TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート
働き方改革推進中!柔軟に働ける企業特集
株式会社ライフィ/4名参加
この日に訪れたのは、インターネットを通じて生命保険や損害保険の代理販売をメイン事業とするライフィです。代表から会社の概要や経営理念について、また、社員から同社での働き方についてお話をいただき、澤田代表や社員を交えての座談会を行いました。
ツアー内容
会社説明 社員、そして関わる全ての人の幸せを願う
ライフィは、お客様の困りごとを解決できる情報を提供することをモットーに事業を展開しています。
「当社では、『真心を込めた良質な情報提供を通し、和をもって、係る全ての人の成長・幸せ・未来に寄与する』という経営理念を掲げています。これに沿った事業を展開することが、社員の働く環境の整備にもつながりました」と澤田代表は語ります。
働き方改革については、澤田代表だけでなく、社員一人ひとりが主体となり労働環境の改善に取り組んでいます。そのために多くの仕組みが取り入れられました。一例としては、業務改善の意見を募る「気づきボックス」の設置があります。そのほかにも、社員の幸せのために、全員が主体となり様々な取り組みを行った結果、平成30年度『東京ライフ・ワーク・バランス認定企業』の大賞授与につながったといいます。
「制度も大切ですが、社員が持てる力を発揮することも大事です。社員一人ひとりが目標を持ち、失敗を恐れずに仕事に向き合う姿勢と、それを支援する環境が不可欠です」(澤田代表)
また、社員の方からは同社の働き方について、「自分がどうあるべきかの『あり方』を考えた上で、どう実現すれば良いかの『やり方』を意識することが大事」と語っていただきました。
澤田代表、社員の方の熱のこもった言葉を、参加者は真剣にメモを取っていました。
- 同社の経営理念について熱く語る澤田代表
- 働き方について語る社員の話に耳を傾ける参加者
参加者からの質問に答えていく座談会
続いて澤田代表、役員、社員の4名を交えて座談会を行いました。参加者からは、澤田代表が語ってくれた「失敗を恐れず」という話について質問があがりました。そこで澤田社長はある失敗談を披露してくださいました。
「ウェブサイト制作に取り組んだ初期段階のことですが、良い物を、早く作ることだけを考えていたものですから、予算を考えずに進めました。当然、予算管理が甘いと経理担当者からこっぴどく叱られました。しかし、おかげで採算という事業の基本と、初心の大切さを再認識することができたわけです」
具体的な澤田代表の話に参加者は大いに理解を深めたようでした。
さらに最近の取組に関する質問では、同社の社員が主体となってコロナウイルス感染症対策としてアクリル板の設置や机などの除菌も行っているという説明がありました。除菌を促すポスターを作成するなど、社員の健康を守るための取組も行っているそうです。
- 参加者からの率直な質問に社員が丁寧に答える
2分間にまとめた感想を発表するプレゼンワーク
次に、参加者からツアーの感想や意見を発表するプレゼンワークを行いました。現在はリモートワークを導入し、出勤する社員の数を制限しているということでしたが、参加者のプレゼン時には社員の方々が遠隔で参加してくださいました。パソコンに向かって遠隔で発表することに緊張しながらも、参加者からは、「自分で考えて仕事をするというのは、高いハードルだが、目標があるからこそやりがいがあり、興味を持って働けるのではないか」という意見や、「課題を自分自身で決められるのは自由度が高いが、責任も重い。それでも大きなモチベーションになると思った」という声も上がりました。また、「社員と上司が同じ目線の高さで相談し合うことが効率アップにつながるというのはとても勉強になった」という感想や、「企業理念の意味が理解でき、自分も企業理念に沿った働き方がしたい」といったコメントも寄せられました。
- プレゼンワークではリモート参加する社員に向けて発表を行った
- 働きやすい環境づくりのために一役買っている「気づきボックス」
参加者の声
「ライフ・ワーク・バランスの充実には、効率良く働く必要性があるということを学べました」、「自ら成長し、貢献していくことが大事だということを知りました」、「失敗を恐れず、目の前のことに一生懸命取り組み、後悔は決してしないということに魅力を感じました」という声が寄せられました。
まとめ
今回訪問したライフィは、経営者と社員それぞれが自発的に考え、企業理念に沿って働くことで、ライフ・ワーク・バランスの充実や、柔軟な働き方を実現している企業でした。参加者は今回のツアーを通じて、働く環境が整えられた分、濃密な仕事をするためにはどう行動したら良いのか、考えるきっかけとなったようでした。