション本部R&D室のチームリーダーである白賀昌宏さんは入社以来、一貫して受託開発案件に取り組んできた。これまでに大学の事務システム、大手メーカーの業務システムなどを手掛け、最近では塾の運営管理システムのクラウド化などにも携わっている。
 「R&D室という研究開発部門に籍を置いていますので、案件が落ち着いているときは新しいIT技術のあり方についての研究を深めています。例えば、河川の氾濫情報を映像解析で事前に察知するシステム開発や、ドローンの可能性なども模索しています」
 また、白賀チームリーダーは新入社員研修の責任者でもある。かつては講師として壇上に立ち、現在は教育プログラムの作成に携わり、新人たちの成長を陰からサポートしている。
 そこで心掛けているのは、教育そのものは完全に若手社員に任せることだという。
 「何も知らない新人に教える講師は、日常業務の中で曖昧にしていた自分の知識を深く調べるようになっていきます。人に教えることで、自分の財産になる知識が身に付くというわけです。そのことは私自身も講師役を担って実感しています。後輩たちにも同じような糧を得てほしいと思っています」
 白賀チームリーダーは入社6年目ながら、仕事面では会社の最先端部署で活躍し、会社の運営面では後輩を広い視点から育成する役割を任されている。キャリアは浅くとも意志と実力があれば、チャンスを掴める会社でもあるのだ。
 「これからは利益管理なども視野に入れたプロジェクトマネジメントにも携わってみたいですね。そのために社長が主催する経営者研修に参加するつもりです」
 同研修は、村井社長が主催。外部コンサルタントを交えて行われ、経営課題解決方法などが学べるという。技術者の枠を超えて、高い目標に向かって邁進できるのもルーセントスクエアという会社のセールスポイントである。

body3-1.jpg若くして中心的役割を任される白賀昌宏チームリーダー

仕事とプライベートがリンクし、充実の毎日

 2016年に新卒で入社したソリューション本部R&D室の小野かほりさんは、大学では分析化学を学んできたという。ITに関しては全くの素人だったが、就職活動の中で縁あって出会ったルーセントスクエアへの道を選ぶ。
 「決め手になったのは社員の皆さんの人柄の良さ。面接ではほかのどの会社よりも私のことについて本当に細かく聞いてくれて、人を理解しようとするその真摯な姿勢に共感を覚えました。ITに対する不安はあったものの、新しいことを学ぶのは嫌いではなかったですし、初心者もしっかりと教えてくれる会社だということで、思い切って飛び込んでみようと思ったんです」
 新人研修では、社内外の教育の場を通してゼロから技術を学んでいった。分からないことがあっても先輩が丁寧に教えてくれたので、着実に知識を身に付けることができたと振り返る。
 1年目の秋ごろに現在の受託開発のチームに配属されると、百貨店の売上げ管理システムなどの開発に携わってきた。最初はサポート程度の役割だったが、2年目の現在はその百貨店システムのバージョンアップに伴うプロジェクトにおいて、社内のリーダー役に抜擢される。
 「打合せに参加して、お客様の要望を直接聞いたりしていますが、ユーザーとダイレクトに話ができるのは非常に刺激的なこと。まだまだ手探りの状態ですが、少しずつできることが増えているのが分かります」
 オフタイムの活動にも精力的に参加。富岡八幡宮の祭礼のときには、同僚とともにみこしを担いで、下町の伝統行事を楽しんだと笑みをこぼす。オフタイムで絆を深めているおかげで、業務上でも言いたいことが言いやすくなっていると満足げに話す。

body4-1.jpgコンパクトな組織であるため、若手社員も大きな仕事にチャレンジできる
 

編集部メモ

温かみのある社風が多くの学生の共感を呼ぶ


 これまで出身学部学科を問わず10名程度の新卒を採用してきたが、新卒の争奪戦が激化する中での採用を可能にしているのは、ひとえに社風とそこで働く人々の雰囲気の良さと若手社員たちは口をそろえる。
 さらに、同社では将来の方向性の一つとしてグローバル展開を標榜している。その背景には、プログラミングなどの工程を中国や東南アジアの国々のエンジニアに委託するオフショア開発が積極的に進められているというトレンドがある。そこでは日本と海外拠点の間に立つシステムエンジニアが求められるのは必定。同社もグローバル化の流れに乗り、将来的に「橋渡し役」を担うことを考えている。こうした夢あふれる未来像も、社員のモチベーションアップに繋がっているのだろう。

edit-1.jpg先輩に見守られながら、小野かほりさんは一歩ずつ成長を遂げている
 
  • 社名:株式会社ルーセントスクエア
  • 設立年・創業年:設立年 1989年
  • 資本金:8,400万円
  • 代表者名:代表取締役社長 村井 雅道
  • 従業員数:150名(内、女性従業員数27名)
  • 所在地:135-0042 東京都江東区木場5-11-17 商工中金深川ビル4階
  • TEL:03-5620-1400
  • URL:http://www.lucentsquare.co.jp