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株式会社 アタゴ

株式会社 アタゴ 味覚の違いを数値化して「食」を支える<br><br>世界シェア30%!糖度・濃度計(屈折計)の世界的メーカー

株式会社 アタゴ

味覚の違いを数値化して「食」を支える
世界シェア30%!糖度・濃度計(屈折計)の世界的メーカー

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輝く技術 光る企業

株式会社 アタゴ

味覚の違いを数値化して「食」を支える
世界シェア30%!糖度・濃度計(屈折計)の世界的メーカー

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  • 社名:株式会社 アタゴ
  • 設立年月:1940年9月
  • 資本金:1億円
  • 従業員数:日本 190名 海外 101名
  • 代表者:代表取締役社長 雨宮 秀行
  • 本社所在地:〒105-0011東京都港区芝公園2-6-3芝公園フロントタワー23階
  • 公式HP:https://www.atago.net/
  • 「糖度・濃度計」というニッチな分野を専業として、早くからグローバルに活躍してきた株式会社 アタゴ。 現在の高いシェア率を占めるに至るまでの軌跡や、今後の方向性を中心にお話をお伺いしました。
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業種

精密測定機器

事業紹介

屈折計・糖度計・濃度計・塩分計・旋光計など科学計測機器の開発・製造・販売・輸出

新入社員に担当してもらう仕事の内容について

新製品の企画・開発・設計。 製品の改良・製造。製品の販売、修理など。

世界に通じる技術力について
食べずに味が分かる!?味覚を数値化したアタゴの糖度・濃度計

弊社は、「味や甘さ」という感覚的なものを数値化する計測器「糖度・濃度計」をメインにしたメーカーです。企画・開発から製造、販売、メンテナンス・アフターサービスまで全てを一貫して行っており、国内外から高い評価と信頼を得ています。 スーパーなどの売り場で、ブドウやりんごの甘さを“糖度”として表示し、消費者が好みの甘さで果物を選べるようにしているのを見たことがないでしょうか。その“甘さ”を測る時に使われている計測器が「糖度計」です。液体の中を通過する光の屈折現象が、溶解している固形分(糖・塩・酸・タンパク等)によって変化することを利用して濃度を計測するものですので、例えばラーメンや漬物などの塩分を測る「塩分計」や、 調味料や洗浄液などの複数の溶解物質の濃度を測る「濃度計」など、糖度計以外にも、用途に応じた様々な測定器があります。

atago_ph01.jpg 井上 正清さん
取締役 企画部 部長 1972年入社

糖度・濃度計(屈折計)の役目は「品質の安定」

糖度・濃度計は、食品産業から工業分野まで、ビジネスの場で幅広く使われています。その用途は「品質の安定」と、それを「保証」することにあります。食品産業では、食品・飲料メーカーが商品の開発や品質管理のために、生産農家の方が果物などの適切な収穫の時期を見極めるために、外食産業においては味の統一や品質管理のために使用しています。工業分野においては、例えば原油を精製してできた製品(軽油・レギュラー・潤滑油など)が、間違いなく目的の液体であるということを確認する時に屈折計が使われます。香料、化粧品、医薬品、化学薬品の製造においても同様です。

atago_ph02.jpg 中島 吉則さん
取締役 開発1部 部長 1978年入社

国内90%、海外30%のシェアを確立するまでの軌跡

弊社は昭和15年に創業しました。創業当時から糖度・濃度計に照準を絞り、研究開発を積み重ねてきた結果が現在の商品のクオリティーの高さに結びついていると考えています。現在のシェアは国内90%、海外30%にまでなりました。ですが、創業当初からこのような状況にあったわけではなく、弊社の歴史を顧みますと、今日までには大きなターニングポイントが3つありました。 一つ目は、昭和28年の「手持ち」屈折計の発売です。それまで屈折計は大型で使いにくいものだったのを小型化、世界に先駆けて開発に成功したことで、国内シェアを大きく増やすことができました。さらに、小型化したことによって輸出コストが下がり、弊社の海外進出のきっかけにも繋がりました。二つ目は、昭和51年に世界初のデジタル表示の屈折計を開発できたことです。これにより日本国内だけでなく、海外でもシェアを拡大していくことができました。三つ目は、平成15年に防水で、デジタルの世界最小サイズのポケット糖度・濃度計を開発できたことです。この商品は現在の主力製品となっています。

atago_ph03.jpg 2003年日本グッドデザイン賞『特別賞』、
2004年東京都ベンチャー技術『優秀賞』など
を受賞し、同社の主力商品となっている
“ポケット糖度計PAL”。

多様なニーズに応え、さらにシェアの拡大を目指す

現在、弊社では売上げの7%を研究開発費にあてるなど、製品開発・改良に積極的な資本投下を行っています。今後の開発の方向性としては、より緻密なデータが必要なユーザーに向けて、現状よりも更に細かく計測できるよう精度を高めた製品の開発を進めています。一方で、一般ユーザー向けに、よりコンパクトで使いやすくデザインがいいものを開発していきたいと考えています。さらに、詳しくは申し上げられませんが、糖度・濃度計とはまた別に、事業の柱となる新商品も開発中です。 現在、アメリカとインドに支社を置いていますが、今後はさらに輸出の増加に力を入れるため、まだ糖度・濃度計の使われていない国への進出、更なるシェアの拡大を目指していきます。

求めている学生像、社員への教育・研修方法
商品の「ゼロ」から「最後」まで関われるのが面白い!

弊社の醍醐味は、一つの商品の企画・開発・製造・販売・アフターサービスという一連の流れを全て見渡せるという点です。これは商社などの大企業では、なかなかできないことです。商品の企画・アイデア出しに始まり、開発から製造・販売、実際に使用している顧客からの反応を知るアフターサービスまで、担当として全ての過程を知ることができるのです。会社の1つの歯車として動くのではなく、製品の開発・販売全体に関われるということには、やりがいを感じられるはずです。ですから、私どものような仕事には、熱意と集中力があって、気がついたら1〜2時間が経ってしまうほど夢中で取り組めるような人が向いていると思います。 「大変だけれども、自分が好きなんだから、やる!」という感覚の人が向いています。

チームワークは活発なコミュニケーションから

弊社では、年に1度、「コミュニケーション・デイ」というのを設けて本社と工場の人が集まってバーベキューなどをします。さらに5年に1度、全額会社負担で海外旅行を楽しんだり、野球やゴルフ、釣りなどの同じ趣味の人同士のクラブがあったり、社員の結婚記念日に花束をプレゼントするといったイベントもあります。社員同士の親睦を図ることで、良好な人間関係のある会社になりますし、普段の仕事のしやすさも違ってくると考えています。いい意味で社員同士の仲が良い。これも弊社の魅力の一つです。