<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

中小企業しごと魅力発信プロジェクト 東京カイシャハッケン伝 東京カイシャハッケン伝

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ダイニングインターナショナル株式会社

ダイニングインターナショナル株式会社 助け合いと支え合いで、全員が活躍できる環境を作る

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助け合いと支え合いで、全員が活躍できる環境を作る

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女性が活躍できる企業作りストーリー
助け合いと支え合いで、全員が活躍できる環境を作る

 女性が活躍できる職場環境を実現するプレゼンツコンサルティング。
その秘密は、それぞれの得意分野を活かそうという風土にあった。

「女性活躍」への方向転換で大きく成長

 フレッシュネスバーガーのフランチャイズ(FC)店を経営するプレゼンツコンサルティング。土肥賢一社長は、同社を立ち上げる以前はとある大手ハンバーガーチェーンで社員として働いていた。いかに売上・利益を上げるかということが第一。徹底的に効率化された調理や接客で、当時はそれが当たり前だと思っていたという。
 「そんな時立ち寄ったフレッシュネスバーガーで衝撃を受けたんです。親しみやすい接客や手書きの看板、店の雰囲気、そしてその場で調理してくれるハンバーガーの味など、どれをとっても、人間味や温かさにあふれていました」
 効率ばかりを追い求め、マニュアルどおりにこなすだけではこの雰囲気は生み出せない。そう感じた土肥社長は、「これは自分でやりたい」と考え、フレッシュネスバーガーのFCとして起業に至った。
 以来、がむしゃらに仕事に取り組み、店舗数も徐々に増やすなど、経営は順調かに思われた。しかしそう簡単にことは運ばない。店舗の増加に社員数が比例せず、それどころかどんどん辞めていった。アルバイトスタッフのおかげで店は回ったものの、5店目をオープンした頃、社員はたったの1人になっていたという。手作りのあたたかさをみんなで作りたいとFCを始めたにも関わらず、知らず知らずのうちに社員を置き去りにしていた。つくづく社員を大切にするとはどういうことかと見つめ直した。そうしてたどり着いた結論は、女性が働きやすい環境作りをすることだった。
 「学生時代から男社会に慣れてしまっていたので抵抗はありましたが、大きく方向転換することが必要でした。子育てなど、ハンディが多いと言われる女性にとって働きやすい環境が作れれば、男女問わず活躍できる会社になるはず。」と土肥社長。
そうして同社はFC加盟企業の中では店舗数・社員数共に最多企業へと成長。2015年には、女性の活躍促進部門で東京ワークライフバランス認定企業となった。

body1-1.jpg「私自身が男社会に慣れてしまっていたからこそ、女性活躍の場を作ろうと考えたんです」と土肥賢一社長

社員の生活に合わせて勤務時間を調整

 入社3年目の高田馬場店店長は、同社の経営する店舗でアルバイトを始めて3か月目に土肥社長に正社員登用の誘いを受けた一人。アルバイト時代は、平日の9時から18時までの勤務。ここに社員としての仕事も入ってきてこなせるのか、子どもを育てながら続けられるのかと不安は大きく、最初は辞退も考えたというが、土肥社長との面談を通じて入社を決めたという。
 「私の事情や気持ちを、社長はとても理解してくれました。社員になっても勤務時間帯は変えず、仕事が増える分はスタッフを増やして対応するなど、様々な形でフォローしてくれたんです」
 このようにアルバイトから正社員に登用されたスタッフは多い。これは、できるだけ安定した形で活躍してほしいという同社の経営方針でもある。
 「例えば、子育てをしている私は朝から夕方にかけては働きやすいですが、夜は難しい。反対に、夜に活躍してくれる学生スタッフは、日中は学校がある。お互いにできないことはあるけれど、協力し合えばその穴も埋められますよね。誰か一人ではなく、みんなで一緒に頑張るという風土があるのも、当社の働きやすさにつながっていると思います」
 現在、経理や各店舗への連絡など、社長秘書としての役割も担っている。これは運営する店舗が増えたことで新設された役職(=セクレタリー)で、同社にとっても自身にとってもひとつのチャレンジだという。
 「秘書検定を受けるなど、今はひたすら勉強ですが、新しいステージで、経営に携わる仕事ができることにやりがいも感じています。ワーク・ライフ・バランスについても講習会などで学んでいるところなので、それをどんどん活かしていきたいです」

body2-1.jpgスタッフの手書き看板と植栽飾り付け。みんなで季節ごとに入れ替えをしている

個性を活かせる、マニュアルにとらわれない店作り

 新宿店店長は、2年前に同社に入社した。
 「接客業をしたいと考えてはいたのですが、飲食店はマニュアルありきであまり工夫の余地がないというイメージがあって興味が持てませんでした。しかし、フレッシュネスバーガーでは飾りつけやポップなど、店舗ごとに工夫して店作りを行っていて、その自由な雰囲気に惹かれたんです」
 ハロウィンやクリスマスといった季節行事の飾り付け、期間限定のバーガーの宣伝ポップ、店頭の看板など、全て店舗一丸となって作り上げる。研修・育成にも凝り固まったマニュアルはなく、それぞれのスタッフに合わせて工夫しながら指導する。人と人とのつながりやおもてなしを大切にするフレッシュネスバーガーの特長だ。
 自分の発想を店作りに活かせるのは大きな魅力。一方で、これでは仕事量が増えてかえってスタッフの負担は増すのではないかと懸念も生まれるが、その点にも抜かりはない。同社では閉店後の清掃業務を完全外部委託。油汚れを洗うことによる手荒れや重たいものの移動など、女性にとっての負担を軽減する目的で始めたというが、これが接客や店作りに注力できる環境作りにもつながっている。スタッフにしかできないこと、スタッフがやらなければならないこととそれ以外を区別することで、より高い質のサービスを提供できるというのである。
 さらに、スタッフにしかできないことがあるのと同じように、人にはそれぞれその人にしかできないことがあると話す。つまり、人には得意不得意もあれば、子育てや学業といった普段の生活もある。それらを無視して画一化するのは容易だが、それでは本来の力を活かせているとは言い難い。お互いが助け合い、支え合うことが、全員が自分の能力を存分に発揮することにつながるというわけだ。
 「当社では高校生から主婦まで、様々な人が働いています。年齢も経験も立場も違うからこそ、一人ひとり違う強みを持っていると思うんです。全員がそれぞれの良さを活かして活躍できるように、研修や店の雰囲気作りをしていきたいですね」

body3-1.jpg新入社員研修会のひと時。若い社員の育成にも力を入れている

編集部メモ

新たな挑戦が成長とやりがいを生む


 同社では、研修プログラムの達成状況によって、短期間でも店長に昇格させている。そこには土肥社長の、仕事にやりがいを感じて欲しいという思いが反映されている。
 「前職では、店長になるまでに5年10年かかるのは当たり前。私も8年目での昇格でした。しかし、ずっと同じ立場でやる気を維持し続けるのは並大抵のことではありません。それならできるだけ早く成長を感じてほしいと考えて、若手にも店長を任せているんです」
 店長ともなれば責任は増えるが、その分、自分の仕事に自信とやりがいが生まれる。当然、失敗もあるだろうが、そこで何か学び取れれば、それは無駄ではないと土肥社長は語る。
 「同じことの繰り返しになってしまったら成長は望めません。失敗を恐れず、スタッフにはどんどん挑戦してほしいですし、会社としても常に新しいことを考えていきたいです」

  • 社名:ダイニングインターナショナル株式会社
  • 設立年・創業年:設立年 2005年
  • 資本金:1,000万円
  • 代表者名:代表取締役 土肥 賢一
  • 従業員数:280名(アルバイト含)(内、女性従業員数240名)
  • 所在地:102-0083 東京都千代田区麹町3-5-4 麹町インテリジェントビル
  • TEL:03-3222-0125
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