<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

千葉商科大学貸切回 若手が活躍できる環境で、新サービスを生み出す企業特集

ファイブゲート株式会社/11名参加

 この日訪問したのは、「Point Income」「Taberunosky」といった様々なウェブサービスの運営や、インターネット広告を手掛けるファイブゲートです。事業部長から同社の概要と社風などについて語っていただき、その後、グループワークと社員との座談会を行いました。

スライドを利用して会社説明をする事業部長

ツアー内容

ウェブサービスでユーザーにお得な情報を届ける
 冒頭、同社の運営しているウェブサイトである「Point Income」と「Taberunosky」について説明がありました。累計400万人の会員数を誇る「Point Income」は、インターネットでの買い物や会員登録などでポイントが貯まり、貯めたポイントは現金や電子マネーなどに交換できるというサービス、「Taberunosky」は大きいサイズの洋服ブランドの製造・販売を手掛ける新規事業で、社員の『やってみたい』という声から事業化したという説明がありました。
 「私は入社3年目でポイント事業部の部長となりました。2~3の役職を飛び超えての昇進でした。若手が活躍できる環境があるというところが当社の魅力です」という事業部長の話に学生たちからは驚きの声が上がりました。 また、テレビや雑誌の広告は、興味を持ってくれた人を追い掛けられないが、インターネット広告では、いつ誰がクリックしたかなどを具体的に追い掛けられる広告システムであると、学生たちにも分かりやすい説明をしてくださいました。

  • フリースペースでは会議や打合せも行っているという

「Point Income」を大学生に認知させるアイデアを探るワーク
 その後、学生たちは3つのグループに分かれて、それぞれ社員のサポートを受けながら、同社の「Point Income」を大学生に認知させるためのアイデアを出すというグループワークに挑みました。1グループからは有名人に利用してもらい告知するという案が出ました。また、大学生だけでなく、その親に知ってもらうことも大事なのではという意見も出ました。2グループからはSNSなどで社内の様子を中継して、安心できる企業であると訴えて利用者を増やしてはどうかという案が出ました。そして3グループからは、大学から学生を募り、それぞれの大学内でゲリラ的に口コミで広めてもらう、さらに学食の割りばしにQRコードを記載し告知するという案が出ました。ゲリラ作戦や親に知ってもらうというアイデアはすぐにでも使えると社員から高評価をいただきました。

  • アイデアをまとめ発表の準備をする学生
  • 社員からのフィードバックに耳を傾ける

座談会では同社の社員が就活についてアドバイス
 最後に、社員3名を交えての座談会が行われました。学生からは面接でどのように自己アピールしたら良いかという質問が多く出ました。「入社したら、こんなことを実現したいと具体的に話すことを考えておくと良い」という答えや、「大学時代に経験したアルバイトやボランティアなど、一つでも多くのことを発表すること」という回答、そして、「志望する企業のインターンシップに申し込み、自分を売り込む」といったアドバイスがありました。
 また、会社選びや仕事をする上で重要なことは、という学生からの質問には、「何より給料を重視するのか、あるいは、給料よりも福利厚生を重視するのかなど、自分のライフスタイルに合った企業を選ぶこと」また、「1社でも多くの企業を見ることが大切」といった助言や、「やりたい仕事は誰に反対されてもやるという気持ちが必要」といった意見をいただきました。

  • 日々同社社員に就活について質問する学生

参加者の声

 「社員同士、仲が良いということを肌で感じ取ることができました」、「若い人に大きな仕事を任せてくれることに魅力を感じました」、「広告という仕事の仕組みの一部を知ることができました」、「パソコンやスマートフォンで役立つアイデアがたくさんあるのだと発見できました」、「就職に役立つ実践的なアドバイスをたくさん頂けました」という声が寄せられました。

まとめ

 今回訪問したファイブゲートは日進月歩するITを駆使して、ユーザーにお得なサービスを届ける会社でした。社内で新しいアイデアを出し合い、企画立案した新事業の運営を若手社員に託すというチャレンジ精神と、若い社員が働き甲斐を持って働ける環境を提供するという中小企業の柔軟性に、参加した大学生は魅力を感じたようでした。