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中小企業しごと魅力発信プロジェクト取り組みレポート

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取り組みレポート

第二回:企業×学校関係者就職情報交流会/12月15日(金)実施

 2023年12月15日、新宿NSビルイベントホールにて『令和五年度第二回企業×学校関係者就職情報交流会』が開催されました。採用活動が長期化する中、2024年卒の学生の採用活動を一部継続している企業もあるようです。一方、2024年3月からは2025年卒向けの採用活動もスタートします。こうしたタイミングでの交流会には、2024年卒の現在の情報はもちろん、2025年卒以降の情報を求めて学校関係者、企業担当者が大勢集まり、積極的な交流が図られました。

最新の情報と新たな大学との出会いを求めて、多くの企業が参加し盛況の入場受付

交流会の意義と流れを再確認

 「とにかく2024年卒の学生を一人でも確保したいです」「2025年卒の学生の動向などが知れたら良いと思って参加しました」など、様々な声がある中、交流会に先立ち企業担当者に向けたオリエンテーションが行われました。まず、事務局から交流会に関しての説明の後、愛国学園短期大学、神奈川大学、清泉女子大学、創価大学、東京国際工科専門職大学、東京成徳大学の6校が1分間のマイクリレーを行い、自校と自校の学生の魅力などをPRしました。最後に、「人材確保相談窓口」「奨学金返還支援事業」「きづくインターンシップ」の説明があり、オリエンテーションは終了。企業担当者は順次、学校関係者との交流会会場へと移動していきました。

オリエンテーションで説明を熱心に聴く企業担当者
1分間マイクリレーを待つ6校の学校関係者

積極的な情報交流がスタート

 交流会は、学校関係者と企業担当者が10分を目安に対面で話をします。IT関連の企業担当者や製造業の担当者からは「引き続き2024年卒の理系学生を採用したいと思っていますが、理系学生は人気でなかなか厳しい状況です」という声が聞かれました。一方、「公務員試験にチャレンジして残念な結果になったり、大学院進学から進路変更したりした学生が一定数います。そうした学生に2024年卒採用の情報を一つでも多く届けたいと思っています」という学校関係者の声もありました。

交流のスタートはまず名刺交換から

早期化・長期化に向けての情報交換

 建設関連の企業の担当者からは「売り手市場で大手をはじめ採用活動が早期化しており、当社のような中小はなかなか人材を確保できなくなっています」という意見がありました。その反面、学校関係者からは「長期化しており、なかなか就職先が決まらない学生も増えています」といった声も聞かれました。また「新型コロナが5類となって、今後の説明会や面接はオンラインが減るのか、採用活動の内容とスケジュールを伺いたいです」という学校関係者も多く、アフターコロナの企業の動きに関心が高まっていました。企業担当者からは「現在、短期間での新たなインターンシップを考えているのですが、それが学生の志向に合っているのかなど、学生が求めるものや就職観などを聞けたら良いと思っています」とう声もあり、企業の採用スケジュール、学生の動向や就職に対する考え方など、2024年以降に向けての情報交流も活発に行われていました。

真剣に情報交換をする学校関係者と企業担当者
情報交換が行われる中、通路で次に訪問する学校を検討する企業担当者

まとめ

 製造業の企業担当者からは「前回も参加させていただきました。今回はこれまで交流がなかった学校関係者と交流でき、とても収穫がありました」という声がありました。また、IT関連の企業担当者からは「初めての参加でしたが、多くの学校の方にお会いできて良かったです」といった声も上がりました。学生に優良企業の採用情報を持って帰りたい学校関係者、自社の特徴を学生にPRしたい企業担当者にとって、とても有意義な時間となったようです。