<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第1回 社員が成長できる環境が整っている企業特集

1社目 ピースマインド・イープ株式会社/6名参加

ピースマインド・イープは、EAP(従業員支援プログラム)やストレスチェック等、働く人と組織が抱える課題解決を支援する様々なサービスを提供する会社です。中央区銀座にある本社を訪問し、代表や社員の方々のお話を聞いてきました。

総務部の瀬戸口さん(後列左から2番目)、小林さん(後列右から2番目)と記念撮影

ツアー内容

代表からのお話 健康に働くためのサービスを提供
 ツアーは、経営管理統括部長の飯沼さんのご挨拶からスタート。飯沼さんの気さくなご挨拶に、緊張気味の学生たちも少しリラックスしたところで、荻原社長から、同社の事業を取り巻く環境についてお話しいただきました。
 「日本では少子高齢化が進み、労働人口が減少傾向にあります。こうした社会では、一人ひとりの生産性をより高めることが求められますが、その一方で、働く人のストレスが問題視されているという現状があります。当社が創業した1998年の年間自殺者は約3万人で、特に労働者に占める自殺者の数が増えた年でした。働く人のストレスケアと労働環境の改善が必要とされており、特に当時の日本は、社会的にメンタルヘルスの予防のインフラをつくることが急務でした。そこで始まったのが当社の事業です。

 最近では『働き方改革』や『健康経営』など、従業員の働きやすさを高める取組が注目を集めており、2015年には従業員50人以上の会社で年1回のストレスチェックが義務化されました。こうした社会的な課題に対して、民間企業にできることを常に考えています」
 同社の主力事業である「EAP(従業員支援プログラム)」は、心理学や行動科学の観点から個人と企業に解決策を提供するプログラムで、相談サービス等を通じて働く人と組織をサポートしています。

 「日本全国をはじめ、海外にも拠点・ネットワークを持っています。オンラインでのカウンセリングサービスもあるため、全国どこからでもカウンセリングを受けることが可能です。相談しやすい環境を整えることで、より気軽に相談してもらいたいと考えています」
 他にもストレスチェックや研修など、専門性の高いサービスを提供する同社。「相談の内容によってはなかなか解決できない課題もあるかと思いますが、そういうときはどう対応しているのですか?」という学生からの質問に対しては、「私たちの仕事は課題を分析して本質を特定すること。カウンセリングで解決することもあれば、医療機関などの専門家につないだり、会社に直接働きかけたりすることもあります。課題に合わせて適切な解決方法を提案しています」と回答いただきました。

サービス体験と座談会 心理テストで大盛り上がり!
 荻原社長のお話の後は、総務部の瀬戸口さんにバトンタッチ。一行はオフィスを見学したのち、心理テスト「エゴグラム」を体験しました。
 エゴグラムとは性格を分析するテストの一種で、人の性格を「理念力(お父さん度)」「支援力(お母さん度)」「論理力(お兄ちゃん度)」「活発度(やんちゃ度)」「協同力(イイ子ちゃん度)」の5つの心の領域に分けて分析するもの。学生だけでなくスタッフにも(!)スマートフォンが配られ、設問に回答しました。テスト後は瀬戸口さんがそれぞれのタイプについて解説してくださり、一同は大盛り上がり! また、このテスト結果を就職活動にどう活用すればいいかもお話しいただきました。
 「エゴグラムは現在の自分を数値的に捉えるもので、優劣を示すものではなく、どのタイプにも長所や短所があります。この結果はあくまでも一例なので、自分の性格を知り、自己改善をするためのひとつの機会と捉えてください」

 エゴグラム体験の後は、社員の皆さんへの質問会を開催。同席いただいた社員の皆さんからは、「やわらかく優しい雰囲気の社員が多く、みんながにぎやかに仕事をしています」といった職場の雰囲気や、「当社の社員が利用できる社外の相談先も用意されています」といった同社ならではの社員のケアについても、丁寧にお答えいただきました。
 最後は瀬戸口さんから、就活生に向けてのアドバイスをいただきました。
「世の中にはたくさんの会社があります。ライフ・ワーク・バランスや安全管理、メンタルヘルスなどが注目を集めており、多くの会社が取り組んでいますが、会社ごとにカラーがあり、取組内容も異なります。その会社が自分に合うかどうかを、入社前にしっかり見極めてください。そして、悩みは一人で抱え込まず、信頼できる相談先に頼ってください」

  • 事業を始めた経緯について話す荻原社長
  • 和やかな雰囲気のオフィスを見学

参加者の声

 参加者からは、「カウンセリングをビジネスにしている会社があるということが新しい発見だった」「実際に提供しているサービスを体験できて理解が深まった」と、専門的な業務に対する感想が上がりました。また、「人のサポートを仕事にしている会社ならではの、社員の皆さんの人柄のよさが伝わってきた」「社員さん同士がお話しをされている様子を見て、仲が良くフランクな社風だと感じた」など、訪問を通じて中小企業ならではのアットホームな雰囲気を感じたようでした。

  • 配布されたスマートフォンでエゴグラムを体験
  • テスト結果について説明する瀬戸口さん

2社目 三美印刷株式会社/6名参加

三美印刷は理工系の学術書や医学書、絵本等の印刷を手掛ける会社です。今回は荒川区西日暮里にある総務部会議室で社員の方々のお話を聞き、町屋総合工場を見学しました。

社員の皆さんと工場で記念撮影

ツアー内容

会社概要と印刷プロセスの説明 印刷の仕組みを徹底解説!
 三美印刷本社近くのCTCビルに到着した参加者は、まず総務部の松田さんから会社概要をご説明いただきました。
 「前身の会社は1895年に創業し、戦後の1949年に現在の三美印刷が設立されました。ちなみに、東京都で一番多い産業は印刷業で、全国では郵便局と同じくらいの数の印刷会社があります」

 松田さんのお話に、学生からは驚きの声が上がりました。
 同社で制作している印刷物は、参考書や書籍などの出版印刷が8割、カタログやパンフレットなどの商業印刷物が2割。出版物は自然科学、理工学、医学などの専門書を主に取り扱っています。
 「1,000部~1万部程度の印刷物が中心で、多品種・小ロットの印刷を得意としています。また、印刷会社は地方に工場を持つ場合も多いのですが、当社の工場は都内にあるので営業と距離が近く、印刷された製品をすぐに確認することができる点が強みです」

 最近はお客様のニーズに応じて、アプリケーションやウェブサイト制作、書籍の電子化なども行っているとのこと。時代に合わせて新たな事業にも挑戦している会社です。
 次に、実際の印刷物や印刷に使われる道具を見ながら、印刷のプロセスを解説していただきました。印刷では「刷版」と呼ばれるアルミの板を使って、4色のインクで刷ります。印刷された紙をルーペで拡大すると細かな「アミ点」を見ることができ、色が濃いところは点が多く、薄いところは点が少ないことが分かります。また、製本工程についても製本前の紙を使って説明していただき、いつも見ている本がどのような構造になっているのかを学びました。

座談会と工場見学 デジタル時代に、紙の強みを活かす
 松田さんのお話の後は、入社3年目の若手社員との交流会を行いました。ご参加いただいた安斎さんと添田さんから入社のきっかけや仕事のやりがい等を伺った後、学生からの質問に答えていただきました。
 「入社前後に感じたギャップはありますか?」という質問には、安斎さんから「同年代ばかりだった学生時代と違って、いろいろな年代の人と一緒に仕事をすることが不安でしたが、入社してみたら皆さん優しい方たちでした」と、社員の人柄についてのお話も。また添田さんからは、「営業というと、いきなり訪問してあっさり断られる、という『飛び込み営業』のイメージが強かったのですが、実際はすでに会社との関係ができているお客様を訪問することがほとんど。今は肩の力を抜いて取り組めています」と、仕事内容についてざっくばらんにお話しいただきました。

 また、「デジタル化が進む中で、紙ならではの強みは何ですか?」という質問には、添田さんから専門書の特性を交えて説明いただきました。
 「デジタル化された本の方が持ち運びはしやすいですが、専門書の場合は本を開いたままにしておいたり、書き込みながら使ったりすることがあるので、紙の方が便利です。パラパラとめくりながら目当ての項目を探せるのも紙の本ならではですよね。実践で使う本は、今も紙のほうが需要が高いです」

 座談会の後は、バスで町屋総合工場へ移動。車中では松田さんに工場を見学する際にけがや事故がないよう、注意事項などをお話しいただきました。
 工場に到着すると、前田工場長にお迎えいただき、説明を受けながら工場内を見学しました。参加者のほとんどが印刷工場を見るのは初めてで、興味津々でした。見学前に会議室で説明を受けた「刷版」を作る過程や、書籍の表紙に汚れ防止のビニールを貼りつける「ラミネーター」など、工場内は初めて目にするものばかり。「最新の印刷機では、印刷した瞬間にインクをUVで硬化させるため、乾かす時間が大幅に短縮され、1時間に最大1万6千枚印刷できます」との説明には、皆さん目を丸くしていました。

 他にも、通常の印刷で使われる4色とは別の「特色」と呼ばれる色を作る機械や、製本・断裁の工程などを見学しました。本が徐々に出来上がっていく過程を順を追って見ることで、ものづくりの面白さを感じられる貴重な体験となりました。
 見学の最後は、前田工場長との質疑応答です。学生からの「1日にどのくらいの量のインクを使うのですか?」という質問に対して、「4色あわせて、多いときで約50kg使用します」との答えに驚きの声が上がっていました。

  • 刷版について実物を用いて説明する松田さん(写真右)と西岡さん(写真左)
  • ルーペを覗き込むと、印刷の「アミ点」が見える

参加者の声

 参加者からは、「印刷物ができていく過程は驚きの連続だった。ものづくりの現場を身近に感じることができた」「日々何気なく見ている印刷物も、多くの人が関わり、たくさんの工程が重なって作られているのだと分かった」など、印刷工程やものづくりに対する関心が高まったといった意見が聞かれました。また、「若手社員の方との交流で会社の雰囲気が伝わり、入社後のイメージが掴めた」など、年齢の近い先輩の話から得るものも多かったようです。

  • 座談会で学生の質問に答えてくださった安斎さん(写真左)と添田さん(写真右)
  • 工場内を丁寧に案内してくださった前田工場長(写真右)

まとめ

1社目のピースマインド・イープは、働く人や組織のサポートをする会社ということもあり、社員の皆さんの優しく穏やかな雰囲気が伝わってきました。2社目の三美印刷は、印刷の面白さやものづくりの現場の迫力を感じました。座談会では、現場で働く社員の生の声を聞くことができ、学生の皆さんの働くことに対する不安が解消できたようです。

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