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TORIKUMI REPORT東京カイシャハッケンツアーレポート

見て聞いて、感じることで「真」の姿見えてくる!東京カイシャハッケンツアーレポート

優れた技術や発想を持つ中小企業に出会う
東京カイシャハッケンツアー

 11月13日~15日の3日間、東京ビッグサイトで国内最大級のトレードショー「産業交流展2019」が開催されました。「情報」、「環境」、「医療・福祉」、「機械・金属」、4分野、748社の中小企業・団体がそれぞれの製品・サービスを展示し、商談が行われました。これに合わせて11月13日に「東京カイシャハッケンツアー」を実施。1グループ3~10名程度の参加者がキャリアカウンセラーとともに3社を訪問し、製品・サービスを目にしながら会社の取組や雰囲気を体感しました。

 その中から今回は、文系大学の2年生が参加するツアーに密着。参加者は、「就活が本格化する前に様々な業界を見ておきたい」、「大手企業であれば安心とは限らない。スキルアップし、やりがいを持って働ける会社を知りたい」といった目標を持って、ツアーは始まりました。

キャリアカウンセラーに率いられ、出発

製品・サービスの特徴や強み、社員の情熱に触れる

 最初に訪問したのは「機械・金属」分野の理工電気です。1976年の創業以来、精密電子部品ならびに部品を加工する装置などをオーダーメイドで設計・製造しています。

 ブースには同社が手掛けるコネクタやスイッチなど大小様々な部品が展示されていました。参加者がその一つひとつを興味深く観察していると、社員から会社概要と製品紹介がありました。同社では、部品の自動組み立て装置や、人の腕のように動いて作業を補助するロボットハンドなども開発していると説明があり、技術力の高さがうかがえました。

 3~10名程度の少人数ツアーだけに企業との距離が近く、気軽に質問できます。参加者から「やりがいは?」「どのような分野で使われているのか?」、「今後挑戦したいことは?」といった質問が相次ぎ、「設計から作るので、ものづくりのよろこびがある」、「精密機械、半導体装置、自動車、航空宇宙、医療機器など幅広く実績がある」、「サービス業にロボットが導入されることを見据え、ロボット分野に力を入れたい」と回答を頂戴しました。ものづくりに対する自信と熱意とともに、技術力があれば規模を問わずに挑戦できることを感じられました。

会社概要ならびに製品紹介 々 製品を見たり、触れたりしながら、技術を体感

発想力と技術力で躍進するベンチャー企業を訪問

 続いて訪問したのは「医療・福祉」分野に出展している設立4年目のベンチャー企業。生鮮食品や医薬品などの輸送に用いられる保冷剤を製造・販売するジャパンコールドチェーンです。参加者にはなじみのない業界でしたが、代表自ら対話を交えながら取組を説明してくださいました。

 「氷の温度は何度かわかりますか?」との問いに「0度」と参加者。続いて、「ドライアイスは?」と質問されると参加者は口を閉じてしまいました。代表はその様子を見届け、「ドライアイスは二酸化炭素を固めて作られ、マイナス80度になる。だから、アイスクリームや冷凍食品も溶けないのです」と解説。「なるほど」と参加者から声があがりました。

 代表によると、ドライアイスは様々な問題を抱えていると言います。「第一に、原料供給が不安定で品薄状態。更に、二酸化炭素を固めて作られるため環境負荷も大きい」とのこと。そこで同社は、水と食品添加物を原料にした保冷剤を開発。さらにドライアイスを冷凍するにはマイナス30度にする必要がありますが、同社の保冷剤はマイナス18度で冷凍可能。そのため省エネ・コストダウンにつながっているということです。

 「この製品のもう一つの自慢が、冷凍庫で凍らせて再利用できるところ。つまり、環境にも人にも優しい保冷剤なのです」と熱く語る代表。そんな代表に参加者から「なぜ起業しようと思ったのか」といった質問が投げかけられました。「北極が溶けている、台風が多いなど、明らかに気候がおかしい、なにかしなければという思いが抑えきれなかった」と回答。「かっこいい」と参加者から感想があがりました。

 最後に今後の展望について、「環境意識の高い消費者が増えている昨今、地球に優しい保冷剤として、家庭向けに売り出したい」とお話してくださいました。高い志を胸に、アイデアと技術で世の中にないものを生み出し躍進するベンチャー企業の魅力に触れたひとときでした。

 3社目の訪問先はIT系のベンチャー企業。日本人の死因の第一位とされる「がん」の早期発見を目指し、X線検査を支援するシステムを開発・販売する、アイエスゲートです。X線検査では、右を向く、左を向く、座る、立つといった動きに伴い、別室にいる臨床検査技師がマイクから指示しています。

 しかし、外国の方、聴覚障がいのある方、耳が聞こえづらい高齢者などは指示を受け取れず、検査に時間が掛かる、更には検査精度が下がるといった課題があるといいます。そこで同社では、技師がタブレットを用いて「右を向く」などのアイコンを押すと、検査室にあるモニターにイラストやテキストが表示されるシステムを開発。全国12施設、18台を導入。説明を省ける、技師の経験を問わず一定した検査を提供できる、早期発見や治療につながるなど評価を得ているといいます。

 更に姿勢を問わず指示が伝わるよう、めがねのレンズ部分に映像を映せるスマートグラスの開発にも注力。試着した参加者は映像が流れると「おお!すごい!」と声をあげました。

 また、社会貢献活動として、手話や字幕付きのがん教育動画を制作し、自治体などに提供しているとのこと。その理由について、「がんに関する正しい知識を得てほしい。私たちは、がんで亡くなる人を減らすことに本気で取り組んでいます」と熱い胸の内を語ってくださいました。IT技術で人の命を救うことに全力で取り組む社員の話に、参加者は真摯な態度で聞き入っていました。

代表による創業物語に聞き入る参加者 スマートグラスのような新技術も体験

特別講座を通して、
やりたいことに挑戦する方法を学ぶ

 ツアーでは、特別講演も聴講できました。今回の講師からは、やりたいことに挑戦する方法についての講話がありました。

 講演中、繰り返されたのが、専門性を身につけることの重要性です。「1万人に1人の専門性を身に付ければ、やりがいや交友関係、高い給与が得られます」

 とはいえ、1万人に1人レベルの専門性をどう身につければ良いのでしょうか。講師は、「100人に1人の専門家なら努力すればなれる。これを2つ掛け合わせれば良い」と説明し、ITスキルと在日経験という2つの専門性を生かして、海外企業の日本法人立ち上げ責任者に選ばれた経験談を話してくださいました。専門性を獲得すれば、その分野で頭一つ抜けることができ、他者よりも優位に物事に挑戦できるというわけです。

 最後にメッセージとして、「人生最後の瞬間に後悔するのは、失敗したことではなく、やらなかったことに対して。なぜなら、やっていたらどうなっていたかと疑問が残るから。みなさんには挑戦してほしい、それも専門性を高めて“賢い”挑戦をしてほしい」という言葉を投げかけてくださいました。参加者は専門性を身に付け、挑戦することの意義を学びました。

専門性を高めることの重要性を痛感させられた講演会

東京カイシャハッケンツアー参加者の感想

・画期的な発想や技術を持つ企業があふれていた
・疑問に思ったことをその場で解消できてためになった
・多くの企業が仕事の幅が広く、達成感もあると感じた
・社長や社員の熱意に魅力を感じた
・アットホームな雰囲気が良い
・文系でも理系分野の会社に入れることがわかった

特別講演参加者の感想

・特別なスキルを持つことの重要性を知れた
・モチベーションが上がった
・挑戦のしかたを知れた
・実際の体験談が聞けて良かった

まとめ

 今回のツアーでは様々な製品・サービスに携わる3社を訪問。なかには知らなかった業界、業務が含まれており、参加前は、当初興味のなかった分野に関心を持つきっかけとなりました。更に製品を手にしながら、技術や発想を理解し、社員の熱意に触れることで、業界・企業・製品理解を深めるとともに働く意欲を高める機会にもなりました。就活中の参加者だけでなく、これから活動を始める方にとっても、学び多い1日となったようでした。

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