この日訪問したのは、化粧品製造を行うシーエスラボです。同社は、多くの化粧品会社からの注文に応じて、各ブランドの商品を製造する、いわゆるOEMで事業を展開しています。林代表からの会社理念についての説明と人事総務部社員からの会社説明に続き、ハンドクリームづくり体験講座と社員との座談会を行いました。

ツアー内容

人々が笑顔になる化粧品づくりに取り組む
　まず、林代表から化粧品業界に関する話がありました。
　「皆さんがよく聞く化粧品メーカーの中でも、実は自社で製造を行っていないところが多くあります。そのような企業に向けて、当社のようなOEM製造を行う企業が企画開発から携わり、一から化粧品を作っています」
　参加者は、初めて聞く業界の仕組みに、なるほどとメモを取っていました。さらに、「協創共栄の精神で、良い化粧品づくりを通じて人々の笑顔を創造し、広く社会に貢献する」という同社の理念についても話をお聞きしました。この理念は、化粧品を使う方に喜ばれることはもちろん、その製品の原材料の仕入先や運送会社の方など、同社の化粧品づくりに関わる全ての人々に喜んでいただくことで社会貢献することを目指しているといいます。
　「広い社会を見渡し、自分の好きなことで貢献できることを探し出し、それを自分の仕事を通してできれば、自ずと喜びも生まれるはずです」という林代表の話に、参加者は大きくうなずいていました。
　続いて人事総務部社員から、同社の特徴についての説明がありました。 「当社はえるぼし認定の三つ星を取得しています。育児休業を経て復帰している女性社員が多く、男女関わらず活躍できる環境が整っています」

オリジナルのハンドクリームづくりに挑戦
　その後、参加者はハンドクリームづくりを体験。ベースとなるクリームに、着色や香りづけ、様々な化粧品成分を加えていき、オリジナルのハンドクリームを作るというものです。社員のアドバイスのもと、参加者はオレンジ色、紫、ピンクと思い思いに着色し、ローズやシトラスなどの香りを付け、保湿効果のあるアロエやリンゴエキス、ボイセンベリーなどの成分を加えました。参加者は夢中になって取り組み、自分好みの色、香り、成分の入った、満足のいくハンドクリームを完成させることができました。

化粧品が好きで入社したという社員を交えての座談会
　次に、営業社員と研究開発部門の社員2名を加えての座談会が行われました。参加者からは、「文系でも入社可能か」という質問が多くあがり、社員からは「営業部などを中心に、文系出身の社員もたくさん活躍しています」という回答がありました。また、入社理由を尋ねる質問には、社員2名とも「化粧品が好きだったから」という返答でした。好きだからこそ、情熱を注げるというお話をお聞きすることができました。
　最後に林代表から参加者に向けて「就活において、そして就職してからも、常にチャレンジ精神を持って取り組んで欲しい」というメッセージを頂き、ツアーは終了しました。

参加者の声

　「全ての女性を笑顔にするというビジョンに感銘を受けました」、「関わる全ての人の幸せを追求している企業の使命感に魅力を感じました」、「自分が何をもって社会貢献するかを考えるきっかけとなりました」、「身近にあるブランドの化粧品がこうした企業を通して製造されているということを知り、驚きました」という声が寄せられました。

　今回訪問したシーエスラボはスキンケア製品など、私たちの身近にある商品を製造している会社でした。私たちになじみのある化粧品会社の多くの製品を企画、研究開発、そして製造されていることを参加者は知り、スケールの大きな仕事と、全社員が一つの方向に向かって社会貢献を果たすべく仕事をしているという姿に参加者は魅力を見出したようでした。