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細見工業 株式会社

細見工業 株式会社 経験とノウハウが生み出す、創意工夫に満ちた展示ケース<br>設計から製造まで一貫して行うことであらゆる展示用ケースの受注に対応する。

細見工業 株式会社

経験とノウハウが生み出す、創意工夫に満ちた展示ケース
設計から製造まで一貫して行うことであらゆる展示用ケースの受注に対応する。

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輝く技術 光る企業

細見工業 株式会社

経験とノウハウが生み出す、創意工夫に満ちた展示ケース 設計から製造まで一貫して行うことであらゆる展示用ケースの受注に対応する。

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  • 社名:細見工業 株式会社
  • 設立年月:1969年 有限会社細見工業  創業
    1988年 細見工業株式会社 設立
  • 資本金:10,000,000円
  • 従業員数:21名
  • 代表者:代表取締役 細見 大作
  • 本社所在地:東京都葛飾区小菅1-11-20
  • 公式HP:http://www.hosomi-kogyo.co.jp/
  • あまり意識することは少ないが、美術館やショールームなど、物を展示する場所では、展示の仕方に細心の注意が払われている。展示方法ひとつで物の見え方が変わってくるし、セキュリティや耐久性の問題もクリアしなければならないからだ。細見工業株式会社はそういった展示ケースを専門に製造するメーカーである。主な受注は一点物の特注品。試行錯誤の末に生み出される展示ケースは職人の技術と長年のノウハウの結晶である。
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業種

博物館、美術館等 各種展示ケース設計製造等

事業紹介

博物館・美術館等各種展示ケースの設計・制作・施工
科学館、ショウルーム、博覧会、展示会、百貨店、サイン工事等の金物製作(スチール SUS他各種金属、板金、溶接)の設計・制作・施工

多くの人が目にする製品なので良いものを作りたいのです。

細見工業は創業40年になるという、展示ケースの設計製造を行う企業である。先代社長が起業し、創業当時は湯沸かし器などのホーロー製品を製造していたという。縁あって1972年に装飾金物の製作を請けおったのがきっかけで、展示ケースを専門に手掛け始める。 1988年、細見工業株式会社を設立、その後葛飾区小菅に移転し、大型製品の製作も行える設備を構えるまでになったという。 現在では大手のケース製造メーカーでは手がけられない特注品なども多数取り扱っており、製品は美術館、博物館、図書館、企業のショールームなど様々なところで使用されている。 また、2008年には葛飾ブランド「葛飾町工場物語」に、展示ケースが認定された。それによる宣伝効果は高く、人とのつながりが生まれ、新しい仕事が来ているという。 細見社長は「多くの人の目に付くものですし、20〜30年納められるような製品ですから、良いものをしっかりと作りたい。製品を目にする人みんなを満足させたい。」と自社製品について語った。

hosomi-05.jpg 細見 大作 社長
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品質管理と人材育成で組織の生まれ変わりを目指す。

細見工業では品質管理に特にこだわっており、2005年にはISO9001品質マネジメントシステム認証を取得している。 「ISOをやると書類が増えるので最初は面倒に感じますが、そこで不良を未然に防げるようになると品質が安定してくるし、結果的に手間も減るんです。ISOの手間の意味があるし、それは社員皆分かってくれています。」 さらに人材育成についてもお話を伺った。 「今までは親方の下で見て勉強する、という昔ながらのスタイルがずっと続いていましたが、今後はMBO(目標管理制度)を取り入れていこうと思っています。上から無理矢理『あれをやれこれをやれ』というのはしたくないのです。本人たちが気づいて『これもあれもできる』と思うと自分たちからどんどんやってくれるようになる。だから自分で目標を立てていってもらうようにしたいと思っています。世代交代や不況などに直面し、会社としても生まれ変わっていかないといけない時期だと考えています。」 ケースメーカーとしての組織づくりが、細見社長の考えるこれからの展望である。

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柔軟な対応を可能にする、設計から納品まで一貫した作業工程


西田晋哉さん (入社6年目)
沼田宗将さん (入社1年目)
製品の設計を担当されている技術者の方にお話を伺い、担当されている仕事やものづくりの魅力などについてお話しいただいた。 細見工業では製造だけでなく、自社で製品の設計も行っている。多能工制度を採用しており、営業を担当している者が設計を行い、そのまま発注、納品まですることも少なくないそうだ。 一貫して一人で担当することで、お客様の要望からぶれないで仕事ができ、様々な要求への対応力があることが強みである。 全工程の技術を修得するのは容易ではなく時間もかかるが、各々が得意な部分を活かしながら不得意な部分は連携して補い合うというスタイルで長期的に人材を育成しているという。

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