<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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私の資格取得
資格があれば働き方が輝く!

私の資格取得 資格があれば働き方が輝く!

ハツタロー
取得することで自分の自信に繋がる「資格」。
社員が自分の仕事の幅を広げたり、スキルアップしたりすることができる資格取得を積極的に支援する中小企業は数多く存在している。
取得した資格に関して聞いてみた。
ハツタロー
株式会社猩々テクノ 小澤 智二(おざわ ともじ)

株式会社猩々テクノ

入社29年目
小澤 智二さん

工作機械で金属を加工するスキルが問われる資格を取得

取得した資格:特級機械加工技能士

猩々(しょうじょう)テクノという金型メーカーで、主に工程や納期の管理をしています。
私が取得したのは、工作機械で金属を加工するスキルが問われる「機械加工技能士」という資格です。3級、2級、1級、特級と分かれていて、私は特級を取りました。

1級取得後から5年の実務経験がなければ受験できない上に、数値制御装置やフライス盤といった工作機械を操作するスキルや、生産管理や原価管理といった管理の知識も必要になります。
日々の業務をこなしていると、果たして自分の技術はどこまでのものなのかと疑問に思ったり、ともすると独りよがりなものになってしまうこともあります。自身の技量を客観的に判断する意味でも、この資格取得を目指しました。改めて勉強してみると忘れていたことを思い出したり、普段の業務では使わない加工法を知ったりして技術の底上げに繋がりました。

セミナー講習費や受験料を会社が負担してくれる制度を活用して、勉強、そして受験をし、無事合格しましたが、これでゴールというわけではありません。
普段の業務を通じて、日々技術向上に努めていくことが大切だと思っています。

春日基礎株式会社 三浦 勝則(みうら かつのり)

春日基礎株式会社

入社10年目
三浦 勝則さん

責任者として現場を管理するには欠かせない資格を取得

取得した資格:2級土木施工管理技士

「土木施工管理技士」とは、施工計画の作成や施工時の工程・安全・技術の管理に携わるための資格。
つまり、現場監督など、責任者として現場を管理するには欠かせないものです。当社では入社3~5年目にこの資格を受験するのですが、私もそのころに齋藤代表に声を掛けられ、挑戦することにしました。講習会や受験の費用は会社が負担してくれるので、安心して勉強することができ、無事に合格。以来、現場責任者も任されるなど、仕事の幅が広がっています。

現在は、「1級土木施工管理技士」の試験に向けて勉強中。
受験をするには実務経験などいくつかの条件があり、今年その基準を満たしたので、更に上を目指し頑張っています。2級のときは月に1回の講習会での勉強でしたが、今回は毎週日曜日に資格学校に通い、本格的に机に向かっています。1級を取得すれば、より幅広い現場で責任者を務められるのに加え、資格という証明があれば、自信や信頼にも繋がります。

資格の勉強をしながら、現場でしっかり技術も磨いて、名実ともに、力のある技術者になれるように、これからも努力を続けていきたいですね。

株式会社日本テクノ開発 小林 真純(こばやし ますみ)

株式会社日本テクノ開発

入社14年目
小林 真純さん

ITに関する全般的な資格を取得

取得した資格:基本情報技術者、応用情報技術者

私たち日本テクノ開発は、システムインテグレーションを得意とする企業です。顧客の課題発見からシステムの設計・開発、テスト、保守・運用まで、トータルな視点で技術を発揮することで信頼を獲得しています。

入社当初は保守・運用を中心とするプロジェクトに従事していたため、システム全体の開発を手掛けた経験が少なかったのが自分の弱点だと常々感じていました。しかも進化スピードの速いITの世界にあって、自分の知識が古くなってしまっているとも感じていたことから、ITに関する全般的な資格取得を目指すことにしました。

幸い、当社には書籍購入やセミナー受講等を一定金額まで会社が補助してくれる「Study Aid」という制度があります。これをフル活用して勉強を重ね、入社5年目ごろに「基本情報技術者」、8年目ごろに「応用情報技術者」を取得しました。また、海外の方から英語でのお問合せを受ける業務に就いていた際には、「Study Aid」を使って英語を勉強していたこともあります。

今後は更なるスキルアップのため、この制度を活用して「情報処理安全確保支援士」の取得を目標としています。

株式会社ケアサービスとも 近藤 ひかる(こんどう ひかる)

株式会社ケアサービスとも

入社6年目
近藤 ひかるさん

将来を見据えた仕事のために資格を取得

取得した資格:介護福祉士

中学を卒業し社会に出たのですが、17、8歳になると将来を見据えた仕事をと考えるようになりました。そんな矢先、母方の祖母が倒れたのです。母は仕事を続けながら介護施設にも自分が連れていくと言っていたのですが、私が介護の資格を取って、祖母の面倒を見れば少しは親孝行になるはずと介護士を目指すことにしました。

介護系の実務資格は、「介護職員初任者研修」(旧ホームヘルパー2級)に始まり「介護職員実務者研修」(同、1級)、国家資格である「介護福祉士」があります。私はまず介護職員初任者研修を取得。その資格を生かして今の会社に就職しました。

その後、実務経験を重ね、昨年介護福祉士も取得しました。試験対策用に会社で講師を呼んでくださったのはありがたかったですね。同業者の知り合いに、ここまで手厚い会社はそう多くないと聞きました。会社にはとても感謝しています。

国家資格を取ったことで、介護のプロとして強い自覚が生まれました。今は、更に仕事で生かせるような、「福祉用具選定士」や「福祉住環境コーディネーター」などの資格にもチャレンジしようと思っています。これからもスキルアップできるように頑張っていきたいです。