<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

中小企業しごと魅力発信プロジェクト 東京カイシャハッケン伝 東京カイシャハッケン伝

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

働きやすい環境で、若手が活躍する企業特集

東京反訳株式会社/12名参加

 この日に訪れたのは、文字起こしビジネスを展開する東京反訳です。ツアーは田中常務の会社説明から始まり、座談会とグループワーク、最後にオフィスを案内して頂きました。

オンライン上で学生を出迎える社員の方々

ツアー内容

事業内容を理解し、温かい社風を感じる会社案内
 初めに、田中常務より同社の事業内容や社風についてお話を頂きました。
 「私たちの会社はお客様から録音した音声を預かり、それを文字に起こす事業をしています。また、録音した音声に限らず、会見や動画サイトの字幕の作成をすることもあります」
 同社の記録はニュース番組の原稿や、大学のシンポジウム、法廷、専門用語が頻出する医療系の会議の議事録などで役に立っているといい、参加者は文字起こしという仕事の幅広さを感じた様子でした。
 「当社では社員同士のコミュニケーションを大切にしています。社員全員が参加する朝礼と昼礼では、うまくいったことや失敗したことなど業務に関わる共有から、趣味を話すフリートークの時間など、社員同士が自由に会話できる時間を設けるようにしています」(田中常務)
 テレワーク中心の現在も、すぐにオンラインでつながり、いつでも意思疎通が図れる環境があるといいます。参加者はその風通しの良さに魅力を感じたようでした。

  • 同社の事業内容を説明する田中常務

若手社員6名を交えた座談会とグループワーク
 続いて同社の若手社員6名が登場し、それぞれ自己紹介をした後、参加者を交えて座談会を行いました。
 参加者からの「仕事の魅力は何ですか?」という質問に、「文字起こしをベースに、字幕の作成など幅広い仕事に関われることです」と回答。さらに「苦労したことや、やりがいはありますか?」という質問には、「納期に間に合わせるため日々の進捗管理に気を付けています。苦労して作成したものをお客様に満足いただけた時は、やりがいを感じます」との答えがありました。
 次に参加者は、社員の方から聞いたお話をもとに同社のキャッチコピーを考案。「多くの記憶を守る」、「何よりも人とのつながりを大切にする会社」「人生を豊かにする会社」といった案が発表されました。

  • それぞれの担当業務を紹介する同社の若手社員6名
  • 若手社員の話に熱心に耳を傾ける参加者たち

社員の案内によるオフィス見学
 座談会の後は、オフィスを案内して頂きました。2階に分かれたフロアには文字起こし業務専用のセキュリティルームのほか、部署ごとに分かれたスペースがあり、他部署の様子が見られるモニターが設置してありました。セキュリティルーム内は個人情報を扱う仕事が多いため、壁には離席中の画面オフの徹底や撮影禁止を促す掲示物が貼られており、参加者はその緊張感を肌で感じたようでした。一方で、社員同士が和やかに雑談をしている姿も見られ、和気あいあいとした雰囲気も伝わってきました。
 最後は吉田代表から参加者に向けて応援メッセージが送られました。 「大変な時代ではありますが、希望をもって就職活動を進めてください。今回のツアーで少しでも反訳という仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです」

  • 普段の業務の様子を見学

参加者の声

 参加者からは、「役員をはじめ温かく楽しい方が多く、一緒に働きたいと思う職場だった」、「座談会で実際に働くイメージがつかめた」、「反訳という仕事を知ることができて良かった」という声がありました。

まとめ

 今回訪問した東京反訳は、文字起こしという仕事を通して人々の記憶を記録に残し、医療や法律など様々な分野に貢献する会社でした。また社員同士のコミュニケーションを大切にし、若手社員が生き生きと活躍している様子を見て、中小企業のアットホームさに魅力を感じたようでした。