事業の中核は企業向けシステムの開発。「千年続く企業」目指して若手と共に成長
<カイシャの特徴>
●事業内容:提案力を強みにシステムを開発
●仕事のやりがい:会社の成長を支えている実感
●働く環境:困難は協力して乗り越える風土
●育成制度:密度の濃い新入社員研修を用意
業務アプリケーション開発に強みを持ち 規模拡大を目指していく
ファルコは2020年設立の、若さあふれるシステム開発会社。大手や中堅のIT企業で20年近くの経験を積み、管理職なども務めたメンバー7人が、自分たちの理想とする組織を形にしたいと立ち上げた。設立時の合言葉は「千年続く企業を目指して」。変化の激しいIT業界にあって技術をしっかり伝承し、働きやすい環境づくりに努め、長く続く企業でありたいと考えている。
企業の業務アプリケーション開発を得意とする同社は、外資系保険会社向け販売支援システム開発や、大手人材会社のポイント管理システム開発などの確かな実績を有する。経験豊富なエンジニアが会社の中核を担っているだけに、確かな技術力と、高い提案力・顧客折衝力が強みになっているという。
さらに持続的な成長に向け、同社は2024年度入社から新卒採用も始めた。
「社員が増えれば対応力が高まり、会社の成長が加速して、皆のやりがいにもつながります。新卒もキャリア採用も、人材の拡充は今後も積極的に進めるつもりです」(橋本社長)
順調に経営を軌道に乗せてきた同社が、現在まで主力事業にしてきたのは、立ち上げメンバーのネットワークを生かした、顧客常駐型のシステム開発や保守運用。今後もこれを基盤にしつつ、さらなる成長のために不可欠と橋本社長が考えているのが、自社開発・自社ブランドのアプリケーションの提供という。
「例えば、スマートフォンで勤怠管理ができる汎用性の高いアプリの提供などです。中小企業もしくは個人事業主といった、より幅広い利用者層へ向けた独自のアプリを開発することで、当社はユーザーにもっと身近な存在になるはずです」(橋本社長)
このような目標を見据えつつ、プロジェクトごとに分かれて働くメンバーたちと、今後の組織づくりの議論も活発に行っているという。

成長途上の会社だから 自分の努力が会社の未来に直結する
「橋本社長などベテランメンバーとともに、全員で会社を成長させていけることが大きなやりがいです」
こう話すのは、入社2年目、プロダクトソリューション事業部主任の男性社員。今のプロジェクトでは、同社社員を含めた16人からなるチームのリーダーを務めている。
また、入社2年目、フィナンシャルソリューション事業部の女性社員が実感しているやりがいは、目の前の仕事が自身の成長に結び付いていること。
「前職では主にテスト工程を担当していましたが、今はシステムの機能拡張を担うチームに加わっています。開発業務を本格的に任されたのは初めてで、ものづくりの楽しさを味わいつつ、技術者としての成長を感じています」

「楽しく、長く働こう」を実現するために社内環境や制度を整える
「楽しく、長く働こう」。設立4年目を間近に控え、橋本社長は改めて社員たちにこう呼び掛けている。
「千年企業を目指すからには、長く働ける会社でなければなりません。そのためには、楽しく働ける環境整備が欠かせないと考えています」
もちろん、仕事は楽しいときばかりではない。若手が苦しい局面に直面したとき、上司や先輩がしっかりサポートし、一緒に乗り越える環境を根付かせたいと橋本社長は話す。
ユニークな福利厚生制度もあり、その一つが「おしゃれ手当」。身だしなみも大切にしてほしいとの考えから生まれたもので、服の購入やネイル代などに会社からの補助を行っている。
また、同社は「令和4年度港区ワーク・ライフ・バランス推進企業」に認定。社内のSNSや、業務時間外に社員同士で行うイベントに補助金を出す制度により、社内コミュニケーションの活性化に努めていることが認められた。
さらに、社員が健康的に仕事に取り組める環境づくりを行い「健康経営優良法人2023」にも認定されている。

社員の拡充や能力の多様化に合わせて 研修制度も整備
同社は未経験者向け研修体制の整備も進めている。入社後2カ月は独自の研修でビジネスマナーやプログラミングの基礎を学び、その後は先輩社員に付いてOJTで実践的スキルを磨いていく。
「未経験者は、個々のスキルに合わせ半年から1年程度のOJTを実施しています。また、当社が得意とするオープン系システム開発に必須のJavaプログラミング研修など、社員が講師を務める勉強会も実施しています」(橋本社長)

社長からのメッセージ
当社に入りIT業界の第一歩を踏み出す方に期待するのは、素直さと前向きさ。先輩や上司の知識や経験を素直に吸収し、成長に前向きであってほしいと思います。

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●第33号 (2023年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。