<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

聖心女子大学連携回

1社目 英弘精機株式会社/11名参加

 9月5日、聖心女子大学とコラボレーションしたトーキョー・シゴト・ワゴンが行われ、2、3年生11人が参加しました。
 広尾にある同大学のキャンパスからバスに乗り込んだ学生たちは始めに、幡ヶ谷に本社を構える計測機器メーカーの英弘精機に向かいました。自社で計測機器や光学機器を製造するほか、理化学機器の輸出入販売も行っている同社。会社説明を聞き、社内を見学した後、若手社員との交流会を実施しました。

郡執行役員による会社説明を聞く学生

ツアー内容

会社説明・社内見学
 「我々の製品は日射計や粘度計など地味で、いわば“縁の下の力持ち”。英弘精機の製品は皆さんが飲むジュースの開発にも大きくかかわっています。また、テレビなどで見るお天気情報の「アメダス」のシステムにも採用されています。皆さんが英弘精機に入ったら、私たちの暮らしを支える会社と実感できるでしょう。」
 郡(こおり)取締役は同社についてこのように説明しました。 1927年設立の同社は国内で唯一、メーカーとして気象庁認定の「日射計認定測定者」に指定されています。また、アメリカの気象庁にあたるNOAA(アメリカ海洋大気庁)にも同社の日照計が採用されたそうで、気象の観測・予測には欠かせない存在となっているのです。

 2005年にアメリカ、2008年にはオランダに現地法人を開設。同社のような従業員100人弱の企業で海外に現地法人を設けるところは少ないそうです。それでも開設に踏み切ったのは、グローバル展開を推進したいという長谷川社長の強い思いがあったからだと郡取締役は言います。
 「現地法人の設置はかなりのリスクがある。営業拠点を設けるということは、そこへの大きな投資にもなる。ただ『数十年後にはグローバル企業になりたい』という強い思いがあったので、リスクを負ってでも、大きな投資をしてでも海外に進出したいという思いで拠点を設けました」

 その10年ほど前の決断が功を奏して、海外での売上がここ数年で急増しているそうです。「1、2年先ではなく、10年後を見据え、リスクを負ってでも未来への投資をする。それが英弘精機の大きな理念です」と郡取締役は説明しました。
 会社説明の後、学生たちは2グループに分かれて本社内を見学。粘度計などを取り扱う物性・分析機器事業部と、気象計測機器を中心に開発・生産・販売している環境機器事業部を順番に見て回り、それぞれの部署でどんな機器が生産され、どのように使われているか、実際の計測の様子も見せてもらいながら学びました。

  • 粘度計を使って学生に実演をする若手社員
  • 交流会で自己紹介をする海外営業担当の若手社員

交流会
 会議室に戻った学生たちは、今度は3グループに分かれて若手社員との交流会に臨みました。同社からは海外営業、技術サポート、日射計の開発などに携わる3人の若手社員が参加。3人が巡回する形で学生たちの質問に応じてくれました。海外営業の社員には主な出張先や使用する言語についての質問が出て、「主に中国、韓国、台湾、オーストラリアに行きます。会話は基本的に英語で、ジェスチャーを交えながら話しています。社内で英会話教育を受けられるので、それを活用しています」と回答。
 この他、就職活動や学生時代の思い出から仕事の具体的な内容まで、どのグループもざっくばらんに交流がされている様子でした。

  • 機器を使った計測実験の様子を見学する学生
  • 仕事面から私生活のことまで様々な質問が飛んだ交流会

学生の声

 文系の学生たちにとって、同社の仕事は理系の特殊な分野でイメージがつかないという人が訪問前には多くいましたが、今回の訪問で「私たちの生活を支えてくれていることが分かった」「文系の私でも携われると思った」など、見方が大きく変わったようです。
 また、「将来を考えて仕事をする姿に感動。私も将来をしっかり見据えて生活したい」と、郡取締役が説明してくださった会社の理念に刺激を受けた学生もいたようです。

2社目 株式会社ネオマーケティング/11名参加

 続いて伺ったのは、企業へのマーケティング支援事業を行っているネオマーケティングです。到着直後、学生たちは4つのグループに分かれて着席。同社の若手社員が1人ずつ学生のグループに入り、グループ内での自己紹介からプログラムはスタートしました。
 その後、会社説明のムービー上映と、進行を担当してくださった管理本部人事・広報戦略室の責任者・萩原さんによる事業内容説明があり、橋本社長と荒池取締役の挨拶を挟み、グループワークや社内見学を通じて、同社の業務について学びました。

ツアーの進行と業務説明を担当してくださった萩原さん

ツアー内容

会社説明・グループワーク
 2000年10月に設立された同社は、創業以来手がけるマーケティングリサーチのほか、Webマーケティング、PR、テレマーケティング、プロモーションという、専門性の高い5つの事業から顧客の課題解決を全面的にサポートする総合マーケティング支援会社を目指しています。
 萩原さんによる業務説明に入る前に、学生たちはさっそくグループワークへ。テーマは「マーケティングとはどんな仕事でしょうか?」。自分の知識や経験をもとに想像し、各グループに同席した若手社員の声を聞きながら議論しました。萩原さんは「マーケティングは幅広く、いろんな答えがあると思います。商品は何をどうやって作るか、作ったら誰にどれだけ、どのルートで輸送するか、商品を売るまでの過程全体がマーケティングであり、その過程(指標)一つひとつにおいて重要な判断軸になるのが、私たちが事業展開している“マーケティングリサーチ”です」と解説してくれました。

 その後、萩原さんは「この商品本当に売れるのか?」「彼女たちのホンネ、実際どうなの?」など4つのケーススタディーに分けて説明してくださいました。同社では全国に約600万人の消費者モニターが在籍し、アンケート調査やグループインタビュー、試飲・試食といったモニタリング調査などを実施し、集計・分析をした上で、実際の“消費者の声”として企業に提供しているそうです。
 また、化粧品などの美容ニーズがどのように形作られていくのか、年4回のグループインタビューで追跡する調査を行ったこともあると言います。こうした様々な調査を通じて、顧客が抱える様々な課題の解決方法を探り、提案するのが同社の業務です。

  • 「自分の軸を持ってほしい」とエールを送る橋本社長
  • グループインタビュールームで若手社員の説明を聞く学生

社内見学・質疑応答
 「では、グループインタビュールームがどんなところか、ご案内します」と萩原さんは、ケーススタディーの途中で学生たちを案内してくださいました。消費者モニターが入ってインタビューに応じる部屋と、調査を実施する同社や顧客の担当者がその様子を見る部屋の2室構成です。学生たちは2室を入れ替わりながら見学し、部屋の構成やインタビューの実施方法に興味津々でした。新規事業に挑戦したりする環境が整っているのは魅力」などと、真摯に応じてくれました。

 説明の終了後には、「先輩社員の声を聞いてみよう」と題して、グループごとに若手社員との質疑応答が行われました。学生のうちにやっておいた方が良いことや、大学時代に学んだこと、社内の研修制度の内容、業務体系について、アンケート調査の苦労話など、様々な質問が学生たちから飛びました。若手社員の皆さんは「入社後にはExcelとメールをよく使用するので、使えるようになっておいた方が良い」「入社1年目から取り組めることが多く、どんどん営業に行って顧客を獲得したり、新規事業に挑戦したりする環境が整っているのは魅力」などと、真摯に応じてくれました。

 最後に、グループに同席した若手社員と業務を行うオフィスフロアも見学。渋谷の本社のほか、沖縄の那覇と石垣島、兵庫の三田、それに10月からは大阪にも拠点を構え、あわせて123人の社員が勤務する同社。他の拠点とも連絡を取りながら業務をしているというオフィスは、席ごとの棚や囲いもなく、奥まで見渡すことができ、社内の風通しの良さを伺えました。

  • グループワークで若手社員の話を聞く学生
  • 若手社員の案内でオフィスフロアを見学する学生

学生の声

 訪問前は働くイメージがあまりつかないという学生が多かったですが、今回の訪問で橋本社長や萩原さん、グループに同席した若手社員の話を聞き、「働くイメージがわいてきた」という声が多く聞かれました。また「社員の皆さんが生き生きしているように感じた」「上司に意見を聞いてもらえやすそうな感じがした」「アットホームな感じが良い」などと、同社の職場環境の良さに感銘を受けた学生も多かったようです。

まとめ

 「働くことへのイメージがつかめない」「どんな会社があるのかわからない」――。訪問前にはこう話していた学生たち。ましてや、今回訪問したのは計測機器メーカーにマーケティングリサーチを行う会社と、文学部の学生にとってはいわば“未知の領域”への訪問でした。
 今回のトーキョー・シゴト・ワゴンで両社の仕事を実際に見て、若手社員の皆さんとざっくばらんに話ができたことで、訪問前に抱いていた不安が多少解消したようです。全行程終了後には、一般公募回への参加を相談する学生もいました。今回のツアーを機に、仕事や会社への視野・見識を広げ、理解を深めてもらえたらと思います。

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