<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

コミュニケーションが活発!風通しが良い企業特集

コーデンシTK株式会社/5名参加

 この日に訪れたのは、電化製品の光センサーや、デジタルサイネージと呼ばれる電光掲示板を販売するコーデンシTKです。今回のツアーでは、音綿取締役と社員の方から会社概要や営業の仕事に関しての話をお聞きし、製品見学、そして、同社のPRを考案するグループワークを行いました。

同社の製品を社員がスライドで紹介

ツアー内容

主力商品や営業の仕事について学ぶ会社説明
 音綿取締役から同社の歴史や社風についてお話しいただいたのち、2名の社員から同社の仕事内容についての説明がありました。
 「当社の主力商品は光センサーです。分かりやすい例としては、コピー機の用紙サイズを読み取るセンサーや、ロボット掃除機の人感センサーなどに使われています」
 普段意識していないところで、光センサーの技術が役に立っていると参加者は驚いている様子でした。
 さらに営業の仕事内容についての説明もお聞きしました。朝のメールチェックから顧客訪問、営業資料の作成まで行う1日の過ごし方の紹介や、モバイルツールを使ってテレワーク勤務を行うこともあるという、ふだんの仕事ぶりを語ってくださいました。
 「営業は、初めて行く会社で、初めて会う人と話をすることもたくさんあります。中には、不安に思うときもありますが、上司に相談すれば同行してくれますし、その他にも困ったときはいつでも気軽に相談にのってくれます」という社員のお話しから、若手社員と先輩や上司との距離が近い同社の社風が伺えました。

  • 取締役からの同社の概要や歴史の紹介に耳を傾ける参加者

ショールームで商品を見学し、ゲームで最先端技術を体験
 続いて、社員に引率されて参加者は一階の展示エリアで、同社が扱う製品を見学しました。複数の色に光るブロック型の製品や、日常生活でも見かけるディスプレイなどがずらりとならんだ空間に、参加者はワクワクした様子でした。
 「これは当社が扱っているデジタルサイネージです。小さいものでは約20センチ×10センチの薄いパネルを並べて張り合わせ、大きな映像を映し出す事ができます。これは、屋外広告や展示会などで使われています。一枚で映像を映す液晶画面と違って、破損した場合に壊れたパネルだけを取り換えれば長く使用できることや、明るさを表す『輝度』が高く、屋外で良く目立つというのがデジタルサイネージの魅力です」
 さらに、参加者はデジタルサイネージとセンサー技術を融合したゲームを体験。手の動きにセンサーが反応し、触れずにスロットを動かせるというものです。最先端の技術に触れ、楽しみながら同社の製品の魅力と可能性を実感した様子でした。

  • 小さなLEDブロックを集結したオブジェを見学

同社のPRを考案するグループワークを体験
 続いて、参加者は社員にインタビューをし、その内容を元に同社のPRを行うというグループワークを行いました。
 インタビューでは、参加者から社風についての質問が多く上がりました。社員からは「面倒見の良い先輩が多い」「部署の垣根を越えた交流も盛んに行っている」といった答えを頂き、参加者はメモを取りながら話を聞いていました。その後、インタビュー内容をもとにチームごとプレゼン内容を考え、全員の前で発表しました。
 「分からないことをすぐに聞ける環境」「代表や上司と距離の近い職場」という社風に着目したチームや、「カーシェアのサポートがある」など、営業活動を支援する取組に着目したチームもありました。発表を見守った社員からは、「初めて訪問した会社にも関わらず、特徴をよく捉えていますね」と高い評価をいただきました。

  • まずは社員に同社の魅力や特徴をインタビュー
  • 社員が見守る中、堂々とした様子で考案したプレゼンを行う参加者

参加者の声

 「若手でも意見が通りやすい点や、社員の距離が近い点に惹かれました」、「営業の仕事について丁寧に説明して下さり、やってみたいと思いました」、「今までBtoCの会社ばかりに目がいっていましたが、BtoBの会社の魅力を感じました」という声がありました。

まとめ

 今回訪問したコーデンシTKは、上司や経営者との距離が近く、伸び伸びと成長できる環境で、日常生活に欠かせない光センサーという部品を販売する会社でした。今回のツアーを通じて参加者は、光センサーやデジタルサイネージという製品の理解を深め、中小企業ならではの風通しの良い社風を肌で感じることができたようでした。