高い技術力と信頼性でネットワーク機器を開発。社員の自主性を尊重し、働き方やキャリアを支援
<カイシャの特徴>
●事業内容:通信インフラを支える機器の開発
●働く環境:希望により他部署への異動も可能
●育成制度:自主性を重んじて学ぶ環境を整備
●仕事のやりがい:若手も責任ある仕事に挑戦できる
通信インフラを支える光通信ネットワーク機器を開発する
大手通信会社などによって社会の隅々まで張り巡らされ、オフィスビルや工場内などでも各種のデジタル機器を結ぶために築かれ、社会に欠かせないインフラとなっている通信ネットワーク。FXC は2001 年の設立時から、そうしたネットワークでデータを円滑にやり取りするための機器の一つである、光通信ネットワーク機器の開発・ 製造・販売・導入支援を行ってきた。主力製品には、高速かつ大容量のデータが送受信できるWDM(光波長多重通信)装置、電気信号を光信号に変換するメディアコンバーターなどのほか、業務用の無線LAN機器も手掛け、オフィスや学校、ホテル等で使用されている。
「当社の大きな特長は、『FXC』『LightEdge』という自社ブランドでビジネスを行っていることです。製品の7割が国内生産で、アフターフォローにも努めてきた結果、信頼できるブランドとしてお客様から定評を得ています」(谷輪代表)
25年近く光通信ネットワーク機器に関わってきた実績は信頼の獲得と同時に先進的な製品開発にも生きており、同社の製品はこれまで4回、技術力の高さを評価する業界団体から表彰されている。
「当社の製品は通信ネットワークの基盤を支えるもので、20年近く使われるレガシーな製品もあります。一方、大手通信会社が持つ基幹ネットワークは高速化、大容量化が進んでいます。それに対応するため、当社は先進技術の研究にも積極的に取り組んでいます」(谷輪代表)

希望があれば他部署の仕事も経験し、自分に最適なキャリアを形成できる
「入社理由の一つでもあるのですが、リモートワークが浸透していることに働きやすさを感じます」と話すのは、入社2年目、内勤営業の中田さん。チーム内のコミュニケーションを考え週1回の出社が推奨されているが、選ぶのは本人次第。中田さんは週1回の出社日に先輩との昼食などを楽しんでいるという。
また子育て支援の環境も整っていると中田さんは続ける。「所属チームのリーダーが幼い子どものいる女性で、子育てと仕事の両立をしている様子を間近に見て、ライフステージが変わっても仕事を続けられそうだと安心しました」
同社は入社後のキャリア形成の自由度も高く、特徴的な取組として「社内異動チャレンジ制度」を設けている。本人の希望で他の部署に異動できる制度で、1年後に元の部署に戻ることもできる。また「チャレンジ兼任制度」では、興味のある部署の仕事を3カ月ほど兼任で経験することが可能。兼任先が自分に合っていると思えば異動を願い出ることができる。

基礎研修は先輩社員が担当。自主性を重んじ、社外の学習サービスも活用
入社後の最初の研修で学ぶのは、同社が手掛ける光通信やネットワークに関する基礎知識。3カ月ほどかけて社内にどのような業務があるのかを把握し、その後配属先でOJTによる実践的な研修に移る。
「私は新入社員全員が受ける基礎研修の一部と、配属後のプログラミング研修の講師をこの数年担当しています。プログラミング研修については時にはオンラインでも勉強会を開き、本人の理解度に応じてマンツーマンで指導しています」(入社5年目、ソフト開発の福本さん)
新人を含めた全社員向けの研修としては、オンライン学習サービスと契約しており、約8,000本のコンテンツから3カ月に最低1本は自分で研修を選び、学ぶことを推奨している。同社には学びについても自主性を尊重する風土があり、谷輪代表も現在、社会人大学院に通い法学を学んでいるという。「社員にも同様の希望があれば、実現の方法を一緒に考えたい」と谷輪代表は話す。

早くから仕事を任され、自分の考えで新たな企画に挑戦できる
同社では若手社員も責任ある仕事に挑戦することができる。
「ECサイトでの販売を任されています。会社としても1年前に始めたばかりの事業なので、セールの企画など自分で考え試行錯誤できることにやりがいを感じています」と中田さん。
一方、ソフト開発を担当する福本さんが挙げるのは技術者ならではのやりがい。「自社製品の開発なので、設計などの上流からプログラミングまでの一連の工程を社内で手掛けています。当面の目標は、知識を身に付けてより上流の開発を担えるようになることです」

代表からのメッセージ
社会人になっても興味が持てることを見つければ人生は大きく変わるはず。目の前の仕事だけに流されず様々なことに関心を持って行動してください。

このカイシャが10秒でわかるムービー
ムービーはこちら

●第37号 (2024年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。