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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第8回 生活に密着!人と技術を大切にする企業特集

1社目 株式会社村井/5名参加

 この日、最初に訪問したのは靴の部品やフットケア製品を製造・販売する村井。「足もとから人々の健康で、快適な生活づくりに貢献する」という理念を持つ企業です。ここでは、自分の足を知る講義、Myインソール製作、仕事についての説明とアドバイスを受けました。

参加者から大好評だった「My インソール製作」 参加者から大好評だった「My インソール製作」

ツアー内容

「自分の足を知る」とMy インソール製作
 まずは、MYインソールを製作するにあたり、実際に足を「見たり」「触ったり」しながら、体感的に「自分の足」について学びました。
 それによると、人間の足の形は、親ゆびが1番長い「エジプト型」、人差しゆびが1番長い「ギリシャ型」、親ゆびから中ゆびまでがほぼ同じ長さの「スクエア型」の3種に大別されるのだとか。

 靴を脱ぎ、自分はどのタイプなのか確認します。「スクエア型の方は、靴もつま先部分がフラットなデザインである“スクエアトゥ”というタイプが理想的です。しかし、よく見ると靴の先が尖っていて、フラットではない!と思った方もいるのでは?実は、尖った部分は捨寸(すてずん:余白の部分)と呼ばれ、デザイン性を高くするための箇所。先まで足が入っているわけではありません。尖った部分を隠すとどうでしょうか。フラットになりましたよね。だから、スクエア型の方にオススメなのです。」といった靴選びのポイントについてもレクチャーがありました。
 また、ヒールのある靴は歩きにくい印象がありますが、ヒールの高さは2cm程度あった方が、体重が足裏に綺麗に分散し、疲れにくいのだとか。こうした豆知識に、参加者は感心することしきりです。
 続いては、体験型学習「My インソール製作」です。参加者一人ひとりが自らの足を測定し、自分だけのインソールを製作してみるという試みです。まずは自分の足の“設計図”を作成。足の形、大きさを正しく書き写すためにボールペンをまっすぐ立てて、足の輪郭を描いていきます。インソール作りで最も重要な「足の骨の位置」も、社員に確認してもらいながら記入していきます。その後、出来上がった設計図を基に「足の長さ」も確認しました。「自分の足のサイズは25.5cmだ!という思い込みがありますが、それは“靴のサイズ”であって、“足のサイズ”と異なる場合が多いです。皆さんはいかがですか?」

 採用担当の牧野さんの呼びかけに、「思っていたより小さく驚いた!」といった反応がありました。
 インソールの土台となるクッションをカットし、重要なポイントを書き写した後、敷き革を被せ、ハサミでカットするという工程を経て、My インソールの完成! 参加者は早速インソールを使ってみて「靴の履き心地が変わった」、「フィット感がある」と驚いた様子でした。

  • 自分の足を採寸して専用のインソールを製作自分の足を採寸して専用のインソールを製作
  • 時間内に手際よく作っていきました時間内に手際よく作っていきました

仕事の説明とアドバイス
 牧野さんから、同社の仕事内容について「私たちは、シューパーツやフットケア製品の研究、企画、製造、販売を社内で一貫して行っている総合メーカーです。製造だけ、販売だけという会社ではありません。ですから、企画や開発をしたい方、ITシステムを構築したい方、海外と仕事をしたい方など、いろいろな方が活躍できるフィールドがあります。
 実際に、新入社員で社内報の企画・制作を担当する者が1名、店頭用のPOP製作など、デザイン業務を担当する者が1名います。イラストレーターやフォトショップの使い方も、入社してから学びました。当社には、社員の興味や意欲をサポートする環境があります」と説明がありました。

 最後に、「就職活動をしていると、“私はこの会社でこの仕事をするしかない”と強く思い込んでしまうことがあります。でも、実際には、希望の会社に入社できても2〜3年経って気持ちが変わるということもよくあることなんですね。それは仕方がないことです。ですから、就職の際に“その会社は、後から違うフィールドで活躍できる場があるか”、つまり“社内転職できる会社なのか”を見極めるのも、大切なポイントだと思います」とアドバイスを頂き、参加者は真剣な面持ちで頷いていました。

  • 足と健康について教えてくれた牧野さん足と健康について教えてくれた牧野さん
  • 就職活動に関するアドバイスもいただきました就職活動に関するアドバイスもいただきました

参加者の声

 参加者からは、「靴やフットケア製品を軸に、企画やITなど様々な仕事で活躍できることを知った」、「インソールは靴の中にあるので人目にはつかないが、こうした形で人の生活に貢献できる仕事があると分かった」という感想が聞かれました。

  • 振り返り会の様子振り返り会の様子

2社目 株式会社三企/4名参加

 2社目に訪問したのは、荒川区の三企です。建設設備業の中の空調設備工事を中心に事業を展開し、この分野で50年の実績を持つ企業です。ここでは、会社説明、新事業「musubi」についての説明を受け、ワーク&ロールプレイを行いました。

ツアー一行を迎えてくれた丸山社長 ツアー一行を迎えてくれた丸山社長

ツアー内容

会社説明と新事業「musubi」について
 ツアー一行が三企を訪れると、丸山代表取締役社長が参加者を迎え入れてくれました。
 「当社は、空調工事を中心に建設設備を行っている会社です。皆さん、設備とはどのようなものか、わかりますか? 設備のない建物は雪で作った“かまくら”と同じです。人が生活をし続けていくことはできません。建物に当たり前のように存在している水道やトイレ、空調といったものを設備といい、私たちはそれらを作ったり、取り付けたりする仕事をしている会社です」
 丸山社長の説明によると、建設設備の施工会社といっても三企の社員は現場で作業をしていればそれでよいということではなく、一人ひとりが施工もできればお金の計算(会社の経営的な考え方)もできなければならないといいます。同社には「私の仕事では、私が社長です」という理念があり、それを実現するために社内には一人ひとりに専用デスクとPCを用意してあります。これは、設備の会社としては珍しい光景です。

 続いて、新事業「musubi」について説明がありました。
 「musubi」は、粗品のおしぼりをコミュニケーション・ツールとして使い、会社の課題を解決し、なおかつお客様に喜んで頂こうというプロジェクトです。三企とROOM810(三企の協力会社で、オフィスなどの空間や、広告、イベントのデザインを得意とする企業)が協力して取り組んでいます。
 そもそも、毎年、空調設備を直す人はいません。空調設備の工事は、一度発注があると次は5年後、7年後、10年後ということになります。そうした中で、いかに「お客様との接点を多く持つか」「1回の接点の時間を長くするか」は、三企にとって重要な課題でした。そのために、作られたものが「musubi」です。
 おしぼりは、実際に使う時まで捨てられることが少ない粗品です。このおしぼりに様々な工夫を施すことで、使う際に三企のことを思い出してもらおうという狙いです。さらに、おしぼりサーバーをお得意様のオフィスに設置、サーバー補充の名目で訪問機会を増やしています。このように、おしぼりを通して人とのつながりを強くしていきたい、縁を結びたいという願いを込めて、このプロジェクトは「musubi」と名付けられました。

  • 会社説明の様子会社説明の様子
  • 様々なパッケージに入れられたおしぼり様々なパッケージに入れられたおしぼり

ワーク&ロールプレイ
 参加者が2名ずつに分かれ、「企業を訪問する際に、名刺の他に何を持っていくのが良いか」を考えるワークを行いました。「musubi」プロジェクトの話を参考に、相手が何を貰ったら嬉しいか、何をあげれば相手とより深いコミュニケーションが取れるかを考えます。2つのグループには三企の女性社員も加わり、参加者と一緒になってコミュニケーション・ツールを考えました。
 考えがまとまったところで、ツールの内容についてグループの代表者が説明を行い、実際に企業を訪問してツールを手渡す様子をロールプレイします。
 まず、最初のグループは「QRコード付きのどら焼き」を提案。QRコードを読み取るとカンボジアに1本、木を植樹できる仕組みで、その後のどら焼きは食べられます。物としては残りませんが、記憶に残るインパクトの強いアイテムです。
 次のグループが提案したのは、「植物の種がついた名刺」。名刺の裏には植物の育て方や、花が咲いた時の花の色による運勢についても記載しておき、植物の成長とともに見直してもらえる名刺を提案しました。
 丸山社長からは、どちらも渡した後のストーリーがあり、いろいろなイメージが膨らむ素晴らしい提案と絶賛していただきました。
 最後に、質疑応答の時間が設けられました。参加者からは「社内で人間関係を良好に保つ秘訣を教えてください」、「僕はよく人から“奇想天外だ”と言われるのですが、そういった性格は組織の中で受け入れられますか」といった質問が出て、丸山社長はじめ、三企の社員の方からも回答していただき、充実した質疑応答となりました。

  • 貰った相手の気持ちになって、案を考える参加者貰った相手の気持ちになって、案を考える参加者
  • ロールプレイの様子ロールプレイの様子

参加者の声

 「仕事の説明を聞いて、楽しくてやりがいがある仕事だと思った」、「社内のアットホームな雰囲気がよかった」、「お客様のとコミュニケーションをとても大切にしている企業だと感じた」といった感想とともに、多くの参加者から「丸山社長の気さくな雰囲気が魅力的だった」という声が挙がっていました。

  • 参加者がどんどん積極的になっていった振り返り会参加者がどんどん積極的になっていった振り返り会

まとめ

 1社目の株式会社村井では、自分たちの身近なものがどのように作られているのかを知ることができ、とても興味を持って体験をしていました。また、就職後のことを踏まえた就職活動のアドバイスをいただき、新たな発見ができたようでした。
 2社目の株式会社三企では、お客様との繋がりの作り方を教えていただくだけではなく、自分たちでも考えるなど、営業戦略の一部に触れることができ、とても参考になったという声がありました。
 今回の参加者は25歳以上の方も多く、落ち着いた雰囲気でのツアーでしたが、各企業担当者様の協力のもと、徐々に参加者から意見も多く出るようになっていました。最後の振り返り会では皆さんが前のめりになって意見を言い合うような姿勢に変わっており、良いツアーになったと思います。

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