<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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城南地区
日本航運株式会社

日本航運株式会社 働きやすさを追求し、物が行き交う空の玄関口の効率アップを実現!

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働きやすさを追求し、物が行き交う空の玄関口の効率アップを実現!

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働きやすさを追求し、物が行き交う空の玄関口の効率アップを実現!

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チーム一丸の働きやすさ向上ストーリー
働きやすさを追求し、物が行き交う空の玄関口の効率アップを実現!

 国内外の貨物が動く空港や港湾で、集荷・配送を担う日本航運。作業効率を上げる特効薬は、働きやすさと数々の制度を設けたこと。その狙いは見事に的中し、女性社員がいきいきと活躍している。

「機動力」「対応力」「ホスピタリティ」を信条に発展

 新国際線ターミナルとして多くの人と物が往来する羽田空港。航空・海上貨物の国内輸送を専門とする日本航運は、2011年の新国際ターミナル開業と同時に、この空の玄関口・羽田空港に新拠点を構え、海外から届いた輸入品、及び首都圏各所から出荷される輸出品の集荷・配送を手掛けている。
 「機動力」「対応力」「ホスピタリティ」を信条に掲げる同社では、大型車から小型車まで80台以上もの車両を保有し、アパレル品、食品、医薬品、精密機器、インテリア、自動車など、幅広い輸送ニーズに応えて間もなく半世紀を迎えようとしている。一口に輸送といってもただトラックに詰め込めばいいというものではない。品目や物量に応じて、オートコンベア車、移動式クレーン車、保冷車など稼働する車種は異なる。また、依頼内容や1台1台の稼働状況によって輸送ルートも日々変化する。そのため、同社の拠点の最前線では、ハンドルを握るドライバーたちの活躍はもちろん、営業所内で依頼対応や配車、伝票作成などを担うスタッフの支えが必要不可欠になる。そこでは、安全と確実を徹底するのはもちろん、スタッフの効率アップや業務改善へのチャレンジも常に模索されている。

body1-1.jpg羽田空港、成田空港、市川などに7事業所を構え、首都圏の航空・海上貨物輸送をカバー

女性限定のランチミーティングで仕事の工夫を共有

 同社のバックオフィスで活躍する白美花さんは、目まぐるしく行き交う物流を見つめる日々をこう語る。
 「今日のフライトにどうしても乗せたいというような急な依頼が舞い込むことも少なくありません。そうした要望に応えるには、まずはGPS車両管理システムでリアルタイムの車両位置と集荷状況を把握して、最も効率良く対応できる車両のドライバーへ迅速に手配します。ハラハラすることもありますが、無事に貨物が搬出入されたときの達成感が本当に気持ちいいんです」
 入社して10年、こうした経験を経て“段取り力”がついてきたことを実感する白さん。個々の経験値は自分だけに留めず、他営業所の仲間とも共有し、切磋琢磨し合っているという。
 「毎月1回、各営業所の女性社員がお昼に集まり、ランチミーティングを開催しているんです。女性限定だから、相談事も気兼ねなくできる雰囲気。『こんなときどうしてる?』『うちではこう対応しているよ』など、仕事の工夫もざっくばらんに教え合っています。業務の振り分け方、休憩の回し方など、いろんな面で他営業所の良いところを吸収し、ブラッシュアップに繋げています」
 こうした取組が効率アップに結び付き、白さんは最低でも週3日の定時退社を必ず実践し、毎週の休みもしっかりと確保。「友達と買い物や食事に出掛けてリフレッシュしています」と、笑顔を見せてくれた。

body2-1.jpg「新しい業務にもチャレンジして、もっと成長していきたいです」と笑顔を見せる白美花さん

抜群のチームワークで週3日のノー残業デーを実践

 羽田空港営業所で、女性初の所長として活躍している椎名孝枝所長は、チームを円滑に機動するにはチームワークと業務の割り振りがなにより大事と、言葉に力を込める。この調整力はイレギュラーな依頼が舞い込んだとき発揮される。突発的な案件が特定のスタッフに集中してしまっては、作業効率が落ちてしまう。それを最小限に抑えるには、チーム全員でサポートに当たるのが一番だというのだ。調整力が発揮される場面は、それだけではない。有給休暇の取得や急な早退が必要となる際にも役立っていると椎名所長は胸を張る。
 「みんなで日々の状況を共有し合っていますので、例えば有給休暇を取得する際も、チーム内の業務の受け渡しがスムーズなんです。当社には子育て中の女性社員もいて、お子さんが急に熱を出した時などには、保育園に駆けつけないといけないですよね。そんな際も、チーム内で業務を共有していれば、他のみんなで業務を巻き取り、『あとは任せて、お子さんに付いてあげて』と、快く送り出すことができるんです」
 こうした営業所運営のベースには、全員が一通りの業務ができるスキルを身に付けておくという絶対条件があってのことと椎名所長。とりわけ重視しているのが顧客への対応力だという。
 「お客様のご依頼に対応し、大切な貨物をお預かりする私たちにとって、お客様を想ったサービスの意識が何よりも大切。挨拶、言葉遣い、身だしなみなどに気を配り、ホスピタリティをもってお客様のご依頼にお応えする。その心掛けがあれば、『あなたなら安心してお任せできる』という嬉しいお言葉を頂く機会にも必ず恵まれます。そんなやりがいを、これから加わる新しい仲間にも伝えていきたいですね」

body3-1.jpg女性初の所長として活躍し、「後輩にも続いてほしい」と話す椎名孝枝所長

経営トップも社員目線で効率化や福利厚生の充実を推進

 澁澤善文代表は、この5年間で社員目線による働き方の改革に取り組んできた。例えば、業務内容の精査と営業所のレイアウト変更。輸送の安全を最優先に考えることはもとより、現場の声を聞きながら、ソフトとハード両面から効率化を推進してきたという。
 「いまや、『これまでこうしてきたから』は通用しません。効率化できる業務は積極的に軽減していくという視点で営業所の業務内容を一つひとつリスト化して、検証を重ねました。すると過剰な社内手続や書類作成の二度手間など、いろいろと出てきたんです。営業所のレイアウトも、実際の仕事の流れを想定しながら効率良く動ける動線を考え、デスクや複合機、書類ラックの位置取りなどをゼロベースで見直し、順次改善していきました。社員からも『無駄が減って仕事がはかどる』と好評で、残業時間の削減にも結び付いているんですよ」
 実は、前述のランチミーティングも、働く環境の整備の一環として、昨年3月から始まったもの。仕事について相談・共有するだけでなく、「こんな制度があったら嬉しい」という意見も自由に話し合ってもらっている場となっている。澁澤社長はその意見をすくい上げ、制度作りに反映させているという。
 「私たち経営陣はその場にいませんし、誰から出た意見なのかも聞きません。だから、みんな本音ベースで意見を出し合ってくれているようですね。有給休暇を半日単位で取得できるようにしたのも、ホテルや航空券、フィットネスジムなどを格安で利用できる福利厚生制度を導入したのも、ランチミーティングで上がった声がきっかけなんです」
 椎名所長、白さんをはじめ、同社の社員がメリハリのある働き方ができているのも、こうした働く環境の整備と相まってこそのこと。これから先も、社員と会社が「よりよい環境づくり」に挑む好事例が続々と生まれてくることだろう。

body4-1.jpg「何事も3年続ければ面白さが増し、成長に拍車がかかりますよ」と澁澤善文代表

編集部メモ

人も会社も“ゆっくりと力強い成長”を目指す

 同社には、ドライバーとして活躍する女性も少なくないが、多くが未経験からのスタートだったという。その成長を後押しするのがバックアップ体制だ。教育専任の社員が新人に付き、同乗研修を通じて貨物の取扱い方や運転技能、ビジネスマナーなどを継続的にレクチャーするという徹底ぶり。 
 「目指すは“ゆっくりと力強い成長”。竹が節を一つずつ作りながら力強く成長するように、人も事業も地道に土台を固めていくのが私たちのスタンスなんです」と澁澤代表。焦らずじっくりと成長できる環境を今後も徹底していく予定だ。

edit-1.jpg2017年末には同社最大規模の新拠点も成田にオープンする予定
  • 社名:日本航運株式会社
  • 設立年・創業年:設立年 1972年
  • 資本金:1,200万円
  • 代表者名:代表取締役 澁澤 善文
  • 従業員数:150名(内、女性従業員数26名)
  • 所在地:144-0035 東京都大田区蒲田本町2-4-2アクシード蒲田本町6階
  • TEL:03-5714-1321
  • URL:http://www.npkcargo.co.jp
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください