<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

東京電機大学連携回

1社目 株式会社シービージャパン/6名参加

 この日のツアーには、東京電機大学の学生6名が参加しました。最初に伺ったのは、足立区の生活用品メーカー、シービージャパンです。ここでは、ショールームの見学や商品企画に関するワークショップを体験しました。

参加者を迎えてくれた創業者の青木会長

ツアー内容

会社説明とショールーム見学
 当日、参加者を迎えてくれたのは、創業者である青木会長です。青木会長から「これから就職活動をする皆さん、“入社したら企業が何をしてくれるか”と考えるのは間違いです。“自分はどんな貢献ができるか”という視点で企業を見てください。どんなにテクノロジーが進化しても、結局、仕事をする上で大事なことは人と人の信頼関係です。20歳を過ぎたら心の鍛錬をし、いかにして信頼を得るか、そして受けた恩は絶対に忘れてはいけないということを、心に刻んでおいてください」とアドバイスを頂きました。
 続いては、ショールームの見学です。商品企画部の辻田さんが案内をしながら、説明をしてくれました。
 「弊社は生活雑貨を扱っているメーカーですが、自社で工場を持っていません。海外の協力工場で製造して、それを輸入して国内で販売する会社です。そのメリットは、自社で工場を持たないことで数多くの生活雑貨を扱えることです」
 その言葉通り、ショールームにはコーヒーボトル、キッチンマット、洗濯物を干すピンチハンガー、ペット用品など、ありとあらゆる生活用品が並んでいます。これらの商品は、大手小売店はもちろん、大手ECサイトでも購入することができるものばかりで、参加者からは「これ見たことある」という声が挙がっていました。

  • 青木会長からのアドバイスに耳を傾ける参加者
  • ショールーム見学の様子

ワークショップと社員との交流会
 続いて、「今後、こんな商品があったらいいな」という新商品の企画案を出すワークショップを行いました。参加者は2つのグループに分かれ、まずは各自が案を書き出します。その後、グループで案を共有し、製品案を発表するという流れです。
 辻田さんから「商品企画の考え方は1つではありませんが、例えば、自分が困っていることを改善できるものを考えるという方法があります。具体的な解決策は後回しでも構わないので、まずは箇条書きで、困っていること、改善したいことを書き出してみてください」という企画のヒントを頂きました。
 アイデアの書き出し、グループでのディスカッションを経て、いよいよ企画案の発表です。Aグループの案は「ビン、カン、ペットボトルを仕分けてくれるゴミ箱」について発表しました。入り口は1つでも、ビンやカンを入れると中で重さを検知して、勝手に分別してくれるというものです。もう一つ、「プロテインの粉が残っても洗いやすいシェーカー」の案も加えられました。こちらは、プロテインを飲んでいる参加者が実際に困っているのでぜひ欲しいとのこと。一方、Bグループは、「カバンの中でスペースを取らず、おにぎりやパンなどが潰れないケース」で、ファスナー付きプラスチック・バッグにワイヤーを入れて補強したようなものをイメージしたそうです。
 辻田さんは、「Aグループのゴミ箱は、1つの行為で(ゴミを捨てる)その後が楽になる、便利になるという、“1つの行為”というところが良かったです。プロテインのシェーカーは、実体験から欲しいと言うことでしたが、実体験を元に考えることは非常に重要です。Bグループのものは、実は当社で今検討しているものです。どちらのグループも、着眼点が良かったですね」と感想を頂きました。
 その後、各グループに同社の若手社員が加わり、交流会を開催しました。交流会では、参加者から「実際に入社した後も自分で企画ができますか」、「工場は海外ということでしたが、海外出張はあるのでしょうか」といった質問が挙がり、若手社員が「採用されるかどうかは別問題ですが、アイデアを出すのは自由です。良いアイデアなら採用されます」、「海外出張はあります。例えば、海外の方にも伝わりやすい仕様書の書き方など、海外に行ってみたからこそ、初めて分かることもあります」といった回答が寄せられました。

  • 新商品のアイデアを書き出す参加者
  • 若手社員との交流会の様子

参加者の声

 参加者からは、「自分の周りは電子、システムなどの技術者になりたいという人ばかりだが、今日の訪問でメーカーにも新たに興味が湧いてきた」「新しい発想を生み出す難しさがよくわかった」という感想が聞かれました。

  • 振り返り会の様子

2社目 株式会社オネスト/6名参加

 午後に訪問したオネストは、ICT技術を使い、医療や農業の分野で新しいシステムやサービスを提供している会社です。ここでは、同社のオフィス見学や社員との交流会を体験しました。

2社目に訪問したオネスト

ツアー内容

企業説明と講義
 会社説明を、本間社長自ら行ってくれました。
「当社の話の前に、日本の中小企業の状況について少しお話をします。日本には中小企業が380万社あります。しかし、そのうち5年経営が続く会社は、わずか15%だけです。生き残る会社、そして長寿の企業は皆、商品やサービスに強みがある、絶えずサービスや社内の仕組みなどを改良している、その改良や改革は急激なものではなく少しずつ変えていっているという共通点があります。こういうことも知っておくと、会社選びの参考になるかもしれません」
 同社は、情報通信技術(ICT)を用いて、医療、農業、建設の分野で様々なサービスやシステム(例えば、医療の検査システム、農業の遠隔地からビニールハウスを操作できるシステム、建設業の会計マネジメント・システムなど)を提供している会社です。同社では最上級のサービスを「エンターテイメント」と定義。顧客と真正面から向き合い、とことん顧客のことを考える「おもてなしの心にあふれた魅力的なエンターテイメント」の提供を通して、顧客に最高の満足と感動を届けたいと考えているそうです。

 続いて、同社のIoT部門が農業にどのように関わっているのかという講義を、IoT事業部の森本さんが行ってくれました。
 今、農業に携わっている人の数は、20年前の半分以下となっています。平均年齢も7歳
上がっていますが、総生産数や耕地面積は下げ止まっており、農業従事者一人ひとりの負担が大きくなっているのだとか。  そこで、ICTの出番です。同社では、農業用の環境計測と装置製御のサービスを始め、ハウス環境の遠隔制御を可能にしました。温度・湿度・照度・CO2などの環境情報を収集し、状況に合わせて冷暖房を入れる、ミストを噴射するといったこともできます。
 当初、農業について全く知らなかったという同社では、農業分野にニーズを感じ取り、5年も準備期間を設けてビジネス化していったということです。

  • 参加者に語りかける本間社長
  • 農業分野での取組について講義を受ける参加者

オフィス見学と社員との交流会
 次に、参加者はオフィスを見学しました。社内に置いてある農業用ICTのハード機器(スマートノード2)を見せてもらったり、休憩室や多数の会議室なども案内してもらい、会社の雰囲気を知ることができました。
 最後に、入社1年目、入社3年目の若手社員2名に参加してもらい、交流会を開催しました。参加者が、昨年の今頃はまだ大学生だったという社員の方に「大学生の頃はどんな勉強をしていましたか」という質問をしたところ、「実は私は文系出身で、IT系の勉強をしてきたわけではありません。でも、入社後3ヶ月間の研修がありますから、そこでしっかり勉強すれば理系の方でなくても大丈夫ですよ」と回答。また、「働く上で重要な能力は」という質問には、「ITの技術力だけでは、仕事はできません。やはり、基本的な文章を書く力、打合せの際などに相手に伝える力が重要です」と回答。参加者が深く頷いていた姿が印象的でした。

  • オフィス見学の様子
  • 若手社員との交流会

参加者の声

 参加者からは、「年が近い社員の方と話ができたのが良かった」、「IT企業にも文系出身の社員がいることが分かったので、あまり文系・理系と考え過ぎずに広い視野で就職活動に臨みたいと思った」といった声が挙がりました。

  • 1日を振り返る参加者

まとめ

 1社目のシービージャパンですが、参加者にとっては見たことがある商品を作っている会社だという驚きを感じると同時に、グループワークではアイデア出しの難しさを体験してもらえたと思います。
 2社目のオネストでは、若手社員、特に1年目の社員と話ができて、とても有意義な時間を過ごせました。また参加者は、「どんな業界の企業でも、仕事をする上では話す力、伝える力が大切だ」という、良い気付きを得ることができたようです。

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