ゴムの多様な可能性を引き出す開発力。丁寧な現場研修を通じて基礎知識を習得し成長できる環境
<カイシャの特徴>
●事業内容:ゴム素材の開発や製品の製造・販売
●仕事のやりがい:顧客の困りごとを解決する達成感
●働く環境:女性社員専用の快適な空間を整備
●育成制度:約1年の現場研修で基礎を学ぶ
独自の配合レシピでオーダーメイドのゴム製品を開発し、産業界に貢献
1962年設立の江北ゴム製作所は、身近な素材であるゴムの持つ可能性に着目。工業用を中心に、ゴム素材の開発や多品種のゴム製品を製造・販売している。
「ゴムと聞くと輪ゴムやタイヤを思い浮かべる方が多いと思いますが、当社は様々な用途に合わせたオーダーメイドのゴム製品を製造しています」(菅原社長)
製品のほとんどは工場向けのBtoBで、産業機器などに使われている。同社のゴムがなければ稼働しない機械もあるなど、重要な製品を手掛けることが多いという。そうした製品の製造を支えるのが、長い歴史の中で作られた約3,000種類の配合レシピの数々。門外不出のレシピに基づいて材料を混ぜ合わせることで独自のゴム製品が出来上がる。
確かな技術で産業界を支える一方で、最近は新たに一般消費者向けの製品の開発にも着手している。
「天然ゴムに石粉や鉄粉、木の端材といった未活用の廃材を混ぜ合わせた素材を開発しました。『Rebbur(リバー)』というシリーズ名で、コースターやプランターを製造し、販路開拓に取り組んでいます」(菅原社長)
今後は他の素材の可能性にも注目し、ゴムプラスαの製品開発を進めていく考えという。
独自のものづくりを通じて、顧客の「困りごと」を解決し要望に応える
積み重ねてきた実績と技術力、柔軟な発想力を強みに、「ゴムの困りごと解決集団」をモットーに掲げる同社。産業機器や精密機器などの多様なメーカーから、ゴム関連の様々な相談が来るという。
「ある薬品に耐性のあるゴム製品が欲しいという相談が寄せられたときは、当社の技術者と協力してオリジナルのレシピを作りました。期待通りの製品を開発することができて、達成感を感じました」と話すのは入社15年目、営業部の山口課長。ゼロからものづくりに携わり、その成果を通じて取引先から感謝の言葉をもらえることもやりがいにつながっているという。
菅原社長が「何でもトライする会社」と話す通り、同社は社員のチャレンジを積極的に応援。入社4年目、業務部の秋葉さんは自社開発の新しいゴム素材「Rebbur(リバー)」の広報活動を任されている。
「製品知識を学びながら、サイトやSNSで製品の情報を発信する業務にも携わっています。未知の領域に挑戦させてもらえることで、成長を実感しています」
社屋に女性社員専用の快適な空間を整備。社員の親睦を深める機会も多数
社員の働きやすさを大切にする同社は、福利厚生制度が充実。2025年には新たに本社近くに自社所有の3階建ての社員寮を完成させた。売上報奨金や永年勤続表彰金などの制度も整えている。
「女性社員が増えてきたことから、女性専用の休憩室・更衣室・パウダールームも整備されました。安心して快適に過ごせる環境です」(秋葉さん)
また、社員同士の交流を図るイベントも盛んで、BBQ大会や野球部などの部活動が行われている。毎年開催される任意参加の社員旅行は、山梨県にある富士工場のメンバーも合わせたほぼ全社員が参加して親睦を深めているという。
ゴムの知識ゼロでも安心。約1年の現場研修でじっくりと基礎から習得
同社に入社した新入社員は外部で新人研修を受け、その後は先輩社員に付いてOJTで実務を学んでいく。 入社する社員のほとんどがゴムに関しての知見がないため、まずは工場で実務を経験し、1年かけてゴムの基礎知識を身に付ける。ここで培った技術者との人間関係は、配属先の営業部や業務部での仕事にも生かされていくという。
「先輩に一つひとつ丁寧に教えてもらいました。皆さん優しくて分からないことも聞きやすい雰囲気です」(秋葉さん)
配属後は社員一人ひとりに用意されたスキルマップに沿って育成が行われ、無理なく自分のペースで成長できる。リーダーシップ研修などの外部研修に数多く参加しているという山口課長は、「マネジメントや経営関連がテーマの研修も多く、次期幹部候補として会社から期待してもらっている実感があります」と話す。
楽しみながら成長しよう
「一生懸命が楽しく、各人の能力を高め、発揮できる会社であること」という経営理念には、楽しみながらトライすれば成長できるという思いを込めています。
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●第46号 (2026年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


