ユニテックスが開発・販売するLTO（Linear Tape-Open）装置は、保存メディアとしてLTO磁気テープを活用し、USB接続で簡便に大容量データを保存できる。国内のみならず海外30カ国で販売されていて、インターネット上にデータを保存するクラウドストレージにはないメリットがあるという。
　「企業が蓄積するデータは、資産として簡単に削除できないものがあり、積み重なれば膨大な量になります。当社のLTO装置によるデータ保存はテープ１巻で45TBという大容量で、維持する電力も不要。データ資産を守りながら効果的な運用ができます」（小杉代表）
　このほかにも金融機関や官公庁向けに、異なる形式の高機密データの交換運用を可能にするデータ/メディア交換システム事業を展開。また、長年のデータストレージ技術を活用したソリューション事業では、同社がトップパートナー契約を結ぶＪリーグの地元クラブチーム向けにAIを用いた選手の自動画像認識ソリューションを提供中。同社の技術は様々な分野で生かされている。
　データを保存するならPCでもスマートフォンでもクラウド上が一般的だが、これらのデータはデータセンターに送信されサーバーという機械に格納される。サーバーを安定的に稼働させるには大量の電力が必要で、クラウド上のデータが増えるほど地球環境に負荷を与えるのではないかと、小杉代表は話す。
　「LTOであれば大容量のデータを手元に保管できます。クラウド上に大量に放置されている使わないデータをLTOのようなメディアに移行できれば、新たなデータセンターを作る必要がなくなり、環境負荷が減ると考えます。当社の事業によって地球環境の保全に貢献し、未来の子どもたちが安心して暮らせる社会になることを願っています」

　同社は育児中のママ社員が活躍しており、育児休業を複数回取得して復職した社員もいる。最近では男性社員の育児休業取得の事例があり、フレックスタイム制を利用して工夫しながら子育てしている社員も多いという。
　「代表自身が子どものいる女性ですし、理解がある職場です。私は引き継ぎマニュアルを活用することで、スムーズに育児休業から復帰ができました。現在はテレワークも活用しています」（入社７年目、営業部営業アシスタントグループの藤原さん）
　また、社員同士のコミュニケーションを大切にしており、部署の垣根を越えた会話が生まれるようにという小杉代表の配慮で、社員が集えるスペースにはいつでも無料で利用できる自動販売機が設置されている。

　自分らしく成長できるかしっかり見極めて会社選びをしてほしいです。皆さんが思う以上に、社会は優しさにあふれています。思い切って飛び込んでみましょう。