株式会社 東亜理化学研究所

株式会社 東亜理化学研究所
光学産業の技術革新で未来に光を
光に関するあらゆる技術で産業界に革新をもたらす

株式会社 東亜理化学研究所
光学産業の技術革新で未来に光を 光に関するあらゆる技術で産業界に革新をもたらす

- 社名:株式会社 東亜理化学研究所
- 設立年月:1960年(昭和35年)4月
- 資本金:30,000,000円
- 代表者:代表取締役 堀 将晴
- 本社所在地:東京都八王子市小宮町1180番地
- 電話番号:042-644-1415
- 公式HP:https://toa-rika.co.jp/
- 20世紀にはカメラのレンズやファインダーに代表された光学機器産業。技術が進歩した現代では、可視光だけではなく紫外、赤外、テラヘルツへと応用が広がり、産業界をリードする最先端技術の世界へとステージが広がった。株式会社東亜理化学研究所はそれら光学産業の技術革新に取り組む最先端企業。 私たちの身の回りにあるデジタルカメラやカメラ付き携帯電話の部品から、医療機器や産業機器、通信、セキュリティなどのセンサー分野まで、光に関するあらゆる事象を取り扱い、技術によって未来を創造している。

業種
光学部品及びユニット開発製造
事業紹介
光学部品の開発・設計・製造
光学ユニットの開発及び組立て
光デバイス関連治工具の設計・開発・製造
創業50周年を迎えた光学部品メーカー
浦田 昌史さん
株式会社 東亜理化学研究所
製造部 部長
光学部品メーカーである東亜理化学研究所は1960年創業、2010年に50周年を迎えた。もともとはカメラ関係の部品の製造、光学ユニットの組み立てをメインに事業を展開しており、その流れから1990年代から光学部品製造に特化してきたという。現在では国内外で数百社との直取引を行っており、扱う製品は単体からユニットまで様々で、一点物の特注品から数百万個の大量生産まで幅広く請け負い、「光学系技術のあくなき追求と、仕事を通じ会社をとりまくすべての人を幸せにすること」を経営理念として掲げている。
今回、お話を伺った浦田昌史製造部長は転職で入社されたという経歴の持ち主。入社後は生産管理、営業、薄膜加工部の立ち上げなどに関わり、東亜理化学研究所に多大な貢献をしてきた方である。現在では管理職として大きなプロジェクトをいくつも抱え、それを上手くまとめていくことが醍醐味だという。そんな浦田部長に東亜理化学研究所の製品についてご説明いただいた。
「現在は当社の製品は携帯電話のカメラの部品、医療機器、セキュリティ、ロボット、照明、通信、車載など、あらゆる光に関する分野で多種多様に使用されています。目立つ部品だけではなく、機械の内部に入っているものも非常に多いですね。当社で扱う素材はやはりガラスや樹脂が多いです。光学関連製品は時代と共に流行が変化するところが特徴的です。以前は使い捨てカメラのレンズなどを多く手がけていましたが、時代の流れにより携帯電話のカメラが主流になり、最近では赤外線などセンサー関連が増えてきています。」
「また、光学部品に関連しまして、産業用の治工具の設計、開発の受注も行っています。さらには光学用途以外の外観部品(鏡面加工など)なども手がけています。薄膜製品などは見た目も美しいですから、デザインへの組み込みが近年注目の集まっているところです。こうした試作や量産などの幅広い受注がある背景には光学メーカーが近くに多い土地柄もあると思います。幅広い対応力と、一貫して最初から最後までお客様の要望にコーディネートできるところが当社の強みです。」
近年、産業の部品は海外で製造を行う事が当たり前のようになってきているが、東亜理化学研究所では国外に進出する予定はなく、国内の製造のみで、海外で製造を行うメーカーとも十分戦っていけるという。
「最近では海外での製造が多くなってきた分野なのですが、日本の技術力はとても高く、技術力の高いものは海外よりも日本で作ったほうが安く作れるという部分もあるのです。当社でも工程の改善を繰り返してコストを抑えることを実現、それまでは海外に発注していたお客様がこちらのほうが安いということで発注してきたという、逆転現象のような事例もあります。」




若い社長のパワーとやりがいのある仕事が会社の最大の魅力
会社組織について尋ねると、東亜理化学研究所の最大の魅力は社長であると浦田部長は語った。東亜理化学研究所の堀将晴社長(取材当時)は転職して入社後、営業部長などを経て37歳という若さで社長に就任。堀社長が地域の大学で行った講演を聴いて入社した社員の方もいるという、カリスマ性を持った社長である。 「当社の魅力はなんといっても社長が若く元気で、ものすごくパワーのある面白い人だというところです。社内の人達の雰囲気は家族的で皆仲がいいですね。若い社員と女性が多く、明るくて楽しい職場ですよ。積極的に若手に責任ある大きな仕事を任せているので、確実に社員のやりがいにつながっていると思います。」 「人材については、現在は中途採用が多いのですが、若者の雇用を増やしていきたいとも考えています。新人が入った場合は、研修として、技術指導を最初に受けてもらいます。やる気次第ですが、技術者としてひとり立ちするのは、一年以上かかります。さらに薄膜などの非常に難しい技術も多いので極めようとすると限りなく奥が深い仕事ですね。その分やりがいはあるし、思い通りのものが出来た時の達成感は大きいと思いますよ。」 最後に、創業50周年を迎える東亜理化学研究所のこれからの展望について、浦田部長からお話いただいた。 「50周年を機に、当社ではデバイス元年として、技術を複合してそのまま世に送り出せるようなものを作っていこうとチャレンジしています。薄膜処理など、ものすごくレベルの高い技術を持っている企業だと自負しておりますので、今後他社では出来ない独自技術を開発・展開していく事も考えています。今まで関わっていない業界にもどんどん進出していきたいですね。個人的には、大きな自社ビルを建てられるぐらい会社をもっと成長させたいと思っています!」



先輩メッセージ
お客様と製造現場を上手く結ぶ事が営業の醍醐味です
北島 大介さん
営業部 係長
北島さんは以前の会社では製造担当をされていて、営業という全くの未経験の分野に転職されたチャレンジ精神あふれる経歴の持ち主である。営業の立場から見た、ものづくりについて伺った。
--転職前とは分野の違う仕事だったと思いますが、不安はありませんでしたか?
「営業も光学のことも全く分かりませんでしたから、初めはとまどいましたし、たくさん失敗してきました。入社6年目ですが、光学は奥の深い分野ですから今でもまだ勉強する事がたくさんありますよ。単に物を買ってくださいという仕事ではなく、技術的な部分の知識も要求される仕事ですので大変です。」
--営業を担当する上で特に心がけていることはありますか?
「営業という仕事は、お客様の味方でもあるし、製造現場、会社の味方でもあるし、時に戦わなければいけない状況もありますし、そのバランスが難しいところですね。自分がコーディネートして仕事が上手く進んだ時の喜びは営業のみが味わえるものだと思います。また、一人で仕事を抱え込まないように、周りとコミュニケーションをしっかり取るようにしています。会社としての判断を迫られる事もたくさんありますので、そういうときに決断をミスしないように。」
--扱っている製品には流行があるそうですが。
「やはり時代とともに製品の流行というものがありますね。以前は携帯電話などのカメラ関連の部品が多かったのですが、今は紫外線や赤外線関連の光学部品が旬ですね。これから先に流行るものを察知して社内に展開するのも営業の大事な仕事です。常に変わっていく状況の中で、お客様とのコミュニケーションで新しい事を覚えていきながら、以前の経験を応用して対応するようにしています。」
--北島さんから見た会社の特徴を教えてください。
「とにかく勢いがあって元気な会社だと思っています。特に社長が若くて明るく、社員との距離が近いところが会社の魅力ですね。本当に並外れたリーダーシップのある社長で尊敬しています。社長を初めとして皆が明るい雰囲気ですから、仕事が大変でも上手くバランスが取れていると感じますね。」
--ありがとうございました。最後に、ものづくりを志す後輩へメッセージをお願いします。
「世の中に出回っているもので私たちのような中小企業が関わっているものはたくさんあります。そういうものをつくって、仕事がかたちになる喜びを実感して欲しいですね。製造業の営業は、決まったものを売るだけではなく、新しいものを次々に扱えるので、意外と飽きっぽい人の方が向いているかも知れませんよ。」


先輩メッセージ
若手でも責任のある仕事を任せてもらえるところが魅力です
中谷 陽介さん
生産技術課 主任
中谷さんは入社3年目の技術者。入社直後は専門的な仕事内容に不安やとまどいはあったものの、上司や先輩の温かい人柄に触れてこの会社で仕事を続けていきたいと思ったと語っていただいた。
--担当されている仕事について教えていただけますか?
「入社して最初は製造、次に営業を担当し、現在は品質保証部で仕事をしています。当社ではオールマイティな能力を持つ人材を育成するためにいろいろな部署を経験することが多くなっています。以前の部署で培ったノウハウを、次の部署で上手く活かしながら仕事をすることが理想ですね。品質保証の仕事では、当然ですが不良品を出さないということに最も注意しています。そのために、問題が生じた場合は履歴が残るようになっているので、以前の履歴を見て製品の持つトラブルの傾向を把握するように注意しています。」
--仕事でやりがいを感じるところはどういう時ですか?
「難しい図面を依頼してくる専門家であるお客様に対して、自社の製品について納得していただいた時が一番やりがいを感じますね。」
--中谷さんから見た会社の雰囲気や特徴を教えてください。
「社長がとても人間的に尊敬できる人です。とにかく明るくて話に説得力がありますし、そういう人がトップにいることで、本当に恵まれていますね。経験や年齢に関係なく、若手にも責任のある仕事を任せてもらえるところも会社の魅力です。」
--ありがとうございました。最後にものづくりを志す後輩へのメッセージをお願いします。
「自分が入ってみてわかったことですが、これから就職を考えている方には中小企業はすごくおすすめですよ。若手でもやる気があればチャンスがもらえるような環境なので、とてもやりがいがあります。野心の強い人には特に向いているんじゃないでしょうか。何をしているか分からないと敬遠せずに、就職を考える際の選択肢の中に中小企業を入れてみてください!」

