ジェットエンジン部品をワンストップで製造・組立。国際基準の技術を身に付け、空の安全に貢献する
<カイシャの特徴>
●事業内容:航空・宇宙分野の金属部品の製造
●仕事のやりがい:空の安全を支える責任ある仕事
●育成制度:国際基準の技術を身に付けられる
●働く環境:盛んな社内交流。健康促進にも注力
航空機や宇宙分野に使われる金属部品を製造。未来の技術にも貢献する
航空機のジェットエンジン用部品や、宇宙分野の高性能な金属部品の設計・製造・品質保証を行っている吉増製作所。私たちが旅行等で利用する飛行機にも、同社の部品が多く使われている。同社の強みは、チタンやニッケル合金などの難加工材を、曲げ加工から溶接、熱処理、非破壊検査*まで一貫体制で仕上げられること。Nadcap*という国際的な認証を4分野で受け、高品質な航空宇宙部品の製造体制が評価されている。日本を代表する大手メーカーから安定して任される体制を構築して、幅広い工程を扱うため、製造する部品の種類も多く、顧客の求める設計に合わせた部品の多品種少量生産に対応しているという。
「最近では、空飛ぶ車を開発しているベンチャー企業に出資をして当社の精密部品を提供するなど、未来の技術に貢献することにも力を入れています。また、海外メーカーとの取引も増えつつあり、当社の部品を使った航空機が世界中の空を飛ぶことに期待しています」(吉増代表)
*非破壊検査:放射線・磁気・浸透液などを用いて、部品を壊さずに内部や表面の欠陥・劣化を評価する技術
*Nadcap(National Aerospace and Defense Contractors Accreditation Program):航空宇宙・防衛産業の特殊工程の品質を保証するための認証プログラム。通称「ナドキャップ」
航空機の部品製造という、責任ある仕事に携わることの誇り
同社でものづくりに関わる社員は、仕事にチャレンジする中で、難易度の高い開発に取り組む機会がある。無事完成して顧客に納品でき、自社の部品を使った航空機が安全に空を飛ぶという点に責任感や、やりがいを感じている社員が多いという。
「大空を飛んでいる飛行機をみて『うちの部品が使われているんだ』と思うと、誇らしいです。急きょ生産計画が変わった際は対応が大変なこともありますが、なんとか納品できたときには心からホッとします」(入社14年目、製造部溶接グループの俵技師兼係長)
一方、財務部総務課で、社員旅行やBBQなど社内交流イベントの企画も担当している入社1年目の木村さんは、「航空機の部品の不具合は乗客の命に関わるので、当社の仕事は小さなミスも許されません。私は、製造には直接関わりませんが、社員交流を促すことで、言いにくいことも言い合えて、すぐに質問できるような環境づくりを行っています。これも重要な仕事だと思っています」と話す。
独自の社内認定制度で、国際的に認められる技術レベルを身に付けられる
同社では入社後、製造・生産技術・品質保証・営業・財務などの主要な業務を1週間程度かけて学び、各業務のイメージをつかむ。その後、適性を見て各部署に配属となり、専門教育やOJTで技術を身に付けながら、資格取得や研修等を受講してレベルアップしていく。
「国際基準Nadcap認証に準じた認証制度が社内で設けられています。2年に1回、例えば私であれば溶接の技術的な試験を受け、更新していくという流れです。合格できるように日々意識していくことで、高い技術力を身に付けることができます」(俵技師兼係長)
その他にも、資格取得支援制度、社員教育訓練体系図に基づいた階層別研修など、誰もがスキルアップできる機会を豊富にそろえている。
社内交流イベントを盛んに開催。社員の健康に心を配る健康経営優良法人
同社では、男女問わず育児休業制度が利用されている。また、有給休暇は年40時間分まで1時間単位でも取得でき、社員からは家庭やプライベートとのバランスが取りやすいと好評を得ている。BBQや食事会、社員旅行などのイベントが2カ月に1度の頻度で実施されており、特に社員旅行は、同社が航空機の部品を手掛けていることから、行き先に飛行機を利用する場所を選定するのが恒例になっているという。
また、社員の健康を促進するための取組としてヘルスケアアプリを導入したことなどが評価され、健康経営優良法人にも認定された。
「ヘルスケアアプリを使うようになり、毎週土曜日にジョギングする習慣ができました。有給休暇も取りやすいので趣味の音楽フェス等にも参加でき、健康面もプライベートも充実しています」(木村さん)
人の役に立つ仕事かが大事
働くことは自己実現であり、社会や人の役に立つことが大切だと考えています。当社には、ものづくりを通して社会に貢献できる仕事があります。
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●第46号 (2026年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


