日本企業のインターンシップに参加したい留学生を支援する学生団体に所属していました。留学生とコミュニケーションをとるうちに不得意だった英語の会話力もアップ。メンバーと協力しながら留学生をサポートし、受け入れ企業が見つかったときには、大きな達成感がありました。面接では、この活動で学んだチームワークの大切さについて語り、内定を得ることができました。

学生時代に力を入れて取り組んだこと=“ガクチカ”は、就活時に面接でよく聞かれる質問。
この質問には「相手の人間性をより深く知るため」
「力を入れたことに対する取組姿勢を知るため」といった意図があるようです。
実際に先輩たちは、どのような“ガクチカ”をアピールしたのでしょうか?
中小企業で働く4人の事例を参考に、皆さんも“ガクチカ”について考えてみてください!
中小企業の採用担当者に聞きました!
面接の時“ガクチカ”について質問しますか?

GAKUCHIKA01
キャスレーコンサルティング株式会社
入社2年目上原さん

世界の学生と日本の企業をつなげる活動に取り組む

GAKUCHIKA02
宮本警報器株式会社
入社1年目鈴木さん

試飲販売のアルバイトでコミュニケーション力を磨く
スーパーなどでワインの試飲販売のアルバイトをしていました。お客様の好みを聞き出し、ぴったりの商品を提供するのがこの仕事。いい商品選択ができるよう、本でワインについての知識を深めたりもしました。この経験をもとに、分かりやすく相手にものごとを説明することを心掛けているとアピールしたところ、コミュニケーションスキルを評価してもらいました。

GAKUCHIKA03
株式会社協振技建
入社2年目伊藤さん

プロジェクトリーダーとして土壌分析の研究をまとめる
土木系の学科に所属し、卒業研究では外来植物の土壌分析に取り組みました。良い経験になると思い、まとめ役に名乗りを挙げ、計画書の作成から研究メンバーのスケジュール調整、現地調査を踏まえた研究成果発表までをまとめました。苦労もありましたが、学ぶことも多かったです。プロジェクトの管理は、会社でも求められる役割だと考え、面接で積極的にアピールしました。

GAKUCHIKA04
アークメタル株式会社
入社2年目鈴木さん

修理の技術を学んだ自転車店のアルバイト
自転車店のアルバイトで修理と接客を担当していました。パンクの修理やチューブの交換方法を教えてもらうときは、欠かさずメモをとり、また疑問に思ったことはその場でどんどん質問するようにしていました。更に、教わったことは、すぐに実践することで知識や技術が早く身に付くことも実感。そのようなエピソードを語り、積極的に学ぶ姿勢をアピールしました。

●第19号(2019年12月発行)掲載