多摩地区 NIC株式会社

NIC株式会社
成長の機会を得た若手が、高品質な エレベーター用インターホン装置を世の中へ

NIC株式会社
成長の機会を得た若手が、高品質な エレベーター用インターホン装置を世の中へ

成長の機会を得た若手が、高品質な エレベーター用インターホン装置を世の中へ
オフィスビルやショッピングセンター、病院などのエレベーターに設置されるインターホンなど緊急連絡装置の設計から製造・販売まで行うNIC。高品質と技術革新を追求しながら若手社員の育成にも注力し、海外出張や資格支援、研修制度などを充実させている。
高品質を武器に 新製品の開発にも取り組む
エレベーターには警報ベルや、電話機など、非常時に外部と連絡を取るための機器が備わっている。同社は、これらインターホン装置の製造販売で国内有数のシェアを持つ。顧客のニーズに合わせた装置を設計し、マレーシアの工場で毎月約1万台を製造、国内に輸入して検査ならびに販売しているという。
同社の製品は、非常用装置だけに誤動作は許されない。そこで、同社では製品の製造後と出荷前の2段階で独自の基準に基づいて品質検査を実施しているという。災害や停電をはじめ、あらゆる有事の際にきちんと動作するようにと、特殊な装置を使って様々な温度や湿度、日光に耐えられるかなどを検査している。
「検査体制を整え、不良品を出さないことで取引先から高い評価をいただいています」と森脇代表は同社の製品が選ばれる理由を話す。
また、近年の防災意識の高まりを受け、災害時に求められるエレベーター関連装置の開発に取り組んでいる。例えば、音声・画像認識などの先端技術開発に注力。エレベーター内の会話や映像を記録し、重傷者が多い場所を自動的に抽出して人命救助に役立てるなどの革新的なシステム開発に取り組んでいる。

海外視察や研修で 若手の成長を促す
文系理系を問わずに新入社員を採用し、3カ月半の研修で開発・製造、品質保証・営業の各部を経験しながら、希望や適性を踏まえて配属を決定する。
部署を問わず電気や機械など専門知識が求められるため、資格取得に積極的な同社。資格取得に掛かる費用は会社が負担し、取得時には合格祝いとして一時金を支給している。入社3年目、品質保証部の蟹澤さんは文系出身だが、1年目に「電子機器組立て技能士」の資格を取得した。特殊な機械を操作しながら品質をチェックする業務を担当し、「次は電気工事士を取得し、現場での設置工事にも携わりたい」と意気込む。
更に同社では、視野を広げる機会として、海外の生産拠点に若手を出張させている。マレーシアの工場を訪れた蟹澤さんは「とても刺激を受けました。英会話を身に付けて、将来は海外の工場に関わる職場でも活躍したいです」と夢を膨らませる。
また、入社7年目、開発・設計部で図面作成に携わる竹田さんは、3次元CADの導入を会社に提案。研修会参加費を支援してもらえたと喜ぶ。
「図面を立体化できれば、より緻密に設計を練り、顧客に分かりやすく説明できます。この技術に精通して新製品の設計に貢献したいです」と意欲を見せる。同社には、若手の声に耳を傾けながら勉強の機会も与えて成長を促す環境がある。

会社を挙げて残業削減に 取り組み、オフも充実
同社には、各々のライフスタイルに応じてプライベートを充実して過ごせる環境がある。
「家族とのふれあいや趣味も充実させてほしい」という森脇代表。産前産後休暇・育児休業、短時間勤務などの取得を推奨し、社員は子育てと仕事を両立しているという。更に現在、残業削減にも取り組んでいるという。社員に聞き取りを行って業務の見直しを図るとともに、夕方以降は打合わせをしないなどの社内ルールを導入。多くの社員が定時に退社するようになった。
「仕事の後、学生時代から続けてきたバレーボールの練習に参加しています。体を動かしたり、交友関係が広がるなどオフも満喫できています」(蟹澤さん)
また、開発・設計部の竹田さんは「若手に対しても個人を尊重してくれる社風で、休暇も取りやすいです」という。

ここがポイント!働くやりがい!
安心安全に貢献する自負を持って働ける
マンションやビルなどに設置され、日常生活に欠かせないエレベーターは、地震などの非常時には停止する仕組みになっているという。その際、外部と連絡を取る手段がインターホン。同社社員たちは、自分の仕事が災害時に人命を左右することにもなるという使命感を持って業務に当たっている。社会貢献度の高い製品のものづくりに携わっていることが、大きなやりがいにつながっている。

- 社名:NIC株式会社
- 設立年・創業年:2009年4月
- 資本金:1,000万円
- 代表者名:代表取締役:森脇 康之
- 従業員数:32名(内、女性従業員数8名)
- 所在地:192-0904 東京都八王子市子安町3-5-2
- TEL:042-649-8501
- URL:http://telecall.co.jp