<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第11回 文系理系問わず未経験者も活躍できるグローバル企業特集

1社目 株式会社ヒューズ・テクノネット/2名参加

 ヒューズ・テクノネットは、多業種にわたって必要とされる「流体制御装置」を製造する会社です。「流体制御装置って、なんだろう?」──興味津々で同社を訪問した参加者は、会社説明、クリーンルーム内の見学、工場見学、組立作業実習などを体験しました。

ヒューズ・テクノネットを訪問

ツアー内容

会社概要の説明とクリーンルーム内の見学
 当日は、津田社長が自ら会社説明をしてくれました。
「半導体ってご存知ですか? 例えば、みなさんが持っているスマートフォンやPCの中にある“ICチップ”に入っているパーツが半導体です。当社は、その半導体を作るための機械を作っている会社です」
 半導体を作るためには、ガスや液体を微細に調整・供給する「流体制御装置」が不可欠であり、同社はその装置を作っているとのこと。流体制御装置は半導体以外にも、液晶パネル、LED、燃料電池などの製造ラインには欠かせないもので、取引先は多業種にわたるそうです。そのため、「ある業種が不況に見舞われても、他の業種との取引でカバーできるので、中小企業の割に業績は安定している」のだとか。また、社名の「ヒューズ」とは、電気回路を保護するものではなく、フュージョン(Fusion、溶解、融合などの意味)から名付けられたということでした。

 会社説明が終わった後は、本社内にあるクリーンルームの見学です。ここで流体制御装置に使用する金属のパイプの溶接やカットなどを行っています。参加者は、クリーンルームに入ること自体、初めての様子。専用の作業服と帽子を身に付け、エアーシャワーを浴びて目に見えない微細な埃を吹き飛ばしてから、入室です。広いクリーンルーム内では、社員の方々が黙々と作業に取り組んでいました。その独特の雰囲気に、参加者は圧倒されたようでした。

  • 会社説明をしてくださった津田社長
  • クリーンルーム内の様子

第二工場の見学と作業実習
 続いて、第二工場の見学をしました。第二工場は本社から車で2分ほどの近場にある工場です。そこでは「人工ダイヤモンドの製造装置」の製造を行っています。人工ダイヤを製造する装置といってもダイヤの模造品を作る機械という意味ではなく、小さな本物のダイヤモンドを核にして、メタンガスを使った特殊な技術で大きくする、いわば「ダイヤの養殖」のようなことをする機械です。この「人工ダイヤモンドの製造装置」は、世界最大のダイヤモンド研磨地帯を持つインドで需要が高いそうです。同社が、半導体や液晶パネルとは全く違ったマーケットにも参入していることに参加者も驚いた様子でした。
 第二工場を見学した後は、工場内でワークショップを行いました。人工ダイヤモンドの製造装置の「マイクロ波ヘッド」と呼ばれる部分の外枠を、実際に作ってみるという内容です。若手社員の方が作業内容の説明と作業の補助をしてくださいました。パイプと継手を使って外枠を組み立てていくのですが、次のパーツを取り付けるためにその前段階で何をやっておくべきか考えながら作る必要があり、見た目以上に難易度が高いワークです。参加者は悪戦苦闘し、製作途中で時間切れになってしまいましたが、社員の方からは「初めてにしては良くできたと思います」と褒めていただきました。
 最後に、作業を手伝ってくださった若手社員と交流。社員は参加者からの「これからやりたいことは?」という質問に、「もっと効率の良い組み立ての工程を構築したい」と答えてくださいました。

  • 人工ダイヤモンドの製造装置
  • 組み立て作業を体験

参加者の声

 参加者からは、「和気あいあいとした雰囲気の中で、物を作る作業を体験できたのは楽しかった」、「社長と社員の距離が近いことが会話から伝わってきて、フラットな社風を感じた」という感想が聞かれました。

  • 振り返り会で感想をまとめる参加者

2社目 株式会社アドックインターナショナル/14名参加

 2社目に訪問したのは立川市のアドックインターナショナルです。同社は、通信業界の中でシステムを開発している企業。参加者はここで会社説明、業務自動化ツールのプログラミングの初歩、役員との交流会、社内見学を体験しました。

本社入り口のロゴマーク

ツアー内容

会社説明と自動化プログラミング体験
 参加者が到着すると、アドックインターナショナル採用担当の井上さんが迎えてくれました。「当社の企業理念に“自らチャンスを創り、自ら成長し続ける”という一節があるのですが、皆さんも本日のツアーをチャンスとして何かを持ち帰れるよう、分からないことがあったらなんでも質問してください」と笑顔で話してくださいました。
 井上さんの説明によると、同社は情報システム、通信システムの領域で、システムの設計、構築、検証、運用、保守、そしてソフトウェアやツールの販売を行っており、社員数は163名(取材時)。そのうちエンジニアは100名弱で、そのほとんどが通常は担当顧客のところに出向いているそうです。誰もが幸せになれる会社を目指しており、それが同社の行動規範にもなっているとのこと。

 続いて人事総務部の片山さんが、業界の状況と同社の業務内容について、多くのビジネスパーソンが使っている表計算ソフトを例に説明してくださいました。
「現在は、人がソフトを使って作業し、“計算”の部分を自動化している状況です。それはそれで良いのですが、仕事量が多いと結局、人が長時間ソフトを使って作業をしなければならないことになります。そこを改善できないかと気付き始めたのが今の情報システム業界の状況で、当社では人が作業する部分も含めて自動化できないかということに取り組んでいます。それが、RPA(Robotic Process Automation/作業の自動化のための仮想知的労働者、ソフトウェアロボット等と呼ばれるもの)です。この後、皆さんにもRPAとはどのようなものか、体験していただきます」
 参加者2名につき1台のノートPCが用意され、それを使ってRPAのプログラミング体験が行われました。参加者が片山さんの指示に従ってPCを操作していくと簡単な自動化プログラムが出来上がり、参加者は動作を確認しました。

  • 会社説明の様子
  • RPAのプログラミングを体験

役員との交流会と社内見学
 ここで参加者が3つのグループに分かれ、そこに小林社長、中川副社長、林常務が加わって交流会を実施しました。経営者と話ができる貴重な機会に、参加者は若干緊張気味です。小林社長は参加者に、100%海外事業からスタートしたこと、創成期は若く独身の社員が多かったが会社の成長とともに社員にも家族ができたことがきっかけで国内の仕事を始めたこと、当時は特に海外出張が多かったこと、その後は国内の仕事が100%になったが今後縮小する可能性がある日本市場のことを考えて改めて海外(東南アジア)に進出していることなどを話してくださいました。
 参加者からは「海外とのやりとりは英語でしょうか?」、「英語での会話で問題が起きたことはありますか?」といった質問があり、それに対して小林社長は「海外とのやりとりは英語です。難しい話は電話ではなく直接会って話すことで、問題を起こさずに済みます。英語も大事なのは“慣れ”なので、あまり心配しなくても大丈夫です」と答えてくれました。

 続いては、社内見学です。社員の席が固定されていない「フリーアドレス」のオフィスで、社長室もつい立てもない“全員の顔が見えるオフィス”になっていることに、参加者は驚いた様子でした。
 最後に、小林社長から「いろいろな国に行って日本を見ると、国内にいては見えないことが見えるようになります。皆さんも、大事な仕事、大事な人生ですから、ぜひ海外に出て活躍してください」との言葉をいただきました。

  • 交流会に参加してくれた小林社長
  • 社内見学の様子

参加者の声

 「中小企業でも世界に向けて挑戦していく姿勢に感銘を受けた」、「社長の話から、海外に出てチャレンジしないと得られない気付きがあることがわかった」といった声が挙がっていました。

  • 振り返り会の様子

まとめ

 1社目で社長や社員との交流や工場見学を通じて、始めは難しそうなイメージをもっていた参加者ですが、体験を通じて少しづつ理解し、また働く社員の方の温かい雰囲気を感じていました。
 2社目は、参加者全員でPCに向かいプログラミング体験を実施。その後社長・副社長・常務との交流会でしたが、始めは緊張してましたが社員の皆様のお蔭で和やかな雰囲気で実施できました。
 両企業とも現状を大切にしながら、新しいことへチャレンジする精神や世界へ挑戦している姿勢があることに参加者も共感し、より前向きになったツアーでした。

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