悩み相談コーナー

社会人になる直前は、
様々な不安や悩みに
ぶつかります。
若手社員、採用担当者、
社長など、
様々な立場の先輩社会人に
アドバイスを聞いてみた。



フロンティアコンストラクション
&パートナーズ株式会社
松村 力 さん

自分が何をやりたいかイメージできません
就職活動は自分を知る良い機会です。これを機に自分をとことん見つめ直し、自分の持ち味は何か、今後どう生きていきたいかを真剣に考えてみてください。家族や友人にも意見を求めるとより多角的かつ客観的な分析ができるはずです。自分の持ち味が分かれば、進むべき業種や職種も見えてくると思いますよ。ただし、仕事内容をきちんと理解していないと見当違いな方向に進んでしまうことも少なくありません。身近な大人、例えば両親などに仕事について尋ねてみるのもおすすめです。つまらなそうと思い込んでいた仕事が意外と面白そうだと気付いたり、想像もしていなかった仕事に適性がありそうだと分かるなど新たな発見があるかもしれませんよ。

日本電算株式会社
大井 彩奈 さん

説明会や面接では、第一印象としてどんなところを見られているのでしょうか?
日頃から採用担当として多くの学生さんと関わるなかで、ぜひ心掛けてほしいと思うことが三つあります。一つ目は、志望企業の社員の方に会ったときには明るく元気よく挨拶をすることです。二つ目は、緊張していてもきちんと相手の目を見て話をすることです。どちらもささいなことと疎かにされがちですが、実はよく見られている部分です。三つ目が、自分の言葉で話すということです。面接をしていると、模範解答を覚えて読み上げていると感じられる人がいますが、やはり魅力的には映りません。採用側として知りたいのは一緒に働く上でのその人らしさです。自分を知ってほしい、理解してほしいという気持ちで臨んでいただきたいですね。

アララ株式会社
鶴﨑 美歌 さん

緊張しやすいので面接が不安です
まずはしっかり準備することです。準備することで安心感が芽生え、それが心の支えになります。では、何を準備すれば良いのか。私流でいうと、「相手が何を知りたいのか」を考えておくことでした。採用面接であれば、面接官はあなた自身のことについて一番知りたいと思っています。そのためにも自己分析は不可欠です。その上で的確に伝える語彙力と文章力も大切ですね。基本的なところでは、敬語の使い方も身に付けておきましょう。また、面接では焦りは禁物ですから、余裕をもって会場に到着するようにしましょう。面接前には、鼻から大きく息を吸って、1秒止めた後に口からゆっくり時間をかけて吐き出すという呼吸法を試してみてください。少し緊張がほぐれますよ。社会人になると初対面の人と接する機会も増えます。ぜひ心掛けてみてくださいね。

株式会社ジェイ・クリエイション
上山 育視 さん

年上の方と深い会話をするのが苦手です
社会人になれば様々な世代の人と手を携えて働かないといけません。気後れするかもしれませんが、誰も取って食おうとは思っていませんのでご安心ください。頻繁に接する社会人というと、ご両親や先生など身近な方のみという学生さんも多いと思います。コミュニケーションを取る機会が少なく慣れていないことから、年上の方を苦手に感じるのではないでしょうか? まずは様々な世代と交流を持てる場に積極的に参加することをおすすめします。経験を積めば自信を付けることができますし、仕事について質問をすれば業界研究にもなりますので一石二鳥です。人生の先輩から様々な人生観を聞くことができてきっと面白いと思いますよ。

リアル化学株式会社
酒井 江梨 さん

入社後、やりたい仕事を任せてもらえるのか、心配です
入社当時、どこの部署に配属になるか、どんな仕事を担当するのか、とても不安でした。しかし、案ずるより産むが易しのことわざ通り、例えどこの部署に配属されても、任された仕事が希望の仕事ではなかったとしても、そこに新たなやりがいを発見できるものなのです。私自身、商品企画をやりたいという入社当時の希望は叶いませんでしたが、様々な仕事を経験していくなかで別の目標を見付け、今は研究職として充実した日々を過ごしています。任されるということは期待されていることでもありますから、希望の仕事でなかったとしても、自分の可能性に向かって全力で取り組んでみてください。