<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

キャリア・スキルアップに力を入れている女性が働きやすい企業特集

1社目 特定非営利活動法人シンフォニア/6名参加

最初に訪問したのは、認可保育園「はぁもにぃ保育園」を運営する特定非営利活動法人シンフォニア。子どもたちの心身を健やかに育むことはもちろん、職員たちのライフ・ワーク・バランスの実現にも力を入れている先進的な保育園です。

園の案内と会社説明をしてくれた山下理事長 園の案内と会社説明をしてくれた山下理事長

ツアー内容

施設内を巡り保育の現場を見学
 はぁもにぃ保育園は、板橋区のマンションの1・2階にあります。ツアーは2階の休憩室からスタートしました。
 「ここは子どもたちのお昼寝中に保育士さんが食事や休憩をする場所です。マンションのワンルーム2部屋の壁を取り払って一部屋にしてあります」と、施設長を務める山下理事長が説明してくださいました。
 その後、子どもたちが過ごす部屋へと移動。最初に案内された0歳児クラスは、ちょうど全員で公園へお出掛け中でした。0歳児の場合、国の基準では1人当たり3.3㎡の面積が必要ですが、板橋区ではそれよりも広い5㎡を基準としており、部屋は広々としています。フローリングは床暖房。
 「子どもたちのためもありますが、先生にも冷え性の方がいるので」という山下理事長の言葉から、共に働く仲間への思いやりが感じられました。
 「0歳児は睡眠中の突然死に注意する必要があります。うつぶせで寝ると危険性が高まるので、0歳の子には特殊なバッヂを付けています。寝返りを打つとバッヂが感知し、タブレットに身体の向きが表示される仕組みです。マットの下にも心拍を確認できるシートを敷いてあります」
 便利なアイテムの存在に驚く参加者でしたが、「機械任せにするわけではなく、5分に1回は寝ている子の口元に手を近づけて呼吸チェックもしている」と聞き、さらに感嘆の声が挙がりました。
 部屋が分かれているのは0歳児のみで、1歳~6歳児は1階で一緒に過ごしています。その広い部屋へ移動すると、今度は大勢の子どもたちが遊んでいてとても賑やかでした。
 同園では「食育」に力を入れています。同じフロアの一角に調理室があり、ガラス窓越しに調理師さんたちの作業を見ることができるので、自然と食への興味も増すようです。子どもたちが自ら配膳も行い、時には調理に参加することもあるそうです。

  • 0歳児クラスを見学0歳児クラスを見学
  • 元気に挨拶してくれる子どもたち元気に挨拶してくれる子どもたち

園の説明と座談会
 場所を移動し、園の取組を紹介した動画を見た後、山下理事長による会社説明が行われました。はぁもにぃ保育園が誕生したのは8年前。理事長自身が、出産後に子どもを預けられる場所がなく、自分で保育園を作ろうと決意したのが始まりでした。
 「我が子を預けたいと思える保育園をつくることが目標でした。大切にしている理念の一つは『感性を養う』こと。子どもは本当に感受性が豊かです。きれいだな、嬉しいな、悲しいな、という素直な気持ちを大事にしてもらいたいと思っています。それは子どもたちだけでなく職員も同じ。辛い時でも我慢して気持ちを押し込め、身体を壊してしまうのは残念なことです。大人も子どもも、自分の感情を大切にできる場でありたいです」

 続いては、先輩保育士を交えての座談会です。参加してくれた賀川さんは、小学生の頃から自分よりも小さな子どもたちと関わることが好きで保育士になりたいと思い、短大の保育学科で学び、昨年ついに長年の夢を叶えたそうです。
 参加者からの「どんな時にやりがいを感じますか?」という質問に、賀川さんは「子どもの成長を間近で見られるところ」と回答。
 「あまり話せなかった子が、だんだん言葉を覚えてきて会話が成り立つようになるなど、日々いろいろな成長が見られることがとても嬉しいです」
 また、仕事の大変さについて聞かれると、「保育士になったばかりの頃は悩みが多かった」と教えてくれました。
 「今思えば、入ったばかりだから当然なのですが、当時は先輩たちについていけないことが辛かったです。その気持ちが子どもにも影響してしまうのではないかという不安もありました。でも、保育士は日々の経験の積み重ねが大切。少しずつ仕事の流れを覚え、根気よく子どもと接し続けて対応を学んでいくことで乗り越えることができました」
 「これから保育士になりたいと思った場合はどうしたら良いですか?」という質問に答えてくれたのは山下理事長。
 「保育園はどんどん増えており、資格がなくてもアルバイトなどで入って経験を積むことができる園もたくさんあります。うちの園でも、保育士資格を取得予定であれば正規職員として採用することがあります」
 他の仕事を経験してから保育士へ転職する人も多くいます。「資格がない」「学校で保育を専攻していない」という理由で諦める必要はなく、意欲があれば誰でも挑戦できるということを教えていただきました。

  • 質問に答えてくれた入職1年目の賀川さん質問に答えてくれた入職1年目の賀川さん
  • 保育士の仕事内容のほか、食育についての質問も保育士の仕事内容のほか、食育についての質問も

学生の声

 「保育士さんの仕事が大変なことは知っていたけど、実際に話を聞いて、とてもやりがいのある仕事だと思った」「自分の年齢に近い若い職員さんの話が聞けて参考になった」「家族のような雰囲気で、小さい規模だからこそ連携がしっかりしているように感じた。子どもの命を預かる責任の重さを実感した」といいった感想が出ていました。

2社目 株式会社メガネ・コンタクトの井上/3名参加

 次に訪問したのは、メガネ・コンタクトの井上。御茶ノ水に本社を置き、メガネやコンタクトレンズの販売店を首都圏に5店舗構えています。販売の仕事の在り方や、メガネ・コンタクトの選び方などを教えていただきました。

会社説明を聞く参加者 会社説明を聞く参加者

ツアー内容

会社説明と就職活動のポイント
 最初に管理課の谷岡課長から会社の説明がありました。同社には、眼科の患者様が多く来店されます。
そのため医療目的のメガネ購入者も多く、社員にも高度な専門知識が求められるそうです。「全員がメガネ・コンタクトのスペシャリストを目指しています。誠心誠意お客様と向き合ってお話を聞き、要望を理解し、最適な提案をしていく“提案型販売”が当社の特徴です」
 同社は働き方改革にも積極的に取り組み、東京都の働き方改革宣言企業として認定を受けています。もともとは男性が圧倒的に多い会社でしたが、育児休業を始めとした各種制度を整備した結果、女性が長く働き続けられる環境へと変化。現在は従業員の女性比率が、全体の約半分になったそうです。
「従業員が満足していなければ、お客様に良いサービスを提供することはできません」と谷岡課長は断言します。
 会社の特徴や研修内容、今後の取組などについて説明を受けた後、就職活動で会社を選ぶ際のポイント等についても教えていただきました。
 「労働条件や福利厚生はもちろんですが、会社の経営理念をきちんと確認することも大切です。理念に共感できるかどうかが、会社と自分の相性を判断するカギになるでしょう。当社には『創意工夫でチャレンジし、お客様に日本一の満足を提供します』という理念があります。これを理解し、一緒に前へ進んでくれる方に入社していただけたら嬉しいです」

  • 事業内容や経営理念について教えてくださった谷岡課長事業内容や経営理念について教えてくださった谷岡課長
  • 国産メガネを中心に幅広く取り揃える国産メガネを中心に幅広く取り揃える

店舗見学とメガネ・コンタクトの選び方講座
 会社説明の後は店舗見学です。まず訪れたのはメガネ部門のお茶の水本店。高級感漂うシックな内装が印象的なお店です。
 「いつも行くメガネ屋さんとは雰囲気が違う」と、参加者はやや緊張気味。
 店内には、ストックも含めて約3,000点の商品が揃います。国産メガネにこだわり、日本最大のメガネ産地である福井県鯖江市から仕入れた商品を数多く取り扱っています。
 店内を案内してくれた田中店長は、「値段を見ると“高い”と感じるかもしれません。でも、工場を見学してみると値段の理由がわかると思います。ここに並ぶメガネは何百という行程を踏んで、一つひとつ丁寧に作られています。そのことをお客様にしっかりと伝え、納得の上で購入していただくようにしています。生産者の思いを尊重し、安易な値下げなどはしない方針です」
 参加者は店内を見学しながら、それぞれが自分好みのメガネや珍しいデザインのメガネを試着して楽しんでいました。
 次は、同じビル内にあるコンタクト部門のサンクレール店へ移動。ここではコンタクトのほか、お茶の水店と比べると低価格なカジュアルメガネが並んでいます。ここでもお気に入りのメガネ探しに没頭する参加者たち。試着した顔をお互いに見せ合いながら、自分に合うメガネの色や形を探っていました。
 店舗見学終了後に始まったのは、プロによるメガネ・コンタクトの選び方講座。まず使い捨てコンタクトレンズが配られ、参加者一人一人が手に取って形状などを観察しました。コンタクトについて説明してくれたのは、サンクレール店の田島さんです。
 「最も重視したいのは“酸素透過性”。酸素を通さないコンタクトは目によくないので、酸素透過性の高い商品を選びましょう。また、人によって目のサイズは違います。レンズのカーブが目に合っていないと角膜を傷つけるので、必ず眼科で最適なレンズを処方してもらうことが大切です」
 参加者から「コンタクトをしたまま寝ると目が痛くなりますが、酸素透過性の高いレンズなら大丈夫ですか?」と質問があがりました。答えは“NO”。「睡眠中は目の中でレンズが収縮し、酸素を通さなくなります。睡眼障害の原因になるので必ず外して寝てください」とのことでした。
 続いてはメガネの選び方です。サンクレール店の宮下さんのアドバイスをもとに、色や形の違うさまざまなメガネをかけ比べて、似合うものを探しました。
「メガネによって顔の印象はまるで変わります。顔の形だけでなく、自分がどんな雰囲気に見られたいか、どんな服装に合わせたいのか、どんなシーンで使いたいのかも重要。私たちの仕事は、その要望をよく聞いて最適なメガネを提案することです」
 メガネは人の第一印象を左右する大切なアイテム。その日の気分やファッションに合わせて選ぶ楽しさを教えていただきました。

  • 実際にコンタクトに触れて形状などを確認実際にコンタクトに触れて形状などを確認
  • 様々なメガネを試着する参加者様々なメガネを試着する参加者

参加者の声

 「メガネやコンタクトの裏にある人の思いを知った」「一人一人に合った商品を提案できるのはすごい」「お客様と信頼関係を築いてから商品を提案するというスタイルの店に初めて出会った。利用する人が多い理由がわかった」といった声が挙がりました。

まとめ

 「女性が働きやすい企業」をテーマに、今回は女性おすすめ回を開催しました。保育士や販売業という仕事を漠然と知ってはいても、実際の業務内容ややりがい、大変さなどを知る機会はなかなかないと思います。今回のツアーでこれらの職種を少し身近に感じてもらえました。
 参加者は職場見学や実際に働く方々との交流を通して職種への興味がわいたようで、働き方、福利厚生から商品の詳細に至るまで様々な質問が交わされてました。女性にとっては身近ではありますが実態が見えにくい職種について、理解、興味が深まった充実したツアーになりました。

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