<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

清泉女子大連携回

1社目 株式会社村井/29名参加

 今回のトーキョー・シゴト・ワゴンは、清泉女子大学の1~3年生29名が参加。1社目に訪れた村井は、シューパーツ(靴の部品)やフットケア製品、ルームシューズの企画、製造、販売を行っている会社です。事業内容の説明のほか、実際にインソールを作る体験をしました。

バスに乗り込み、出発!

ツアー内容

会社概要と事業内容の説明
 朝9時に大学に集まった参加者。オリエンテーションを終えバスに乗り込み、本日参加した理由、意気込み、楽しみにしていることなどを話しながら、1社目の訪問先である渋谷へ向かいました。

 会場に着き、「皆さんこんにちは!」と元気な挨拶で迎えてくれたのは、管理部総務グループの牧野さんです。
 「村井は、昭和6年創業の歴史ある会社。靴を作る際に必要不可欠なパーツの企画、開発、製造、販売を行う『シューパーツ事業』、シューパーツ事業で培った足や靴のノウハウを活かし、より快適な履き心地を追求する『フットケア事業』、ルームシューズなど、家の中でも快適に過ごすための『履きもの事業』の3つの柱で事業を展開しています。当社のインソールは、イタリアの高級ブランドでも採用されているほか、皆さんが高校時代に履いていたローファーなどにも用いられているんです」と、会社概要と事業内容についてのお話を伺いました。
 研究開発型の総合シューパーツメーカーである村井のミッションは、足や靴を通して人々の暮らしを豊かにすること。社内で一貫して研究、企画、開発、製造、販売を行っているので、“企画がやりたい”、“一からもの作りに携わりたり”など、自分のやりたいことが実現できる環境が整っていることも教えてくださいました。

 続いて、「足と靴のマメ知識講座」と題した、足のサイズや靴の選び方、足のトラブルについての説明です。「足のサイズ=靴のサイズではない」、「ヒールを履くと足が疲れやすくなるが、インソールを活用することで、足にかかる荷重を分散でき、疲れにくくなる」など、初めて聞く足や靴の知識に、参加者は驚きの表情を浮かべていました。
 「足の裏には3つのアーチがあります。歩行の衝撃を吸収し、負担を分散する役割を持っているアーチ構造を探してみましょう!」という声かけに、実際に靴を脱いで自分の足を触りながら、アーチの場所を確認しました。このアーチが、後ほど体験するインソール作りの大事なカギを握るそうです。

  • 会社説明やインソール作り方を指導してくださった牧野さん
  • 自分の足のアーチはどこにあるのかな?

ワークショップ MYインソールを作ろう!
 休憩をはさみ、いよいよお待ちかねのインソール作りワークショップのスタートです。
 まずは設計図作り。紙の上に自分の足を置き、足の輪郭を取ります。先ほど確認したアーチの場所をもう一度探りながら、親指の出っ張り、小指の出っ張りなど4つの点をチェック。この点が、自分の足にフィットするインソール作りのポイントです。4つの点を取る前に足を外してしまうと、また輪郭を取るところからやり直しになってしまうため、皆真剣な表情で取り組みます。

 次に、かかとの真ん中と人差し指の真ん中を通る長い線と、親指の出っ張りと小指の出っ張りを結ぶ線を引いたら、設計図のでき来上がり。牧野さんはじめ、ワークショップに同席してくれた管理部の村井部長、新入社員の長田さんが会場内を回り歩き、きちんと設計図が描けているか、一人ひとり確認してくださいました。
 設計図が完成したら、次は黄色のシートに靴型を当てて線を引き、ハサミでカットします。この、カットする前に断裁する部分に印をつけることを「罫書く(けがく)」と言うそう。
 「もの作りに関わりたい人なら、この先覚えていて損はない言葉です」と、ここでもためになる知識を教えてくれました。
 カットしたシートに先ほど描いた設計図のポイントを書き写し、3種類のパットを貼り付けていきます。最後に黒い敷き革を貼り付けてついにMYインソールの完成! できあがった自分だけのインソールを靴に入れてフィッティングした参加者は、「おぉ!」「履き心地が違う!」と感嘆の声を挙げていました。
 そんな参加者の姿を見た牧野さんが、最後に笑顔で一言。
 「靴の履き心地の8割は、インソールで決まるとも言われています。自分の足に合ったインソールを入れることで、今までつま先とかかとだけで支えていた体重を、足の裏全体で支えられます。今日作ったインソールは就職活動中のパンプスにも使えるので、就職活動を足もとから支える、皆さんの相棒にしてくださいね」

  • シートに靴型を当て、“罫書く”参加者
  • パットをシートに丁寧に貼り付けていく

参加者の声

 体験を終えた参加者からは、「実際に手を動かして仕事が学べた」「今まで関心がなかった業界だが、私達に身近なものだと気づいた」という感想が挙がりました。また、牧野さんの話を聞き、“自社の仕事に誇りを持ちながら働いている”と感じた学生もいたようです。

  • 社員の人柄に惹かれ、村井を志望する学生も多いそう

2社目 英弘精機株式会社/29名参加

 2社目に訪れた英弘精機は、日射計や放射計などの気象計測機器の開発、製造と、物性・分析機器の輸入・販売を行う会社です。渋谷区にある本社を訪問し、日頃目にする機会がない気象計測機器や、製品を開発、製造する現場を見学したほか、実際に働く社員の皆さんと座談会を開催しました。

DVDで、英弘精機について学ぶ

ツアー内容

会社概要と事業内容説明、社内見学
 本社に着き、まずは会社概要を知るためのDVDを視聴。その後、郡(こおり)取締役から、90年以上続く会社の歴史、企業理念、大きく「環境機器」と「物性・分析機器」に分けられる事業内容の3つについてお話を伺いました。郡取締役から、「入社した会社で成長できるかどうか。それは、会社の理念に共感できるかどうかにかかっています。現状維持ではなく、常に変化や成長を求める会社に入ったほうが、皆さんの意見は通るでしょう」と、“自分が成長できるかどうかという視点で企業を選ぶ”という就職活動に関するアドバイスをいただきました。
 英弘精機の日射計、日照計は、気象庁のネットワーク観測システムに採用されているほか、アメリカの海洋大気庁にも採用され、世界中で広く使われています。郡取締役の説明の後は、世界で活躍する同社の製品や事業を実際に見学する時間。参加者は3グループに分かれ、製品の製造から設置、分析機器使った検証などを見て回りました。
 自社で気象計測機器の製造、組立て、テストまでを一貫して行っている同社。本社の屋上に出ると、たくさんの日射計や日照計、放射計が設置されていました。これらの機器は、客先では屋外での計測に使用されるものであるため、同じ状態で校正をして各客先へ納品されます。
 地下1階では、社員の皆さんが組立てや品質テストを行っていました。製品はとても繊細なためわずかな汚れやほこりも許されません。参加者は、靴にカバーをつけて入室します。
 ラボラトリールームでは、分析機器を使って、パンやグミ、クッキーやおせんべいの硬さなどの検証を行いました。食感などがわかるため、お菓子メーカーや食品メーカーが新商品を開発する際に、この機械を用いるそうです。

  • 企業を選ぶ際の視点をアドバイスしてくださった郡取締役
  • 郡取締役の話に真剣な様子で耳を傾ける参加者

社長のお話と若手社員座談会
 若手社員との座談会の前に、長谷川社長が急遽お話をしてくださることに。「昭和2年に創業した当社が、なぜ90年以上続けられたか。それは、ずっと同じことをし続けるのではなく、常に変化をしてきたからです。今以上に世界に評価され、世の中に貢献できる会社を目指し、これからも新しいことにチャレンジしていきます」と、今後のビジョンを語ってくださいました。

 続いて、若手社員との座談会です。参加してくださったのは、入社2年目から8年目まで、機器の修理やメンテナンスを行っている方、開発している方、海外営業の方など、所属や仕事内容がそれぞれ異なる5名の社員の皆さん。
 「英弘精機を選んだきっかけは?」「仕事をしていてやりがいを感じる瞬間は?」など現在の仕事の話しから、「就職活動時、何に気を付けて企業を見ていた?」「やっておけば良かったと後悔したこと」など、就職活動に関する質問も飛び交い、先輩社員はどの質問にもざっくばらんに答えてくれました。
 笑いも起こるなど、座談会は大盛り上がり。あっという言う間に時間は過ぎ、参加者は、「もっと聞きたいことがあったのに」「時間が足りない!」と名残惜しそうでした。
 最後に郡取締役から、「“理系の仕事だが、文系でも大丈夫か”という質問が出ていましたが、問題ありません。私自身、経済学部出身です。やりたいという強い意志と意欲があれば大丈夫!」という激励の言葉をいただき、ツアーは終了しました。

  • 交流会には様々な部署の若手社員が参加
  • 多忙の中、急遽お話ししてくださった長谷川社長

参加者の声

 参加者からは、「社内の見学ができ、実際の仕事現場や会社の雰囲気が知れてよかった」「知らない業界のことを学べて勉強になった」「普段は立ち入り禁止の場所に入れ、貴重な経験になった」という意見や、「若手社員の方を話ができてよかった」「文系でも活躍できると聞き驚いた」という感想が挙げられました。

  • 参加者の質問に一つひとつ丁寧に答えてくれました

まとめ

 1社目の村井は、インソール作りワークショップを通して事業内容を知れた2時間でした。一緒にワークショップに参加してくださった社員の皆さんの人柄で、「村井っていいな」という声もあがっていました。
 2社目の英弘精機では、実際に働き、就職活動の先輩でもある先輩社員と話ができたことが、参加者にとって大きな収穫になったようです。
 両社の見学を通し、「企業選びの選択肢が広がった」という意見や、「風通しがよく意見が言いやすい」、「様々なことに挑戦でき、スキルアップできそう」など、中小企業ならではの魅力に気付く学生も多く、有意義な一日になりました。

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