メーカー保守終了後のIT機器に第三者保守を提供。市場拡大を見据え研修制度を強化し皆で成長する
<カイシャの特徴>
●事業内容:第三者保守サービスのパイオニア
●働く環境:手厚いリフレッシュ休暇制度
●育成制度:市場拡大を見据え育成環境を整備
●仕事のやりがい:主体性を重視。若手も裁量を持つ
社会インフラ企業のパートナーとして伸び続ける第三者保守のパイオニア
メーカーのサポートが終了したストレージやネットワーク、サーバーなどのIT機器に対し、点検、修理等の保守サービスを提供する「第三者保守」。データライブは第三者保守のリーディングカンパニーとして10期連続で最高益を更新し続けている。
主な取引先は、大規模データセンター設備を活用する金融機関や通信キャリア、電力会社、公共交通機関などが中心。社会インフラを支える企業の重要なパートナーとなっている。
同社の強みは、保守サービスの修理や交換に使用する膨大な種類の部品をストックしていること。埼玉県の関東ストックセンターに約32万点の部品を備え、ほぼ全てのメーカーの製品に対応できるという。また、保守に当たるエンジニアの技術力の高さも、同社が社会インフラを支える企業から信頼されている理由となっている。
「当社はIT機器の寿命を伸ばすことで、製品の製造過程におけるCO2排出量を抑制し、持続可能な社会の実現に貢献しています。また、お客様はサーバーなどの交換費用を抑えられることで、AIやサイバーセキュリティーといった別領域へ投資を回せるようになり、コスト最適化が可能になります。海外マーケットの事例を鑑みると、日本国内の第三者保守サービス分野の潜在市場は、今後さらに大きくなると見込んでいます。当社もリーディングカンパニーとして、業界の成長に伴い、事業拡大のための増員や組織づくりに取り組んでいます」(山田代表)
主体性ある社員を育て、業務改善を推進。顧客の助けになる喜び
同社では社員の主体性を大切にしており、若手に裁量ある仕事を託し、業務改善などの提案を歓迎する風土がある。
入社8年目、営業本部の兒島グループリーダーは、グループのメンバーがさらに働きやすい環境を作るため、会社全体の業務改善案も積極的に提案していきたいと語る。
「グループリーダーとして、個々の進捗(しんちょく)状況や仕事の理解度などを把握し、それぞれが力を伸ばせるように目標を設定しています。メンバーが徐々に力をつけて、自分から仕事の進め方などの提案をしてくれたときはとても嬉しかったです。リーダーとしてのやりがいを感じました」
また、顧客の困りごとを解消することに大きなやりがいを感じているという、入社2年目、営業本部の王さんは「メーカーの保守が終了して困っているお客様に、当社のサービスを使ってもらうことで安心していただけるのが嬉しいです」と話す。
オフを充実させる手厚いリフレッシュ休暇制度と社内交流を促進する部活動
プライベートの充実が仕事の活力につながると考える同社では、入社1年、3年、5年の節目で勤続年数によって、3~5日の特別有給休暇と、3~5万円分の旅行券が支給されるリフレッシュ休暇制度がある。有給休暇も取りやすく、有給休暇とリフレッシュ休暇、さらに休日を連結して長期休暇を取得し、遠方への旅行などで英気を養う社員も多いという。
「旅行が好きで、有給休暇と休日をつなげて家族と北海道や熊本などへ行って気分転換しています」(兒島グループリーダー)
また社内には部費が支給される部活動があり、ゴルフや手芸などの8つの部が活発に活動。社員同士の交流の場になっている。
市場拡大を見据え、研修制度やキャリア形成制度などで育成環境を整備
同社では、今後の市場拡大とそれに伴う増員や組織編成に備え、2年前から研修制度やキャリア形成制度の強化を推進している。国内市場のさらなる開拓のため、営業職にはアイスブレイクや商談ノウハウを学べる研修、エンジニア職にはプログラミング言語習得の研修を用意するなど、社員のスキルアップを支援している。
また、個人またはチームを対象としたMVP報奨金制度があり、モチベーションアップにつながっている。MVPは業績拡大への貢献と5つの行動指針の体現という2つの視点で選出され、四半期MVPには5万円、年間MVPには20万円の報奨金が支給される。
その他、主体的なキャリア形成を後押しするため、社内公募制度を導入。希望に応じて他部署へ異動することができ、新たなキャリアを切り開いた社員もいるという。
代表からのメッセージ
今後の市場拡大についていける実力を身に付けるべく、研修制度などを強化中です。私自身も含め、皆で成長していける環境を作っています。
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●第43号 (2025年12月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


