学習効果アップを生む「ICT教育空間」をデザイン。働きやすい環境で、子どもたちの未来を育む
<カイシャの特徴>
●事業内容: 教育機関向けICT製品の企画~販売
●育成制度:3カ月間の新人研修と充実したOJT
●働く環境:社員の待遇を第一に考える風土
●仕事のやりがい:最善の教育環境を提供する喜び
現場のニーズに応えるデザインで教員、児童・生徒が満足する空間を実現
教育機関向けICT(情報通信技術)関連製品の企画・開発・販売を手掛けるガイアエデュケーション。文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」に基づいて小・中学校で1人1台の情報端末による授業が行われるようになった今、ICTを活用し児童・生徒たちが能動的に学習に参加できるような空間づくりが重視されている。2006年設立の同社は、独自の手法で事業を展開し、全国自治体の約4割に相当する660の区市町村と取引を行っている。
「私たちは、取引先のそれぞれのニーズをカスタマイズして商品を提案する『ニーズカスタマイズ』を軸に事業展開しています。それぞれの現場の要望や教室のサイズに合わせた、小ロットのオリジナルカスタマイズにも柔軟に対応できるのが、当社の強みの一つです」(林代表)
さらに事業を拡大していくために、同社の製品を提案してくれる販売店戦略にも注力している同社。日本でも競技人口が増え続けているeスポーツの空間づくりにも進出しているという。
「eスポーツに取り組む学校も増えてきています。ある高校のeスポーツ部の部室を手掛けましたが、その影響で入学希望者が増えたと大変喜ばれています。今後も世の中の流れを読み、ニーズに的確に応えていきたいと考えています」(林代表)
3カ月の新入社員研修とOJTで経験を積み、勉強会で最新技術や情報を共有
入社後は3カ月の新入社員研修で基礎を学びながら、先輩についてOJTで実践的なスキルを身に付けていく。
「入社1カ月目に、先輩社員が受注した2,000台の機器を導入する大規模案件を経験しました。早いうちから外部のスタッフの方と連携して、信頼関係を築けたことは、とても大きな財産になっています」(入社3年目、営業本部の岩谷さん)
また、ICT機器は進化のスピードが速いため、勉強会を随時行うことで、最新情報や知識を全社で共有するようにしている。
「電子黒板などの製品を提案・販売するに当たり、様々な知識が求められます。取引先の要望に的確にお応えし、効果的な使い方を伝えるために、勉強と情報収集は欠かせません」(入社3年目、営業本部の森嶋さん)
残業は少なく休みやすい。社員一人ひとりの努力に応える組織風土
最適なICT教育空間を提案するために、社員の個性や感性を大切にしている同社は、社員が働きやすい環境づくりに取り組んでいる。育児休業は3人の男性社員の取得実績があり、女性社員は取得率、復職率とも100%。復職後は短時間勤務制度の適用期間の延長や、時差出勤などにも柔軟に対応しており、子育てをしながら管理職を務める女性社員もいる。
「ロールモデルとなる女性の先輩たちがいるので、私自身、ライフステージに変化があっても安心して働き続けられそうです」(森嶋さん)
また、残業時間が少ない上、有給休暇も取得しやすく、プライベートの充実を図れる環境が整っている。
「有給休暇は9割以上消化しています。日々の残業も少ないので平日も家族と過ごせるのが嬉しいです」(岩谷さん)
さらに、子ども1人につき2万円の手当を支給しているほか、目標額を超える利益を上げたときには、全社員に臨時賞与が出るなど、社員一人ひとりの努力にしっかりと応える組織風土が根付いている。
教員や児童・生徒たちの笑顔があふる学習空間を提供できる喜びとやりがい
同社は、ICT機器導入後の教室で授業風景を見学したり、教員や児童・生徒にアンケートやインタビューを行い、学習効果の検証を行うことにも力を入れている。そうした検証結果から、子どもたちの未来を育み、社会に貢献しているというやりがいを実感できるという。
「子どもたちが目をキラキラさせながら勉強に集中している姿を目にしたり、先生方から感謝の言葉をいただいたときは、提案してよかったという喜びを感じます」(岩谷さん)
「提案に関わった教室が出来上がったときは嬉しいですし、子どもたちの未来のために役立っていると感じます。今後はこれまでの取引先との関係を深めつつ、新規開拓も進めていきたいです」(森嶋さん)
代表からのメッセージ
子どもたちがワクワクしながら学べる空間をつくるために、感じたことを形にしながら、私たちと一緒に成長していきましょう。
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●第42号 (2025年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


