<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

大正大学連携回

1社目 エス・エー・エス株式会社/12名参加

 エス・エー・エスは金融、流通、クレジット業界分野などのシステム開発を手掛けるほか、ウェブ上での勤怠管理サービスなどの自社製品も提供している会社です。今回は港区にある本社を訪問し、社員の方々からお話を伺った後、グループワークを行いました。

青山社長(前列中央)、社員の方々と記念撮影

ツアー内容

社内見学と社長からのお話
 ツアーは社内見学からスタート。企画・管理部の岡崎さんにご説明いただきながら、社内を見学しました。
 まず一行が案内されたのは、社長室!青山社長からご挨拶をいただくと、なんと順番に社長の椅子に座らせていただきました。

 続いて向かったのは、広々とした明るい執務室。テレワークの社員や顧客先に常駐している社員もいるため、事務所に全員が揃うことは多くないそうです。
 会議室に戻ると、青山社長から会社概要をご説明いただきました。
「ITはもはや、世界でなくてはならない存在です。我々もそういったIT業界の中で、笑顔が生まれるサービスをつくりたいと考えています」
 同社の事業内容は、大きく2つ。システム構築やコンサルティングを行う「システムソリューションサービス」と、クラウド・パッケージ製品などの開発及び販売を行う「製品・クラウドサービス」です。
 「家づくりに例えると、システムソリューションサービスは注文住宅。お客様から依頼を受けてデザインを考え、設計し、家を建てるので、一人ひとりに密着した開発が可能です。一方、製品・クラウドサービスは賃貸住宅。マンションやアパートを建てて、お客様にご紹介します。新築の家を建てるより手軽で利用しやすいというメリットがあります」
 同社では、勤怠管理システム「勤労の獅子」や、スマホ・タブレットで給与明細を見られるサービス「eco@給与Lite」などを提供しています。こうしたサービスを若手社員が中心となって開発することもあるそうです。

 また、経営理念についてもご説明いただきました。
「当社の理念は、
『常に質の高いサービスを提供し
会社のスキルアップを通じて
SAS全メンバーの生活水準の向上を図る
と共に社会の笑顔に貢献していく』。
 最初の2行は、仕事に関する部分です。例えば、システムの読み込みが遅いとユーザーはイライラしてしまいます。笑顔が生まれるサービスにするために品質を追求していくと、社員のスキルは自然と伸びていきます。
 3行目の『全メンバー』とは、社員だけでなくその家族、ビジネスパートナー、お客様など、会社に関わる全員を指します。この全メンバーに、できる限り満足度の高い時間を過ごしてもらいたいという想いから、様々な取組を行っています。その一つとして、業界一の福利厚生を目指す活動があります。これは『利己』の実現です。
 そして4行目が『利他』にあたります。ITで培った技術を駆使して、社会の笑顔に貢献していきます」

 青山社長がおっしゃる通り、充実した福利厚生の一つに、社員の家族も参加する社員旅行があります。国内旅行は毎年、5年に一度の海外旅行では家族分の参加費も会社が全額負担します。その他にも、誕生月の社員が集まってディナーに行く「バースデーディナー」やクラブ活動などもあり、飲み会代や社員が企画したイベントへの補助も行っています。
 また、テレワークや時差bizを導入しており、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。これまでに、東京ライフ・ワーク・バランス認定企業や、港区ワーク・ライフ・バランス推進企業などにも認定されているそうです。
 「当社はワーク・ライフ・バランスを大切にしています。ライフ:50、ワーク:50でバランスを取るのではなく、100、100の高い次元で実現させ、相乗効果が生まれることを目指しています」
 青山社長のお話からは、社員の働きやすさを大切にする温かい社風が感じられました。

  • 社長室の椅子に座る学生
  • 岡崎さんの案内で執務室を見学

グループワーク
 続いて、学生たちは3つに分かれてグループワークに取り組みました。出された課題は、「エス・エー・エスのキャッチコピーと広報内容を考える」。
 まずは各グループで青山社長と2名の社員の方が学生からの質問に答えます。学生からは、「この会社ならではのワーク・ライフ・バランスの取組は何だと思いますか?」「なぜ福利厚生を充実させているのですか?」などの質問が出ました。その後、グループごとに話し合いが行われ、代表者が発表しました。

 最後は、青山社長から、「短い時間でしたが、皆さんが会社のPR方法を考えてくださるのを笑顔で見ていました。皆さんは今、社会の恩恵を受けていますが、今度社会に出るとサービスを提供する側になります。その提供度合いが大きいほど、人生が充実します。自分にはどんな提供ができるか、考えてみてください」とフィードバックをいただきました。

  • 同社のPR方法を考えるグループワーク
  • 会社の特徴を捉えたキャッチコピーを発表

学生の声

 「社長や社員の方のお話を聞いて、製品に対する誇りを強く感じた」といった、システム開発に対する感想に加え、「福利厚生が充実しており、社員のみならずその家族も笑顔にできる環境が整っていることがわかった」「社員同士の人間関係がよく、会社のサポートもしっかりしているため、やりがいや意欲が生まれると思う」など、笑顔を大切にする社風が印象に残ったようでした。

2社目 フットマーク株式会社/12名参加

 水着や水泳バッグに印された足あとのロゴマークで知られるフットマーク。水泳帽子の国内市場で高いシェアを誇る一方で、健康インナーや介護用品の開発も手掛けています。今回は墨田区にある本社を訪問し、社長や社員の方々のお話を聞いた後、グループワークを行いました。

三瓶社長のお話を真剣に聞く学生

ツアー内容

社内見学と社長からのお話
 本社に到着した一行は、まず広報室の吉河さんの案内で社内見学へ。同社の商品がずらりと並んだ本社1階の展示スペースで、製品の特徴などをご紹介いただきました。
 続いて案内されたのは、パタンナーの作業室。デザイン画を製品化するための型紙をパソコン上で作っていく実際の作業を見学しました。ものづくりの裏側の様子に、一同は興味津々です。

 会議室に戻ると、三瓶社長から会社概要をご説明いただきました。
「当社は創業73年目です。現在は『水泳用品』、『介護用品』、『健康インナー』の3つの事業を展開しています。『水泳用品』の分野は、赤ちゃんのおむつカバーの製造で培った防水技術を使って何かできないかと考え、水泳帽子を作ったのが始まりです。その後、水着や水泳バッグへと展開していきました。『介護用品』の分野は、赤ちゃん用のおむつカバーを介護用に作り替えたところからスタートし、シーツや介護用エプロンなどを販売しています。『健康インナー』は、当時の運動理論を取り入れて、どう動けば最も運動効果が上がるかを研究して開発しました」
 同社の経営理念は「お客様が第一」。ものづくりにおいては、「1/1(いちぶんのいち)の視点」を大切にしているそうです。
 「当社が毎年販売する商品のアイテム数は3,000種類に上り、そのうちの約1,000点が新商品です。新商品を作るとき、一般的にはマーケティングを行って需要があるものを開発しますが、当社では一人にターゲットを絞り、『今、何か困っていませんか?』と問いかけます。当社が73年間も続けられているのは、お客様のお困りごとを丁寧に引き出し、本当に必要とされるものを作っているからです」

  • 展示スペースで説明を聞く学生
  • パタンナーの作業を見学

社員の方のお話とグループワーク
 続いて、水泳販売部の佐野さんに商品の開発秘話をお話しいただきました。2016年に水着などの学校用品を販売する部門に異動した佐野さんは、フットマークにしかつくれない、新しいかばんを開発することになったそうです。
 「中学生は毎日10キロ前後の荷物を持って通学しています。これにより脊椎損傷などの危険性も生じているため、それを解決するかばんを作ることになりました。
 まずは現状の把握からスタートします。通学中の中学生を観察し、生徒や保護者を対象にアンケートに答えてもらいます。また中学生を集めた座談会を行い、課題を洗い出しました。
 次に、課題の程度を数値化します。様々な種類のかばんに10キロの荷物を入れてマネキンに持たせ、体にかかる負荷を計測します。その結果、通学時には肩や腰に大きな負担がかかっており、かばんの種類や荷物の入れ方によって負担の大きさに差があることが分かりました。荷物を軽く感じるためには、体のカーブに沿った肩紐が大切だということも分かったため、3Dパターンで体の曲線を数値化しました。
 続いて、サンプルを作成してモニターテストを行います。中学生に他社のかばんと当社のかばんのサンプルを背負ってもらい、アンケートをもとにサンプルの修正をくり返して、ようやく完成します。完成した後も、実際に使った人の声を反映して改善を続けています」
 商品開発の過程に、学生たちは真剣に耳を傾けていました。

 続いて行われたグループワークでは、「自分の健康づくりに役立つグッズを提案する」という課題が与えられました。3つのグループに分かれてアイデアを出し合い、ディスカッションをして案をまとめます。社員の皆さんにもご参加いただき、アドバイスをたくさんいただきました。
 発表後、三瓶社長から「皆さんは自分自身の身近な困りごとを挙げてくれましたが、実際の商品開発の際も、そのように『誰が困っているのか』がはっきりすると、必要なものが明確になります。ものづくりは、いろいろな人に自分たちが何かを残せるビジネスです。皆さんに関心を持ってもらえると嬉しいです」とフィードバックをいただきました。

  • 開発したかばんを手に説明する佐野さん
  • グループワークでの検討内容を発表

学生の声

 参加した学生からは「商品の企画は、どんな目線で作っていけばいいかを考えるのが難しかった。毎年1,000点も開発しているのはすごい」「商品開発というと奇抜なものを作るというイメージがあったが、身近な問題に目を付けて解決方法を考えることが重要だとわかった」と、商品開発の難しさや面白さについての感想が挙がりました。また、「1つの商品を作って終わりではなく、改善点を見つけてより良くしていくという真剣な姿勢が伝わってきた」という、ものづくりへの企業の想いも感じたようです。

まとめ

 1社目のエス・エー・エスは、東京ライフ・ワーク・バランス認定されているなど、充実した福利厚生が印象的で、社員の働きやすさを大切にする温かい社風が感じられ、社員の皆さんが楽しみながら仕事をしている様子が見られました。
 2社目のフットマークは、身近な問題点に目を付け商品企画を行っており、1つの商品を作って終わりではなく、改善し続ける姿勢も感じたようです。
 学生は今回のツアーによって2社の商品企画・開発に対する誇りを感じると共に、充実した福利厚生や温かい社風を見て、仕事とプライベート両方ともに充実している様子を感じていただけたようです。

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