<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

夢やアイデアをカタチに。自分らしさを発揮できる企業特集

株式会社ユニフォームネット/7名参加

 この日訪問したのは、企業向けのユニフォームを販売するユニフォームネットです。営業社員の方によるオンライン商談の様子を見学した後、ユニフォームを提案するグループワーク、最後に社長と参加者を交えての交流会が行われました。

会社の説明を真剣に聞く参加者

ツアー内容

多種多様な職種、職場にフィットするユニフォームを提供
 1975年創業のユニフォームネットは、看護師、介護士、建築作業員、清掃員、会社受付、事務員、飲食店や量販店のスタッフ向けなど、多種多様なユニフォームの販売を手掛け、実績を伸ばしてきた企業です。
 まず、営業社員が、顧客役となった社員に向けて、オンラインで商談をするシーンを披露してくださいました。
 「当社の強みの1つが課題解決力です。『ユニフォームソムリエ』という業界団体認定資格の取得者数が業界トップのため、専門知識に長けた者が、御社のニーズにあったユニフォームをご提案します」
 挨拶から始まり、会社案内、商品説明、そしてオススメのユニフォームを提案するシーンまで見せていただきました。模擬商談を見た後に、実際に社員が働くフロアを見学。管理部や営業部など、仕事の一端を垣間見ることができました。

  • オンライン営業の様子を見学

職種にあったユニフォームを提案するグループワーク
 続いて、参加者は2組に分かれ、清掃業を営む架空の企業へユニフォームを提案するというグループワークを行いました。参加者各自のアイデアを出し合った後、グループとして意見をまとめ、提案ボードを作成し、社員や参加者の前で発表しました。
 一方の組からは、働きやすさを重視するだけでなく、スタイリッシュで仕事のモチベーションが上がるユニフォームの提案がありました。もう一方の組は、汚れが目立たない色を重視し、ファッション性を持たせるために帽子を加えるというものでした。
 「私たちの仕事に求められるのは、お客様の課題を的確につかみ、自分のアイデアを提案することです。2組とも、自由な発想、そして色々な意見をまとめて提案し、お客様のニーズにフィットした素晴らしい提案だと思いました」という評価を荒川社長や営業社員の方からいただきました。

  • グループワークでアイデアを出し合う参加者
  • 同じ課題でもグループごとに全く違うユニフォームの提案となった

何のために働くのかについて語る交流会
 次に、参加者と荒川社長との交流会が行われました。まずは、荒川社長から参加者へ、「皆さん、なぜ就職するのですか」と質問が投げかけられ、参加者からは「一人の人間として自立したいから」、「親のためや世間体のため」、「人の役に立つため」といった答えが上がりました。それに対し、荒川社長からメッセージが送られました。
 「自分の得意なことで人を救い、自分の不得手なことは人に助けてもらうというのが社会構造です。当社は野菜を作れませんが、かっこいいユニフォームを提案することはできます。就職活動するにあたって、自分が他の人のために役に立てることは何だろうと探してみてください」 荒川社長の言葉に、参加者は自分ならどんなことで社会に参加できるのかを考えるきっかけとなったようでした。

  • 参加者へ就職活動のアドバイスを送る荒川社長

参加者の声

 「自分のアイデアを聞き入れてくれる会社の体制というのに魅力を感じました」、「社員同士が連帯し、会社を作っているのだなと思いました」、「営業するシーンが見られて、営業の仕事が少し理解できました」、「人のために仕事をするということを学ぶことができました」という声が寄せられました。

まとめ

 今回訪問したユニフォームネットは、多種多様の企業にユニフォームを提案し、販売する会社でした。どんな機能がその職場に合っているのか、どんなデザインが仕事のモチベーションを上げるのかといったアイデアを出し合い、意見をまとめて提案する仕事のおもしろさを、参加者は知ることができたようでした。